CV:大本眞基子
『サイボーグクロちゃん』に登場するトラネコ。
おそらく、日本の漫画界で最強の生身の猫。一人称は「拙者」。
サイボーグ化されたクロちゃんとまともにやり合う(隻眼にも拘らず、ガトリングガンの弾丸を掴み取るほど)、日本語をテレビから理解し流暢に話すなど、その能力は凄まじい。
受けた恩義や恨みはいつまでも忘れない一方で、日本一快楽に溺れ易いと言われ、また「Mr.」という言葉を知りながらアフリカやサイボーグを知らないなど、よくわからない猫(まあ、この漫画の設定は二転三転するのがお約束)。あと、恋心に関してはぜんぜんわかっていない(ナナからマフラーを貰い、それに嫉妬するクロの気持ちをまったく理解していなかった模様。)
最大の武器は「なんでも斬れる剣」を超える威力の「すてるすブーメラン」。それ以外にもチェーンソー、ボーガン、鉄球など種々の武器に精通している。
クロが生身であったころから手先が器用であったが、トラッカーに命を救われ放浪していた際に大工の棟梁に拾われたことで、大工の腕前は名人級の腕前を持つ(その時もらったゲンノウは彼の宝物)。そのため、作中で破壊された建物を直すのはほとんど彼の担当。
彼が隻眼なのは、キッド(生身の頃のクロ)との事故によるものだが、最終的にそのことは恨んでいないようである。とにかく、彼とつかず離れずの位置にいて、戦いを繰り返すことが、双方の生き甲斐のようだ。