しぃ虐
しぃぎゃく
概要
AAというのは非常に特殊な界隈で、あるユーザーが作ったAAを別のユーザーが改変し、更に別のユーザーが改変してくという、改変に改変で成り立っていく「皆で作ったキャラクター」「皆で作った作品」で築き上げられた界隈であった。
これは作品発表の場が匿名意識の強い2ちゃんねる等の匿名掲示板であったことに加え、平成中期のインターネット上における創作物への著作権的な意識が薄い時代だったこともあり、著作権意識の強い令和の時代では考えにくいことであった。
そうやってAAによる様々な創作が行われて発展していく中、次第にしぃを虐待・虐殺するようなAAが作られるようになっていった。
AAというのは上記のように非常に特殊な界隈であるが一つ大きな欠点があり、それは悪意を持ったユーザーが混ざってくることに非常に弱いということである。
しぃのAAは虐待・虐殺するものに改変されることが増え、またそれらは無関係の掲示板に大量に投稿されコピペによって拡散されるなど、掲示板荒らしとして猛威を振るった。
2002~2003年にかけて、しぃ等のAAキャラクターを虐殺・虐待する「虐殺ブーム」が起こった。
当時の匿名掲示板には昨今のSNSのようにブロック・通報などの機能が無く、しぃのAAを愛する人達と虐待・虐殺AA荒らしによるマ虐論争(該当記事参照)と呼ばれるインターネット抗争にまで発展した。
2ちゃんねる内では2005年春~夏にかけ規制議論板において、荒らしに対して大規模な規制が行われた。
また虐待AAを許容する面々が新規掲示板を創設しやすい「したらば掲示板」に移住することで一応の決着を見せ、コピペで拡散を繰り返すものには投稿規制が行われるなどしてその影響により、しぃ虐殺コピペ荒らしは激減した。
そのようにして鎮静化していったのだが…この過程で虐厨の側が自らの行いを正当化するため、「キャラクターに対して無差別で虐待・虐殺を行う」というものから「キャラクターに対して虐待される理由となる生態がある」という設定を加えることが増えた。
それがいかに挙げられる「アフォしぃ」と呼ばれる、「虐待するために改変されたしぃ」である。
アフォしぃ
「アフォしぃ」のキャラクターの設定としては以下の通り。
常に半角カタカナで喋る
極端に自己中心的で身勝手な性格
執拗にダッコをねだる
矢鱈に交尾をせがむ
上記の要求を拒否する相手を虐殺厨呼ばわりする
犯罪行為や迷惑行為を行い、正当化する
糞便を撒き散らす
同族である筈のでぃを苛め、差別する
自らの我が子は可愛がるが、気分次第で虐待する
…と、要するに虐待・虐殺したくなるように劣化・改悪されている訳である。
俗に言う「アフォしぃ」と呼ばれるキャラクターは、こうした虐厨によって「周囲に被害をもたらすような存在で、君たちの支持する一般のしぃとは異なり、虐待虐殺が正当化されるような害のある生き物である」と説明するために生まれたものである。
当然ながらしぃを純粋に愛するユーザーからは、自分達の都合の良いようにキャラを改悪して免罪符にしていると反発の声が上がり、結果としてそれ以降も泥沼の争いが続く事になった。
虐厨界隈の元祖
上記のようにしぃは虐待を正当化する為にアフォしぃと呼ばれる、親バカ(モンスターペアレント)的な性格を持つ弱くて頭の悪い多産多死の害獣に改変された。
しぃ以降も虐待・虐殺を正当化するために元あるキャラクター性から改悪されるキャラクターは多くみられるが、そのどれもアフォしぃと同じく
親バカ(モンスターペアレント)的な性格を持つ弱くて頭の悪い多産多死の害獣
にされるようになった。
具体例を挙げると実装石、ゆっくり虐待のれいむ種、ペギタニスト、セ虐、アラ虐、虐待アイドルタブンネちゃん、メぼ虐等となる。
つまりターゲットを虐待したいという結論ありきで、そのためにそのキャラクターを貶めるようになった。
彼らはそれに加えて荒らし行為を働いたり、そのキャラの健全な創作からネタを盗用したり、全年齢の場でグロテスクな創作を見せつけてきたり、「虐待しろ」「殺せ」等の悪質なコメントを投稿してくるケースも非常に多く見られていった。
以上の経緯で彼らは「虐待する厨房(ネットスラング)」という語源で、虐厨と呼ばれるようになった。
関連タグ
虐厨:以降に並ぶ虐厨界隈の元祖とも言える存在である。
実装石:しぃがインターネットにおける虐厨界隈の元祖なら、実装石はイラストにおける虐厨界隈の元祖である。アフォしぃと同じような生態をしている。
ゆっくり虐待:しぃと同じく虐厨のターゲットとなり、ゆっくりに対する虐待AA荒らしが蔓延し、ゆっくりに対して上記アフォしぃのような多産多死な害獣としての生態を付けて広めた。