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週刊のび太

しゅうかんのびた

藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』のエピソードの一つ。
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概要編集

初出は「小学六年生」1978年5月号。雑誌掲載時のタイトルは「自分の雑誌を作っちゃおう」。

てんとう虫コミックス第17巻ならびに藤子・F・不二雄大全集「ドラえもん」第6巻に収録。


あらすじ編集

のび太は『週刊少年ジャブン』の最新号を買ってきて、新人漫画賞の結果を見るが、自分の応募した作品が佳作にも選ばれていないことを残念がる。それもそのはず、応募者の絵はみんな上手く、のび太が描くような下手な絵が受賞されるわけがないのだ。のび太は「ぼくのまんがのせてくれる雑誌がないかなあ…」とこぼすが、そこでドラえもん「自分の雑誌を作ればいい」と言ってポケットから「雑誌作りセット」を出す。


ドラえもんはどんな雑誌にするか「編集ロボット」に相談するように勧めるが、のび太は自分の漫画だけをのせた雑誌を作りたいと言う。ドラえもんは「一人だけの雑誌なんて聞いたことない」と呆れるが、のび太は「だからこれから作るんだ」と言って、自分の描いた漫画の原稿を「製版印刷製本機」に入れると、製本機から雑誌が出てきた。


のび太はさっそくこれを「全国の書店で売り出そう」と意気込むが、ドラえもんはまずは身近な人から読んでもらうように提案し、「遠写カガミ」を使ってのび太の友達に雑誌を宣伝した。しかし実際に雑誌を手にしたのび太の友達はのび太の漫画の下手さに呆れ、誰も雑誌を買おうとしなかった。のび太が「ただでいいから」と言うと、「全部下さい」と言う人が現れたが、それは古紙回収の業者だった。


そこでドラえもんは、あらためてどんな雑誌を作るか編集ロボットに相談するようにのび太に言うと、編集ロボットは好きな漫画家や読みたい記事のアンケートを取りに出かけた。アンケートの「好きな漫画家」には人気漫画家の名前ばかりが書かれていたので、のび太はそんな人気漫画家に頼んでも描いてくれないと言う。しかしそこでドラえもんが「まんが製造箱」に手塚治虫の漫画「鉄腕アトム」を見本として入れると、コンピューターが作者の絵柄や作風を分析して、どんな漫画を描いてほしいかという要求に応じて「スペースシンドバッド」という新しい漫画を描いてくれた。


漫画以外にもさまざまな企画を取り入れ、表紙にもしずかの写真を載せた「週刊のび太」は好評を博しすぐに売り切れる。しかし読者のアンケートを編集ロボットが読み上げると、雑誌に載せたのび太の漫画が酷評されていたので、のび太は腹を立てて雑誌はもう出さないと言った。


雑誌作りセット編集

  • 編集ロボット

どのような雑誌を作りたいかという相談に乗り、アンケートを取るなどの活動を行う。

  • 製版印刷製本機

上部の口から原稿を入れると、下部の口から製本された本が出てくる。

  • まんが製造箱

漫画を見本として入れると、コンピューターが作者の絵柄や作風を分析して、どんな漫画を描いてほしいかという要求に応じてその作者の新しい漫画を制作する。原稿料はかからない。


備考編集

  • 本作に登場する「まんが製造箱」はAI生成との類似性が指摘されており、あらためて作者の先見性に注目が集まっている。

  • 雑誌初出時ならびに初期のてんとう虫コミックス版では、編集ロボットがアンケートを取った人気漫画家には、手塚治虫鴨川つばめ松本零士ちばてつやの名があげられていたが、現在刊行されているてんとう虫コミックス版では、鴨川つばめの名が鳥山明に変更されている。

  • 2号で廃刊になった「週刊のび太」だが、こち亀にはそれを上回る廃刊最短記録「コミック両津」が登場している。

関連タグ編集

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