※「スティール・ボール・ラン」のネタバレにつき注意
概要
第7部終盤、ジョニィ・ジョースターのタスクACT4の前に為す術がなくなったヴァレンタイン大統領は、今までやってきたすべてのことは全て「愛国心」ゆえの行動であり、国家の為にまだ死ぬわけにはいかない、とジョニィに攻撃をやめるよう取引を持ち掛けてくる。ジョニィも自身のことを振り返り、「自分よりは」大統領の方が正しい道を歩いていると打ち明ける。
そして、ジョニィは大統領の言葉を100%信じると告げた上で
だがあと『1%』信じたい
とも告げ、裏切ろうとしていないことを確認するために、ジャイロにとどめを刺した際に弾丸が空になったリボルバーを拾うことを求めた。大統領はそれに応じ、拾おうとする。が、リボルバーに近づいて拾おうとしたそのとき、大統領は急にジョニィの方へ身体を向け
我が心と行動に一点の曇りなし………!全てが『正義』だ
と背中に隠し持っていたもう一丁の銃でジョニィを銃撃する。大統領の裏切りを感づいていたジョニィはすぐさまタスクで応戦し、銃撃を受けながらも大統領の首へ1発、胸元へ3発の爪弾を命中させる。そして、天に昇っていくジャイロの魂を見ながら、大統領の脳天へ爪弾を撃ち込み、とどめを刺した。
補足
要するに、まともにやりあっても勝てない相手に対して卑劣な不意打ちをしようとしたが、それすら秒で見透かされたという、客観的に見ればとんでもなくダサいシーンなのであるが、荒木先生のセンスゆえ非常にカッコ良く描写されている。
また同時に、いくら卑劣で汚いやり方だとしても、絶対に国家を守るという大統領の強い覚悟が表れているシーンでもあり、作中でも屈指の人気を誇る名場面である。
関連イラスト
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ファニー・ヴァレンタイン ジョニィ・ジョースター ジャイロ・ツェペリ
全てが『正義』だ…表記揺れ