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曖昧さ回避

  1. ゲーム『ドラゴンクエストⅦ』に登場するキャラクター。本項で解説。
  2. ゲーム『ポポロクロイス物語』に登場するキャラクター。→ガボ(ポポロクロイス物語)

概要

見た目は10歳前後の少年のようである。薄緑のズボン紺色マントを羽織り、髪の毛は腰まで伸ばしている。

もともとはオオカミの子供、しかも困った人々を救う「白いオオカミ」の子供という特別な存在であったが、とある魔物によって姿を人間の少年に変えられてしまったものである。

主人公たちに見つかったのをきっかけに、彼らとともに、魔王を倒す旅に出る。

ストーリー進行上必ず仲間になるキャラ(主人公除く)の中では加入してから唯一一度もパーティからの離脱がないキャラクター(神様復活後、クリスタルパレスに向かうまでの間は例外的に離脱している)。

またメンバーの中では唯一過去の時代から仲間になった人物でもある。

素性

オルフィーの街に伝説として語られる白オオカミ一族最後の生き残り。

白オオカミ一族は魔物から街を守っていたが、デス・アミーゴとの戦いでメスオオカミ一匹を残して全滅してしまう。その残りの一匹も子供を生んだ直後に戦いの傷が原因で倒れてしまった。

この時に生まれたのがガボである。その後、別のメスオオカミが母親代わりとなって育ててくれた。

その後、封印から目覚めたデス・アミーゴからオルフィーの人々を守るために戦ったが深手を負い、デス・アミーゴが使った人間と動物の姿を入れ替える呪いに巻き込まれ人間の姿になった。

主人公一行によりデス・アミーゴは再封印され、オルフィー住人たちは呪いから解放された。しかし白オオカミを恨むデス・アミーゴは、封印間際にガボにさらなる魔法を使用する。

これによりガボだけは呪いが解けることなく、未来永劫人間のままになってしまった。

しかし、人間になったことで主人公たちと共に旅をしたいという思いが芽生え、さらにデス・アミーゴの封印を解いた黒幕がいると確信し、どんな奴かはわからないけどそいつを放っておくわけにはいかないからと、晴れて仲間に加わることとなる。

後に歴史が変わったことで改心したデス・アミーゴから呪いを解かれそうになるが、そのやり方を忘れてしまったため、より人間に近づく魔法を掛けられてしまった。

これによりガボは姿だけではなく人語を介し話すことも可能となった。

性格

快活で食いしん坊。ときどきとぼけた発言もするが、意外と空気を読む能力がある。狼なので鼻が利き、人間に化けた魔物を見分けるなどの活躍を見せる。

過去のダーマ神殿の大神官であるフォズに好意を持っている(年齢や性格的に恋心ではなさげだが)らしく、現代のダーマ神殿で会話すると、「転職はフォズ大神官のところじゃないとやだ」と駄々をこねる(あくまで会話のみでちゃんと現代でも転職はできる)。

ステータス

素早さが高く、ちからもそこそこだがMPと防御力はかなり低い。また、『ドラゴンクエストⅢ』のぶとうかのように、剣など身体に合わない武器を持たせると攻撃力が下がってしまう。

こう書くと扱いにくいように感じるが元々人間ではなかったため、人間では覚えないような特技を駆使することが可能。

何より、序盤の加入から最後まで離脱しないという大きな個性を持っている。「離脱しない」はアイラも該当するが、彼女の加入は中盤とかなり遅い。

このため職歴に関しては主人公と並んで豊富になり、他の3人とは差をつけることができる。

装備品に関しても、少なくともPlayStation版は「常に金欠」と評されるほどゴールドに悩まされるため、安価な装備品で済むガボはむしろ助かる面がある。

何より素早さに関しては二番手のマリベルに大差をつけるほどの高さで、まず先手を取れるため賢者の石等を使った大ダメージを負った後の立て直しも容易となる。

しかしこれはあくまで通常プレイの話で、やり込み派からはやはり「装備の貧弱さ」が原因で評価が低い傾向になる。

最強の防具が「やみのころも(回避率アップだが耐性なし)」「スライムアーマー(特殊効果なし)」「みずのはごろも(耐性は優秀だが他のキャラに比べると守備力低め)」のどれかというのがそれを物語っている(大体のプレイヤーは「みずのはごろも」を選ぶと考えられる)。

逆に言うと、中盤で最強の防具を買えるということでもあるのだが…。

リメイク版ではすれちがい石板・モンスター石版で手に入る装備でその差が余計に浮き彫りになってしまった。

ただし、これはあくまで「やりこめば」の話であり、通常プレイでは特に気にする部分ではない。

固有の特技

もともとオオカミであったので、仲間のオオカミを呼び出し攻撃などを命ずることができる。

  • ほえろ:オオカミの遠吠えで敵をすくませる。
  • かみつけ:オオカミにかみつかせて敵1体を攻撃。
  • ひきさけ:オオカミを呼び出し、敵1グループを攻撃。
  • とおぼえ:オオカミの群れを呼び出してランダム攻撃。

外伝作品での登場

ドラゴンクエストヒーローズⅡ 双子の王と予言の終わり

マリベルと共に登場。ストーリー上ではトルネコの次に仲間になる原作キャラで、加入は割と早め。本作では装備武器は爪に固定。

リメイク版『ドラゴンクエストⅦ』では終始オオカミに跨ったままでいたが、『ドラゴンクエストヒーローズⅡ』ではPlayStation版と同様に自分の足で立って移動する。

必殺技は、PlayStation版『ドラゴンクエストⅦ』プレイヤーにとってはすっかりお馴染みとなった「どとうのひつじ」。

関連タグ

ドラゴンクエストⅦ 主人公(DQ7) マリベル メルビン アイラ

キーファ・グラン

オオカミ 野生児

ポロン:『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章』の登場人物で、パーティ内の男子では最年少。元々は普通の村人だったが賢者カダルから力を継承されたことで否応なしに世界を救う宿命を負わされる。モンスターと意思疎通が可能で、当初は3匹の小柄なモンスターをお供に連れていた。「不可思議な力によって元々の立場から強制的に別の立場にされる(その際に育ての親と離別した)」「異種族と意思疎通が可能で一緒に戦う」という点でガボと共通点がある。また小柄な女の子との恋愛要素もある。

ガウ(FF6):ファイナルファンタジーシリーズ野生児。もっとも、ガボを野生児と呼ぶかについては疑問もあるが。

ベルゼブブ:中の人&キャラクターデザイン繋がり。

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