概要
両津が少女漫画雑誌の「サファイア」に「両津・パトリシア・勘子」名義で連載していた漫画。
経緯としては、漫画に空きが出来たのがきっかけで両津が名乗り出たのが始まりであった。
少女漫画雑誌に掲載された漫画とは思えないほどのハチャメチャな作風だが、読者からはなぜか好評で、すぐに連載が開始された。
4コマギャグで、内容は番長がリモコン操縦型のロボットで悪者を退治するというものなのだが、毎回両津の思いつきでチラシの裏に5分程度で描いていたため、詳しい内容は不明。
両津曰く「少女漫画好きな連中にはこの荒々しい絵柄が新鮮に見える」と言って描いた。
- ただし、「荒々しい」と言うよりは「描き殴った」に近く(星のデデデに匹敵するほど雑)、字も汚くて読みづらい。
次第に人気は低迷し、打ち切り寸前にまで追い込まれ、その後サファイアを買い占めて読者アンケートの好きなマンガの欄を全てロボ刑事番長にする事で連載を継続(アニメ版では連載開始と同時に)。しかし卑怯な手段で1位を取ったせいで単行本は全く売れず、最終的には掲載雑誌の分裂騒動の中で打ち切りとなった(アニメでは後述のようにあまりの不人気さと苦情の多さで打ち切りになった)。
- アニメ版では連載開始と同時にこの手段を使用した。両津はボルボや左近寺と共に書店やコンビニに買い占めを行っていた(3人ともサングラスを着けて入店したため強盗と間違われた)。この時、両津は「単行本さえ出れば印税が入る」と言って説得していたが、単行本は全く売れずに100万部全て返本され、ボルボと左近寺が立て替えた漫画と切手代で印税は台無し(と言うか、印税だけでは全然足りない額)だったため、両津は「もう印税生活(印税生活を送っていないのに)は懲り懲りだよ~!」と言っていた。
「週刊サファイアの漫画がアニメ化される」という話を聞いて両津がアニメ化されると思っていたが、実際には乙姫菜々の純愛漫画「メヌエット」であった時は「メヌエットと違って後世に残る名作」とやたら自画自賛していた。
両津がスポンサーの謝礼金欲しさに「メヌエット」のアニメを無理矢理変身ヒロインアニメにしたせいで打ち切りにされた時は、つなぎ番組としてアニメ化された。
- ただし、声優の求人を出しても誰も面接に来なかったので両津1人で声優すべてやる、前述の雑なタッチをそのままアニメにするというあまりに無茶苦茶なアニメにしたためか、3週間(アニメでは1週間)で打ち切り最短記録を更新、「視聴率・商品売り上げ・人気アンケート」全てのワースト記録を更新。悪い意味で後世に残る事になった。
後にあまりの不人気さと苦情の多さ故に打ち切られた後、両津が倒産寸前の関根出版を見つけた時は手を組み、「週刊サファイアを廃刊に追い込む」事を目的に創刊した雑誌「コミック両津」の看板漫画「ロボ刑事番長R」(週刊サファイアでの不人気さを見せ付けられたのに、相変わらず「超人気漫画」と言い張っていた。恐らくは週刊サファイアを潰すために見栄を張ったと思われる)として表紙と共に巻頭カラーで掲載したが、こちらも全くと言っていいほど売れず(そもそも店頭に並べずに返品した可能性すらあるが…)創刊号で廃刊(週刊のび太が樹立した廃刊最短記録更新)になり、両津漫画スクールと関根出版も倒産した。
- なお、他の漫画は両津漫画スクールという漫画塾を開いて生徒に盗作漫画を描かせ(生徒の一人が予習として描いた人間愛をテーマにした漫画も見たが「読者が求めているのは面白い漫画だ」と言って破り捨ててしまった)、無断で掲載していた。しかも道具をやたら高額で販売(ドライバーや分度器などの抱き合わせ)して、その売り上げで経費を用意した(スクリーントーンだけは1枚100円と安かったが、サイズが切手並みに小さく、大量に買わないと使い物にならない)。