名前変更が可能だが、公式でのデフォルト名は「アルス(少年アルス)」とされており、そちらのタグで登録されていることが多い。
概要
『ドラゴンクエストⅦ』におけるプレイヤーの"分身"となるキャラクター。劇中では具体的に明言されることはない。そのため、ドラクエにしては珍しく勇者などの特別な肩書きを持たない主人公であり、『ドラゴンクエスト モンスターバトルロード』でも「少年アルス」と呼称されている。
来歴
漁師ボルカノとその妻マーレの息子として育つが、腕には他の人間には無い「水の精霊の紋章」がある。エスタード島の漁村フィッシュベルに住む少年。童顔で背が低いが、年齢的には16歳である。
好奇心旺盛な性格で友人のキーファ共に東の神殿(なぞの神殿)の謎を解くためいろいろと調べていた。ある日、ふしぎな石版を手にしてキーファや幼馴染のマリベルと共に神殿の謎を解いた時不思議な世界へと飛ばされて冒険をした、海にはエスタード島しかないわけではなく他の陸地がすべて封印されているということが分かりやがて元狼のガボ、伝説の英雄メルビン、ユバールの踊り手アイラとともに、ふしぎな石版で過去と現代を行き来しながら島の封印の鍵を解く広い外の世界の冒険へと繰り出すことになる。
歴代の主人公の例に漏れず喋らないが、マリベルから度々「トロ臭い」と言われていることからのんびり屋な性格である事が窺える。二次創作などでは、一人称は基本的に「僕」であることが多い(PlayStation版の説明書の視点の説明で「あれ?ボクどこから入ってきたんだっけ…閉じ込められた!?」という台詞が書かれている)。
正体
「予定日より4カ月早く生まれた」「妊娠6ヶ月で生まれた」とのことだが、その割には未熟児ではない元気な赤ん坊だったので村中を驚かせた。
その正体は、海賊団マール・デ・ドラゴーン統領「シャークアイ」と、とある国の王女「アニエス」との間に身ごもった子供。本来なら王子として生まれるはずだったが、胎児の時に水の精霊の力で未来の時間へと飛ばされ、母マーレの胎内に宿る(平和な時代に生まれてほしいという願いが反映されたため)。
これが「妊娠6か月でありながら未熟児でなかった」理由である(既にアニエスの腹の中である程度育っていたため)。
このため血縁上はシャークアイとアニエスの子だが、事実上はボルカノとマーレの子となる。なお、本来2人の間に生まれるはずだった子がどうなったのかは不明。
これらの設定はストーリー上では明かされず、腕のアザについても理由は不明である(ユーザーによれば水の精霊の紋章ではないかとのこと)。
ステータス
主人公らしく万能な伸びだが、特にHPとちからの成長に秀で、能力アップ系の種を使わなくてもちからの値は400弱(どのバージョンでも全ステータス最大値は999)、HPは驚異の990であるが、序盤から中盤にかけてはレベルアップがやや遅め。
リメイク版ではアルテマソードを使用した際には固有モーションがある。
歴代の主人公の中でなんと最強のステータスを誇っている。
その他
ゲームパッケージイラストに乗っているトカゲは主人公のイメージとして使われたものであり、本編ゲームでは登場しない(※)。
しかし、そのイラストから藤原カムイ氏の漫画版(ゲレゲレ)と、土門弘幸氏の小説版(ギガ)が生み出されている。
(※)オープニングムービーにて、「謎の遺跡」の探検から戻る最中に出てくるトカゲはいるが、これは主人公のペットではなく野生だと思われる。
関連イラスト
関連タグ
別名・表記揺れ
カップリングタグ
主人公(DQ11):腕にアザがあるドラクエの主人公繋がり。こちらは手の甲に紋章がある。
アルス(ロトの紋章):同名の主人公。「戦禍によって国王夫妻から引き離される」「その後、砂漠の船乗りに保護されて育つ」「親友が結婚して(一時的に)PTから離脱する」など類似点がある。
※16歳です:キャラデザである鳥山明先生の画風変更もあってか、年齢に反して幼げな外見をしている彼について、子供と見間違うようなイラスト・漫画に付けられることがある。