※電撃文庫 紹介ページから引用(一部加筆及び修正)
地球
本作の主な舞台。5巻の後書きにて(5巻時点で)2010年8月頃の日本を舞台にしていると作者に言及されている。
人間界(地球)の用語
ヴィラ・ローザ笹塚
東京都渋谷区笹塚にあるアパートで、日本における『魔王城』。真奥たちが住んでいるのは2階にある201号室。ちなみに、家賃四万五千円、敷金礼金なし、保証人不要、築六十年の六畳一間、風呂なしである。初めは真奥たちだけが住んでいたが、後に鈴乃が202号室に引っ越してくる。
マグロナルド
大手ファーストフードチェーン。魔王はここの幡ヶ谷駅前店でアルバイトをしている。ビックマグロバーガーというメニューがあるらしい。
ドコデモ
大手携帯電話会社。エミリアはここの子会社ビルにあるオフィスで、主に苦情処理やお客様相談を請け負う受信専門テレアポ契約社員をしている。
デュラハン号
魔王がアルバイトに行く際に使っている自転車の名前。ドッキ・リ・ホーテで6980円で購入したらしい。しかし、原作2巻で鈴乃に破壊される。その後、鈴乃に弁償してもらう形で、変則機能などが付いた上位版、『デュラハン弐号』を買ってもらう。
ユニシロ
魔王とアルシエルがいつも身につけている衣類のメーカー。安くて丈夫。
エンテ・イスラに関する用語
聖十字大陸エンテ・イスラ
魔王たちが元いた異世界。大海イグノラに浮かぶ一際広い中央の大陸を中心とし、東西南北の大陸を十字架に見立てた神々の見守る大地。
聖法気
主にエンテ・イスラの人間と天使が超人的な力を使う力の源。地球上では基本的に手に入れる方法がないらしい。摂取すると心臓に送られ、血液の循環を利用して体全体に送られる。また、聖法気には許容量があり、許容量を超えた聖法気を摂取すると最悪死に至ることもある。許容量は、個人差や年齢などが関係し、一般的には天使>人間>悪魔の順となっている(恵美と漆原は例外)。
法術
聖法気を用いて使う術のこと。使う術者の力は、訓練が関係するのはもちろん、個人差、体力などに左右され、一般的に法術師が活躍できる期間は、鈴乃曰く「人間の体力が充実する15歳から40歳ほどまで」らしい。恵美の聖剣などの増幅器を使うと術を発動しやすく、また聖法気の消費効率も良くなる。増幅器を用いることで武器、および防具を生成出来る。先述のように個人差はあるが、訓練すると、以下の力が使えるようになる。
- 筋力、防御力、および回復力の強化。
- 天光駿靴(てんこうしゅんか)…空中飛行。
- 武身鉄光(ぶしんてっこう)…増幅器を介して武器を生成する。
- 概念送受(イデアリング)…遠く離れたところから術者同士で会話する能力。
- 外部からの侵入及び内部からの脱出を阻止する、などの結界の生成。
- 空間移動を行うゲートの生成。 などが挙げられる。
魔力
主に悪魔の力の源。悪魔はこれを使うことで超常的な力を発揮する。地球では人間の絶望、不安、苦しみなどの負の感情から生成されることがわかっており、災害や停電などが発生すると大量の魔力を手に入れることが出来る。出来ることは先述の法術と大差はない。
ゲート
異世界への門。エンテ・イスラと様々な世界を結んでいるらしい。実際は空間移動するために作るもので、地球から別の地球の場所へも移動可能。ゲートを作るには大量の聖法気または魔力が必要で、作れるものは限られる。