あんたは「正しい人」なのか?......
信じたい...
もしかして「いい人」なのかも?と信じたい......
僕の行動の方が「悪」かもしれないと......
概要
スティール・ボール・ラン88話、89話のタイトル。
原作未読の方は以降ネタバレ注意。
経緯
ジャイロに死の間際に託されたLESSON5から生まれたタスクACT4を大統領に打ち込むことに成功したジョニィ。
ACT4を打ち込まれた大統領はジョニィに対し完全敗北を宣言する。
しかしここで大統領はある取り引きをジョニィに持ちかける。
「ここからは『取り引き』だが......」
「わたしならこの場所へ『ジャイロ』を連れてこれる」·
「可能なのはわたしだけだ」
「もしわたしがこのまま「死ぬこと」があれば......」
「それは永久に失われることになる」
「ジャイロはもう二度とこの場所に戻ってこないぞ......どおする?」
大統領はジョニィに、D4Cの能力で平行世界の生きているジャイロを連れて来ることを条件に、無限の回転エネルギーの逆回転を打ち込んで無限の回転を止めるよう取り引きを持ちかける。
ジョニィは大統領を疑っていたが、大統領の話を聞いていくにつれ、大統領の今までのことは全て「愛国心」ゆえの行動であることを知る。
それは、私利私欲の為に遺体を集めて来たジョニィにとって、大統領の行動は「正しい道」を歩んでいるように思えた。
「あんたはきっと『正しい道』を歩いている」
「あんたをそう...信じるよ......」
だがジョニィは大統領に落ちていた拳銃を投げ渡す。
その拳銃は大統領がジャイロにとどめを刺す際に使用した物だった。
「僕は...あんたの『誓い』を今........100%信じることにした」
「だがあと『1%』信じたい」
「あんたの誓いの「裏」のさらなる「裏」に「だまし討ち」と「裏切り」が潜んでいない事を・・・」
「拾ってみろ ヴァレンタイン大統領」
大統領は拳銃を暫く見つめ、口を開く。
直後背中に隠し持っていたもう一丁の銃でジョニィを銃撃する。
そしてジョニィは大統領と激しい撃ち合いをする。
ジョニィは弾丸を受けながらも大統領の心臓に3発爪弾を命中させる。その最中、
おいジョニィ...
ジョニィ...こっちだ...
こっちだぜ
オレはこっちへ...進むぜ...
ジョニィは天に昇りゆくジャイロの魂を見る。
そうゆう事なら......そうゆうことでいいんだ...
オレの本名は...
誰にも言うなよ......
じゃあな............元気でな
「ジャイロ......」
「すまない......」
「すまなかった......」
「信じたかった 本当に...大統領を信じたかった」
「さようならジャイロ」
「さようなら......」
タイトルについて
ブレイク・マイ・ハート(Break My Heart)は胸が張り裂ける思い、悲しみという意味があり、
ブレイク・ユア・ハート(Break Your Heart)は他人の心を打ち砕くという意味がある。