概要
2012年4月26日発売。
開発はカプコンではあるが、Slant Six Gamesという海外の会社がほとんど開発した。
時系列は「2」「3」と同一だが、パラレル…というかifである。
「5」から続いている「Co-op」プレイのシステムを取り込んでおり、CPU3人と協力して任務を成功させるというもの。同じ会社の作品で似たようなシステムがあるが気にしてはいけない(というか、その似たようなシステムを採用したゲームの開発中に発案されたのが本作である)。
プレイする際にアンブレラ特殊工作部隊「U.S.S.」または米国特殊部隊「エコー6」の2組織からどちらかを選び、そこからさらにメンバーの内から操作するキャラクターを選ぶ。
ゾンビやB.O.W.以外に、軍人や傭兵といった普通の人間とも戦うことになる。また、ダメージを定期的に受ける上にゾンビを呼び寄せてしまう「出血」、ゾンビに噛まれると「T-ウイルス」に感染して放っておくと味方を襲うことになる「ゾンビ化」といった過去作に似たシステムがある。
他にも、オンライン対応のマルチプレイ等、様々な要素がある。
ストーリーと登場人物
アンブレラ・セキュリティ・サービス「U.S.S.」
今回はハンクの所属したアルファチームの他に、新設されたデルタチーム「ウルフパック」というチームを操作する。なお、ピクシブではウルフパックのメンバーが一番多く描かれている。
ハンク
G回収のために、ウルフパックを連れてラクーンの研究室に降りた『死神』。性格は至って冷酷だが、ストーリーではウルフパックを逃がして1人果敢にGに挑んだりするなど妙に熱血で思い遣りがある。これにより、元から底値寸前だった株を同作で底割れにまで暴落させたニコライとは対照的に、株を高騰させている。
ウルフパック
ルポ(カリーナ・レスプル)
過去にDVする夫を徒手空拳で殺し(裁判では無罪を勝ち取った)、その後紆余曲折あって戦う主婦になった。アンブレラ側から見ても彼女の雇用は非常に高い買い物であり、それもあって子供たちは非常に快適な生活を送っている。奇人変人外道揃いのビックリ人間一座と化しているウルフパックのリーダー兼唯一の常識人であり、彼らをまとめ上げるカリスマと相まって当の彼らから『狼の母』と親しまれている。
ベルトウェイ(へクター・ヒヴァース)
過去の教育を歪んだ形で捉えてしまった結果、爆弾が己のユーモアに必須のガジェットと曲解した末に陸軍に入隊。当然の如く爆弾魔になり、除隊された挙句軍法会議一歩手前にまで追い詰められたこともある巨漢。歪んだユーモアセンスはU.S.S.に所属しても治っておらず、その酷さは派遣先の各戦地で問題を次々と起こしてる原因であるため会社から監視されるほど。今回も爆弾を使って観光気分ときている。もしかしたらこの任務は彼を殺すためのものだったのかもしれない。
バーサ(ミカエラ・シュナイダー)
衛生兵。しかし麻酔はしない。ドSというレベルを超えた異常性を持ち、拷問のプロでもある。
拷問で入手した情報は闇ルートかつ定価でアンブレラが定期購入している。昔は看護師だったのだが、その異常性が仇となって病院をクビになった。しかし意外と仲間を大事にしているなど、ゲーム中では二面性のあるキャラとなっている。
ベクター(本名不明)
偵察兵。日本人であり、ハンクに師事していたため、彼を師と呼び慕っている。隠密スキルによるステルス攻撃等が可能。
フォーアイズ(クリスティーン・ヤマタ)
BC兵。日系アメリカ人。科学マニアであり、最新型ウイルスを使った実験をしたくてU.S.S.に入った真性のウイルス狂。スキルの中にはなんとB.O.W.を操作するスキルを持つ。化学的に大きな実績を何個も持つが、それは捕虜などの人間を使った実験によって生み出されたものだった。その実践的知識は会社からも『類を見ない』と評価されている。この人もベルトウェイ同様、観光感覚でラクーンシティを歩き回っている。
スペクター(ウラジミール・ボドロフスキ)
アンブレラのヨーロッパ支部から転勤してきた通信兵。以前は旧ソ連の諜報機関にいたが、かき集めた情報を使った詐欺や恐喝を行いすぎてしまい、勤務先の逆鱗に触れて祖国を追われた。狙撃兵でもあるため、ライフルを持たせると活躍する。
米軍「SPEC OPS」部隊選抜メンバー「エコー6」
正式に公表されてない米軍特殊部隊であり、特にこういった異常事態に対応する、いわば現実で言うデルタフォースのようなもの。ウルフパックとは良くも悪くも正反対な人生と立場にある。
ディーアイ(クリスピン・ジェッティンガム)
突撃兵。兵士の鑑とも言われるほどに優秀。
ハーレー(エレズ・モリス)
衛生兵。過去に軍医に命を助けて以降、看護兵として生きている。
パーティーガール(シエナ・ファウラー)
通信兵。高名な人物を集めて情報収集し、その情報を売って生きている。
ツイード(マリッサ・ロンソン)
工作兵。ベルトウェイとは違い、爆弾処理のミスで除隊となった。しかし、知識、実力は申し分ないのでSPEC OPSにスカウトされた過去を持つ。
ショーナ(ローレンス・キンバラ)
BC兵であり、軍医。ハーバード大学出の高名な人物。同じウイルスを研究しているが、フォーアイズと違い、人の死に冷徹になれない。
ウィロー(キャロライン・フロイド)
偵察兵。クリーであり、実力はあるが電波。失敗を許さない、男勝りな性格。
評判
当初は様々な雑誌で宣伝されており、また前作「リベレーションズ」の好評価もあり、大きく期待されていたが、アクション性を強めすぎた結果、ユーザーの望んでいるものとは大きく違った内容となった。その結果、酷評され、更に開発的にも関連性がない「バイオハザード6」の前評判すら落とす結果になった。(バイオ6はカプコンが中心に開発)
しかし、前述したとおり、アクション性は高いため、アクションゲームとして楽しむ分には問題ない。
評判がなんにせよ、ゲームというものは楽しんだ者勝ちなのである。