『ジョジョの奇妙な冒険 スティール・ボール・ラン(SBR)』のネタバレを含みます。これから作品を楽しみにしている方は閲覧注意。
ジョニィ!
『LESSON5』だ …そう…確か
次は『LESSON5』だ
概要
ジョジョの奇妙な冒険_第7部「スティール・ボール・ラン(SBR)」に登場するもう一人の主人公・ジャイロ・ツェペリの台詞。
これは彼が最後にみせた黄金の道筋に繋ぐ意思、そして戦友に贈る感謝の現れ。
経緯
19世紀末に行われた「北米大陸横断レース」の終盤。参加者であるジャイロ・ツェペリとジョニィ・ジョースターはレースに隠された陰謀「奇跡を起こす『聖人の遺体』収集」を知り、黒幕・ヴァレンタイン大統領と聖人の遺体の奪い合いに奔走していた。だが全ての遺体がヴァレンタイン大統領の手中に収まり、それにより更なる段階へ達した彼の能力に悪戦苦闘するジャイロとジョニィ。
2人は代々ツェペリ家に伝わる【「黄金長方形」のフォームを象った騎乗を利用した、更なる「黄金の回転」を加える技術(エネルギー)】が状況打破に繋がる「答えがある」と信じるが、自分達の行動を警戒するヴァレンタイン大統領相手に困窮していた。
自分達が信じて進む勝利への道は、ネットにはじかれたテニスボールがどっち側に落ちるのか誰にもわからない「神」の領域にも並ぶ、こんなにも険しい狭間だと……。
命を懸けてヴァレンタイン大統領と再戦する場面。ジャイロは突然思いついたかのように『LESSON5』と、これまで苦楽を共にしたジョニィへ語りかける。
オレは このSBR(スティール・ボール・ラン)レースで いつも最短の近道を試みたが
『一番の近道は遠回りだった』
『遠回りこそが俺の最短の道だった』
この大陸を渡ってくる間ずっと そうだった
そして おまえがいたから その道を渡って来れた
ジャイロは、まるで尊敬するかけがえのない相手に向けるような眼差しでジョニィに告げた。『LESSON5』と言われた相手は、突然のことで訳が分からないと困惑した表情。
これはジャイロなりの助言(アドバイス)であり、そしてここまで共に走ってきた友への感謝(サンクス)も込められた言葉だった。
まだ意図を理解してないようなジョニィだったが、きっと今までの『LESSON』みたいに答えに辿り着けると信じて、自分の漆黒の意思とは違うジャイロの流儀にのせた意思だったのだろう。
険しい狭間にある勝利(みらい)への道。これに繋がると信じる言葉(きぼう)を託した戦友を背に、ツェペリ家の男は愛馬・ヴァルキリーを走らせる。
最後の試練に決着を付けるため、終着の道に立ち向かっていき…………
関連項目
鉄球(ジョジョの奇妙な冒険) / ボール・ブレイカー タスク(ジョジョの奇妙な冒険)
『ジョジョの奇妙な冒険 戦闘潮流』に登場するツェペリ家の青年。彼もまた最期に戦友へ希望を託す道筋を辿る。
次の試練に決着をつけるためヴァレンタイン大統領は、ジョニィ・ジョースターに迫る。
ジョニィは苦心と苦闘の末に、最期の一走りに賭けた。【「黄金長方形」のフォームを象った騎乗を利用した、更なる「黄金の回転」を加える技術(エネルギー)】のために馬の上から「黄金長方形」のフォームを象った「黄金の回転」を伝達させるのではなく、あえて遠い廻り道をして『LESSON5』を達成(クリア)したッ!
それは馬の下、負傷して倒れている愛馬・スローダンサーの「黄金長方形」のフォームを象った状態(タイミング)でジョニィが蹴られる事で「黄金の回転」を伝達させる逆転の発想ッ……
そして『LESSON5』を達成(クリア)するための「偶然」に賭けたのだろう……
" 『LESSON5』はこのために… "
" 本当に本当に "
" なんて遠い廻り道……… "
聡明なヴァレンタイン大統領でさえ想定範囲外の反撃に、体の芯から突き抜ける次元の狭間を超える回転(エネルギー)・タスクACT4を撃ち込み、それでも最期の悪足搔きを制して彼を撃ち倒したジョニィ…
" ありがとうジャイロ 本当に… "
" ……本当に…… "
" 「ありがとう」… "
" それしか言う言葉がみつからない… "
さようなら
ジャイロ…………
さようなら