概要
乙姫菜々の代表作である純愛漫画。正式タイトルは「純愛山河メヌエット」。週刊サファイアの看板作品になるほどの人気。(ただし「真君」「愛ちゃん」というやり取りが数ページ続くアレな内容だが)
アニメ版のアニオリ回「アニメで儲けろ!」ではテレビアニメ化もされたが、謝礼金に目がくらんだ両津勘吉が原作者の菜々と担当編集の竜千士氷が第二部の舞台となるヨーロッパへの取材旅行で留守の間に、原作者代理人を騙ってした事によって無理矢理変身ヒロインアニメにされた。
その後どんどん両津がスポンサーと契約してあれも出せこれも出せと指示をした挙句、(両津本人も「テレビ局は視聴率を取るためならどんな手段も使うから原作にないキャラを出すことなど屁とも思わんのだろう」と言いつつ)「マスコットキャラクターを3匹登場させる」「誠が巨大ロボットに乗って愛に襲いかかる。」「愛が五つ子の姉妹の末っ子という設定にされる(そしてその4人のお姉さまも案の定変身する)」「原作再現がセリフ一言だけ」「デデデミラー貼りに商品の宣伝ばかっり」という、純愛からひどくかけ離れたオタキングもビックリのカオスアニメにされてしまい、激怒した編集部によって「こんなのメヌエットじゃねー!」と打ち切りになった。後番組はロボ刑事番長。
こうなったそもそもの元凶は作品のコンセプトに合わなすぎる商品を開発(おそらく原作の表紙くらいしか見ていないと思われる)し、どうにかして売らせるよう両津に頼み込んでしまったスポンサー・立石玩具である。
おそらく(週刊誌がないという都合上原作ストックが少なく、やむを得ずの措置として)玩具メーカーがスポンサーに付くことで原作と別物になってしまう80~90年代の少女漫画原作アニメを皮肉ったものと思われる。(似たような例としてアニメこち亀と同じスタジオぴえろが製作した『赤ずきんチャチャ』がある)
- その後も週刊サファイアの看板作品として連載を続けているようだ。