オークション
おーくしょん
概要
競売とも呼ばれる。何かしらの商品があった時に複数の買い手が値段を提示し、その中で最高金額を提示した買い手が商品を買うというものである。
形式は様々であり、細かい違いがあるが、何かしらの商品の価値を買い手が決めるという形式は同じである。有名所は魚などの生鮮品の卸売市場による競りであろう。
また、個人と企業との間でオークションが起きる事はあまり無いが、インターネット上であればネットオークションなどで個人対個人によるオークションが生じる事もある。
当然ながら、買い手にとってその商品に対し幾らの金額を出す事が出来るか、という部分もあるが、ネットオークションなどでは他の買い手との読み争いも存在する。
オークションの落札価格は事実上は青天井であるため、歴史のある作品やプレミアものが一般人にとっては手の届かないような価格で落札されることもままある。
オークションの種類
オークションは主に他の買い手の提示価格がリアルタイムに分かる公開入札と他の買い手の提示価格が分からない封印入札に分かれる。
公開入札
イングリッシュ・オークション
買い手が徐々に値段を上げていき、最も高い金額を提示した買い手がその価格で落札するという一般的な形式であり、競りはこれに当たる。
封印入札
一定期間の間落札希望価格を受け付け、その一定期間満了後に価格が開示され落札者が決まる。
ファーストプライス・オークション
最も高い落札価格を提示した買い手が落札する一般的なもの。裁判所の不動産売買などがこれにあたる。
セカンドプライス・オークション
最も高い落札価格を提示した買い手が2番目に高い提示金額で落札するというもの。一見すると不思議な理論のように見えるがある種理に適ってはいる(後述する)。
落札価格について
イングリッシュ・オークションの場合、基本的に落札価格は2番目に高い金額を提示するであろう買い手の金額で落札価格がきまる。
例えばある商品に対し、3人の買い手がおり、Aさんは1000万、Bさんは70万、Cさんは50万まで出せる状況であれば、Aさんが70万以上の金額を提示した時点で残る2人は落札を諦めるはずである。よってAさんは1000万という金額まで出せても、Aさんが急激に値段をつり上げる、等と言うことをしない限りは70万(2番目に高い提示金額)+αの金額で購入出来ることになるわけである。
セカンドプライス・オークションの理屈はこれに基づいている。
インターネットオークション
インターネットオークションの場合は、上述の公開入札形式であるが以下のような違いがある。
- 本人確認書類の提出が必要
- 出品者は自身の出品する商品の写真や説明文などを付ける
- 開始金額を決め、終了日時、即決価格などを決める 落札価格が即決価格に達するか、終了日時に達した時点で最高金額を提示した買い手が落札者となる
- 落札された場合は宅配便などで商品を送る 送料は落札者が負担する場合と出品者が負担する場合に分かれる
入札についても予め入札限度額を決定し、その金額内であれば再入札を自動で行う機能が付いたオークションが多い。
また、入札の度に運営会社に手数料を払うというペニーオークションというオークションも存在する。この場合、落札価格自体は安くとも入札回数次第では多額の手数料を取られる羽目になる(落札出来なくても手数料は戻らない)。
また、インターネットオークションはオークション終了時に、入金や商品の発送を行うという性質上トラブルが起きやすく、出品者や入札者の評価機能が存在する場合が多い。
有名なものではヤフオク!などがこれにあたる。
ピクシブに於ける利用
ピクシブではオークションというとイラスト内で人身売買が行われている、オークションに参加しているキャラ等を書いた物、そのイラストをネットオークションなどで出品している事を示しているケースが多い。
1番目については基本的にはR-18のイラストであり、女の子が人身売買されているケースが多い。人身売買でなければ、R-18以外のイラストも存在するが。
2番目については一番問題はなさそうだが、作品数は少なめである。
3番目については言ってしまえば宣伝の一種である。二次創作などが認められていない(黙認含む)作品の場合はオークションの利用規約に反する行為となることが多い為、要注意である。
一次創作の場合は問題視されるケースはないと思うが、宣伝行為と受け取られる為に賛否両論であるのは間違いない。