シンカリオン0とは、テレビアニメ『シンカリオン_チェンジ_ザ_ワールド』に登場する0系新幹線が変形するロボット。
シンカリオン0
ERDAが開発したシンカリオンのプロトタイプ。0系新幹線の先頭車が変形した始まりのシンカリオン。
頭部は新幹線0系のノーズを彷彿とさせる丸い兜を被ったような形状をしている。
武器の「ゼロブレード」は二刀流、もしくはグリップを連結させた合体状態での2パターンで使用できる。
合体状態では中央に「0」の文字が象られている他、2本の長さが異なっており6時00分の時計、つまり一番列車「ひかり1号」の出発時刻を表している。
実は本機、これまでのシリーズを通して明確に「プロトタイプ」に位置付けられるであろうシンカリオンであり、いそうでいなかった存在でもある(従来の作品でもE2系をベースとしたプロトタイプがあることは語られていたが、シンカリオンとして稼働している姿があるのはシンカリオン0が初)。
ベースとなった0系は、1981年~1985年に製造された2000番台と呼ばれる後期形で、小さいが中期型より少し広くなった窓が並ぶのが特徴。後に「ウエストひかり」用に改造されたものが2008年の0系全廃まで残った。
公開された画像によると他のシンカリオンと同じ9両編成で、21形+26形+35形(ビッフェ)+16形(グリーン車)+25形+26形+25形+25形+22形の順に連結されている。 0系は2両1ユニットのため必ず偶数両になり、このような編成は組めないが、ユニットになっていない7号車が付随車化されているのだろうか。
また、ベース塗装がパールホワイトながらパンタカバーが設置されていない。
なお、シンカリオンの拠点が鉄道博物館にあることから保存車両の量産一号車21-2ベースのプロトタイプを期待する声が以前からあったが、シンカリオン0は当該車両とは関連のないものとなった。