概要
『鋼鉄の咆哮2 ウォーシップコマンダー』から登場する超兵器の1隻。
「ドレッドノート」とは「恐れ知らず/勇敢なる者」を意味するがPC版での初登場ステージのタイトルから同名の戦艦(ドレッドノートの記事参照)も由来のひとつと思われる。
艦種は3を除き「超巨大潜水戦艦」と識別される。一部の作品では潜航中は「超巨大潜水艦」と識別される。
最大の特徴は艦橋の前後に搭載されている連装砲。交戦段階では潜航したまま多数の魚雷・ミサイルで攻撃してくるが、一定以上ダメージを与えると浮上。連装砲を交えた攻撃を仕掛けてくる。
潜水艦でありながら戦艦並みの火力を誇る超兵器であり、事実上の連戦を強いられることもあって序盤の壁となる強敵。
PC版『鋼鉄の咆哮2 ウォーシップコマンダー』のドレッドノート
A-10「弩級戦闘」でバレアレス諸島の港湾施設を40%以上破壊するか特定の建物を破壊すると出現する。
本作では潜航時には誘導魚雷とミサイル、浮上時にはそれに加えて38.1cm四連装砲で攻撃してくる。つまり家庭用版の倍の砲弾が飛んでくる。最大速力は25ktと控えめ。
エクストラキットを導入していない場合は戦艦に対潜兵装が搭載できないため、巡洋艦あるいは駆逐艦での交戦を強いられる。
その後F-07「超弩級海戦」で改良型が登場。港湾施設を80%以上破壊すると出現する。
浮上するとβレーザーなどの光学兵器を放ってくるうえ、周辺海域にはイギリス海軍の強力な戦艦も多数展開している。前述のようにエクストラキットを導入していなければ戦艦に対潜兵装が搭載できないというのも厄介。
エクストラキットを導入した場合は戦艦に搭載できる対潜兵装の対潜ミサイルVLSが追加されるため対処が容易となる。
β-04「荒天航路」にも改良型が登場する。
PS2『鋼鉄の咆哮2 ウォーシップガンナー』のドレッドノート
B-08「海中の無敵艦」に出現する。
本作では潜航時は魚雷・酸素魚雷・誘導魚雷・ミサイル、浮上時にはそれに加えて38.1cm連装砲で攻撃してくる。さらに対空火器として40mmバルカン砲も装備している。
家庭用版のグラフィックでは艦首側の主砲塔のみ潜航時はシャッターで覆われているのが特徴。
本作には自動兵装のシステムがなく、魚雷は迎撃モードで迎撃しなければならない。さらにその際にはこちらから攻撃できないため潜航状態のドレッドノートに攻撃できる機会は非常に限られる。夜間の戦いであり目視が難しいのも厄介なところ。
PS2版『鋼鉄の咆哮2 ウォーシップコマンダー』のドレッドノート
B-10「見えない恐怖」に出現する。
兵装構成はWSGとほぼ同一だが、浮上時の主砲が30.5cm砲に変更されている。
また浮上時のBGMがムスペルヘイムの形態変化時のBGMに差し替えられている。
交戦するタイミングが少し後になった上に最大速力も倍近い45ktになったものの本作には自動兵装もあるため比較的楽に戦える…のだが調子に乗りすぎてはいけない(後述)。
PC『鋼鉄の咆哮3 ウォーシップコマンダー』のドレッドノート
独立J-06/枢軸J-05「海面龍起」で敵艦を20%撃沈すると出現する。
本作では「超巨大潜水空母」として登場。浮上するとアングルドデッキを展開させて艦載機を発進させて来る。
しかし本体そのものの武装はミサイルや魚雷であり、航空機の発艦には時間がかかることもあって浮上した瞬間ただの的になってしまうことも。
特殊作戦のL-01「巨大な魚影」では3隻登場するが同時に2隻出現するアームドウィングの方が脅威との声も。
PS2/PSP『ウォーシップガンナー2 鋼鉄の咆哮』のドレッドノート
PAC-I-180「バミューダの海魔」に登場。
バミューダ諸島に展開するイギリス艦隊を撃破した後、パナマ運河を突破しバミューダ諸島に突入したウィルキア近衛艦隊に襲い掛かる。
本作では普段は潜航したまま魚雷・ミサイルで攻撃し、近衛艦隊に接近すると浮上、主砲を交えて近衛艦隊を攻撃した後に距離を取って再度潜航を繰り返す独特の挙動を取る。
近衛艦隊が壊滅すると作戦失敗となってしまうが、比較的序盤に交戦することもあって強力な艦艇を建造することが出来ず、近衛艦隊の被害は避けられない。
さらにこのステージは直前のステージと連続ステージとなっており、ダメージも残弾数も持ち越される。ウィルキアルートの場合はパナマ運河突破後に独自のステージが挿入され3連戦となるため厳しい戦いを強いられる。
最大速力もPS2版WSCに匹敵する40ktになっている。
部位破壊対象は艦尾。破壊すると潜航不能になり、副目標に「ドレッドノートの撃沈」が追加される。近衛艦隊が海域からの離脱に成功するかドレッドノートを撃沈すると作戦成功となる。
2周目以降はグロース・シュトラール以降の超兵器戦で合わせて出現する。
ノーチラス
家庭用版ではドレッドノートの改良型だがPC版では準同型の独立した超兵器として登場する。
艦種はいずれも「超巨大高速潜水艦」と識別され、家庭用版のみ浮上時に「超巨大高速潜水戦艦」と識別される。
「ノーチラス」はオウムガイを意味するが同名の潜水艦と掛かっている可能性もある。
PC版『鋼鉄の咆哮2 ウォーシップコマンダー』のノーチラス
D-04「サイパンの危険な罠」でサイパン島の砲台を40%破壊すると出現する。
イギリス海軍所属のドレッドノートに対しアメリカ海軍所属という設定になっているほか、グラフィックもドレッドノートとは微妙に異なるものになっている。
浮上して交戦することは無いが、一撃離脱で大量の魚雷・ミサイルを放ってくる強敵で、同時に10本から20本というおびただしい数の魚雷がプレイヤー艦隊に襲い掛かる。
その後もE-05「鬼の双角を断て!」でデュアルクレイター2隻を撃沈すると3隻、β-09「太平洋海戦」にも3隻が出現する。
このうちβ-09に登場するものは改良型で、特殊弾頭ミサイルを搭載している。1発でも喰らえば大ダメージを受ける兵器だが同時に複数発放ってくることもある。
PS2『鋼鉄の咆哮2 ウォーシップガンナー』のノーチラス
2周目以降のB-10「天翔ける無敵要塞」でアルケオプテリクスを撃墜すると出現する。
本作ではドレッドノートの2番艦となっており、潜航時には超音速魚雷や誘導魚雷、浮上時には50.8cm連装砲やβレーザー、誘導荷電粒子砲などで攻撃してくる。
浮上時のBGMはムスペルヘイムの形態変化時と同じ曲。
PS2版『鋼鉄の咆哮2 ウォーシップコマンダー』のノーチラス
B-α「月光に消ゆ」に出現する。
このステージ自体はドレッドノートが出現するB-10で条件を満たすと行くことのできる隠しステージなのだが、WSGに登場するノーチラスとほぼ同じ兵装を装備している。
つまり場合によっては巡洋艦がやっとの状態で潜航時に超音速魚雷や誘導魚雷、浮上時に50.8cm連装砲や試作βレーザー、拡散荷電粒子砲といった強力な装備を有する超兵器と交戦する羽目になる。
そしてその出現条件とはドレッドノートと同時に出現する増援の潜水艦を一定時間内に殲滅するという比較的簡単な物。初挑戦で条件を満たさずにドレッドノートを撃沈していればCエリアに行くことが出来るものの、そうでなければ出てくる時期を間違えたかのような超兵器に何度も撃沈されることになるだろう。
浮上時のBGMはPC版のドレッドノートと同じであり、WSGのドレッドノートとそれぞれ入れ替わった形になる。
PS2/PSP『ウォーシップガンナー2 鋼鉄の咆哮』のノーチラス
FAR-A-680「布石」に出現する。
ドレッドノートの純粋な同型艦であり、本作に登場する唯一の同型超兵器。
兵装構成もドレッドノートと全く同じだが、周囲には荷電粒子砲を搭載した小型艇が大量に展開している。
ウィルキア帝国の元首であるフリードリヒ・ヴァイセンベルガーが同艦に乗って逃亡を図るため阻止を目指すステージなのだが、一定以上ダメージを与えると攻撃不可能な深深度まで逃げられてしまういわゆる負けイベントである。
その後究極超兵器を起動させたヴァイセンベルガーは同艦に座乗したまま主人公たちと対峙するが、起動した究極超兵器によってヴァイセンベルガー諸共消滅させられてしまった。