ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴
編集者:対闘魂大接近
編集内容:親記事の変更

プロフィール

格闘スタイル不明
出身地不明
誕生日不明
身長不明(触媒により変わる)
体重不明(触媒により変わる)
血液型不明
好きなもの不明
趣味不明
大切なもの不明
好きな食べ物不明
嫌いなもの不明
得意スポーツ不明
声優

概要

蛹を破り、蝶は舞う

さぁ、無に還ろう

KOF95KOF96KOF97で展開されたストーリーライン「オロチ編

のキーキャラクターであり、完結編である『'97』のラスボス

地球意思とも呼ばれる。精霊のような意識体であり、エネルギー体。

1800年前の戦い

太古の昔より存在し、地球上の生き物に恩恵と罰を与えながら見守ってきたが、次第に人類が自然の摂理を外れるようになるとオロチは人類を悪とみなし、様々な災いで苦しめ始めた。

人々の心の弱い部分にとりつき、嫉妬、憎悪、怨嗟などあらゆる負の感情を膨らませ、世の中を混乱させる「人類の敵」として扱われる。

さらに暗黒パワーを効率的に集めさせるために、オロチ八傑集に巫女の素質がある8人の娘を次々と捕えさせ生贄に捧げる。しかし完全復活に必要不可欠な「クシナダ」を捧げる前に草薙、八咫、八尺瓊の3つの一族(後の後世で言う三種の神器)により奪還され、八傑集もろともオロチは敗北し1800年前に封じられた。

しかし660年前にオロチの力に焦がれ八傑集の封印を解いた八尺瓊を利用して、オロチの力を与え草薙と敵対する様に仕向け、混乱に乗じて封印が解き放たれた八傑集、オロチ一族は表舞台から姿を消していたが、オロチの配下である「オロチ一族」が主の復活のため、転生を繰り返しながら歴史の裏で暗躍している。

もともと肉体を備えた存在ではないため、地上で自ら活動する場合は依り代を使用する。

1800年前の決戦時には女性の依代で活動していた。

オロチ編

長らく姿を消していたオロチ一族だったが、オロチの力を欲していたルガールとの接触を経て活動を開始する。

『'96』より以前にオロチの封印場所を見つけたオロチ四天王「吹き荒ぶ風のゲーニッツ」が八咫一族の末裔である神楽マキを殺害し、オロチの封印を解くことに成功する。

『'97』では大会を利用し格闘家や観客から発する膨大な精神エネルギーを得て四天王「炎のさだめのクリスの体を触媒とし降臨するが、クシナダの転生体であるユキ(京の彼女)を捕えることが出来なかったため、不完全な復活となり草薙京八神庵神楽ちづるの三人によって再び封印される。

オロチの目的は?

『全てを無に帰す』

オロチ完結編によると、オロチの目的は喪失した地球の平衡感覚を元に戻すことなのだという。

その過程において、人間を滅ぼすプログラムも含まれており、人間を滅ぼすこと自体が本来の目的というわけではないとのことである。

何らかの原因により地球上に、悪意や憎悪といった負の感情が広く流布した時、地球全体の意思がその平衡感覚を失った時に、地球意思は奇形化、表面化しオロチとして現象する。

またオロチのような地球意思に仕える種族は数十個存在している。特にオロチ一族と並ぶ西欧を中心とした一つの種族は「悪魔」と呼ばれ畏れられたが、人類との長きに渡る戦いで西暦600年頃にはほぼ姿を消している。

オロチ編以降

アッシュ編では西洋に存在するもう一つの地球意思に仕える「遥けし彼の地より出づる者」たちによって、彼らの主に捧げるエネルギー源として狙われる。

そして彼らに荷担するアッシュ・クリムゾンがちづるから神器の力を奪ったことによってオロチの封印が解除された上に、『XI』で同メンバーである紫苑、禍忌によって復活の兆しを見せた。

しかし、『XIII』のラストでは「遥けし彼の地より出づる者」たちの目的が果たされることはなく、オロチも復活したのかについては曖昧なままで物語は完結した。

『XIV』では謎の存在、バースの取り込まれていたがバース撃破後、破片となって飛び散ったあとにハンガリーに墜落した。触媒を持たないせいか不完全だったところを三種の神器によって再び封じられる。

SNKヒロインズのシェルミーのエンディングで登場。

夢の中でBOF(京、庵、アテナ、ナコルル、テリー)とのバンド対決を繰り広げる中、観客席の最前列で社、クリス、シェルミーをそっちのけでハチマキと団扇を装備しながらアテナを応援していた。

その他

ドラマCD『KOF97 宿命編』で京サイド(Aパート)で登場。

草薙流の「最終奥義・無式」を使いこなせず悩む京に、わざとオロチ四天王の誘い乗ってオロチの力に身を染めた二階堂紅丸が決死の覚悟で「最終奥義・無式」を取得させるために京に闘いに挑んだ。そんな彼の命懸けの行動に見下すようなオロチの言動への怒りによって無式を制御出来た京によって祓われてしまった。

ネオジオバトルコロシアム』では彼のクローンだというミズチが敵の組織WAREZによって生み出されているが、本来なら肉体を持たない存在であるオロチのクローンなるものは成立せず、不可解な点が残る。

不安定な存在であるのか、戦闘後にはミズチは急激に老衰し息絶えてしまう。

『97』の時点ではオロチに技名は設定されていなかったが、KOF98のリメイク作KOF98UMでは『ネオジオバトルコロシアム』でのミズチの技名が流用された。

余談

当初はクリスが素っ裸で光の玉で戦う案があったらしいが、いくらなんでもヤバイものなので却下されズボンを履かせられた(当然やろ)。

しかし、後々のアッシュ編で黒幕が全裸に近い姿になるとは、想像出来ただろうか…。

実はかなりのお寝坊さんであることが最近分かった。

没案では八傑集ボスを毎年出していき、1999年に恐怖の大王ことオロチが現れるというものもあった。

つまり、オロチ編は『KOF99』まで延ばすつもりだった。

ところが、KOFに関わっていたスタッフが「八傑集をまとめる長がいる」と雑誌に書いたことでただでさえギリギリの容量で作られていた『KOF97』に追加せざるを得なくなってしまった。

その為、新しいオリジナルキャラを作れる余裕がなかったことで、急遽クリスを新しい器に現代に甦らせるという方法を取った。

もし、当初の予定通り『KOF99』に出せていれば、前述のミズチがオロチ八傑集を纏める長として登場し、自身の身体を器にオロチを呼び出していたかもしれない。

また、『KOF98』で八傑集の最後の一人であるオリジナルキャラクターが最終ボスとして現れることになり、数合わせの為に選ばれた山崎竜二がオロチと関わることはなかった。

ただ、そうなるとK’を主人公とした『K’編』以降のストーリーやキャラクターが大幅に遅れていた。もしくは作らなかった可能性が高かった。(旧SNKは2001年に倒産した為、この世界線では『KOF2000』がシリーズ最後の作品となっていたかもしれなかった)

故に前述の雑誌の件はシリーズを現在にまで延命出来たファインプレーと捉えれば、何が幸運と化すかが分からないのがKOFの面白いところでもある。

「蛹を破り、蝶は舞う」は鳥人戦隊ジェットマンの登場キャラクター、トランザの台詞である。(ほんとジェットマンすきだなSNK…)

性能

オロチ編、最期のラスボスであるにもかかわらずCPUとしては非常に弱い。

その為、「KOF史上最弱」ボスとも呼ばれている。

これはスタッフの意図したもので「シナリオを楽しませるために敢えて弱めに設定した」とのこと。

一部の家庭用版ではオロチをプレイアブルキャラクターとして使用可能。

ハメが可能なぶっ壊れの強さと判明し、CPUは良心的だったのだと思い知らされる。

『'98UM』ではCPUのパターンが改良され、相応に強くなっているがそれでも弱い部類となっている。

この『'98UM』では『'97』の性能に準じているが、超必殺技の威力は調整されている。それでも『'98UM』のボスキャラクターの中では間違いなく最強であり、解除からMAX版の混につなぐだけでも体力の大半を奪うことができる。

更に全キャラ中唯一全地上技にキャンセルがかかる。

解除中に顕斎で解除をガード不能にでき、更にそれに対する対策が全キャラにないため、他のボス二体を含めた全キャラが解除を連発されるだけでほぼ完全に詰む。対人戦でこれをやるのはチキン行為に近い(厳密に大会ルールなどで定めない限り、これはチート等の反則行為ではないので、これをしたから反則ということではないが、一種のハメ行為であるので嫌われやすい行為であることには変わらない)。

『2000』の家庭用版では、レオナのマニアックストライカーとして登場。

相手の位置に飛んでいき、「大神」を使い、相手を浮かせる。特殊な追撃ができたりはするが、総合的の性能自体は割りと平均。

ストライカーの演出として、過去作品で死亡したキャラ(オロチ一族等)は画面から退場する際、点滅するように消える退場をするのだが、オロチは普通にジャンプで画面外に退場する。

まあ、『'97』で負けた際も命を落としたオロチ四天王の面々と違って、オロチは寝ていただけなので別におかしくはないのだが。

え?ストーリー上で明確に命を落としてる筈なのに消えない奴がいる?知らんな。

関連イラスト

編集者:対闘魂大接近
編集内容:親記事の変更