概要
『鋼鉄の咆哮2 ウォーシップコマンダー』から登場する超兵器の1隻。
「デュアルクレイター」とは「二つの噴火口」を意味する。
艦種は「超巨大強襲揚陸艦」と識別されるが一部作品では「超巨大双胴強襲揚陸艦」と識別される。
その名の通り艦尾にランプドアを設けた船体2つを並べた強襲揚陸艦で、船体後部には2つの船体を渡すように飛行甲板が設けられている。
艦尾のランプドアからは無数の小型艇を発進させて来るが、ゲーム中では揚陸艇ではなく魚雷艇などの攻撃艇を発進させて来る。
艦そのものも38.1cm砲や噴進砲、バルカン砲などの武装を備え、火力では戦艦に匹敵する。
速力も35kt前後と比較的快速。
PC版『鋼鉄の咆哮2 ウォーシップコマンダー』のデュアルクレイター
B-10「バス海峡大噴火!」で砲台あるいは港湾施設を一定以上破壊すると出現する。
まだこちらが巡洋艦を運用している時期に戦艦並みの火力を有する艦と交戦するため苦戦は必至。
またバス海峡内にはデュアルクレイターが出現する前から多数の魚雷艇が展開しており、うかつに突っ込むと集中砲火を受ける。
家庭用版とは異なり敗北条件はないためある程度距離を置いて主砲を回避したい。
E-5「鬼の双角を断て!」では敵艦を55%撃沈するか特定の海域に侵入すると出現する。
初登場時とさほど変わらない(むしろ初登場時より弱い?)ためあっけなく撃沈できるが、なんと2隻目のデュアルクレイターが出現する。
こちらは1隻目とは比べ物にならない強さで、さらにエクストラキット導入後は艦尾からなんとレーザー駆逐艦まで発進させて来る。
とどめにステージ内には雑魚敵艦の中でもトップクラスの強さを誇るルイジアナ級戦艦やミシガン級戦艦も遊弋している。
α-8「歪む水平線」でも特定の条件を満たすと2隻登場する。
PS2版『鋼鉄の咆哮2 ウォーシップガンナー』のデュアルクレイター
D-3「海の破壊者」に登場。
家庭用版シリーズではデュアルクレイターに接岸されると作戦失敗となる敗北条件が設定されており、ステージ開始直後からこちらの基地めがけて突っ込んでくる。
弱点は艦尾のハッチであり、ここを攻撃すると大ダメージを与えることが出来る。
ただし交戦するタイミングが比較的後半であり、そこまで強い印象は残らない。
2周目では随伴するソ連駆逐艦の方が厄介との声も。
PS2版『鋼鉄の咆哮2 ウォーシップコマンダー』のデュアルクレイター
C-10「砂塵の襲撃」に登場。
本作では戦闘BGMがアルケオプテリクスと同じ曲になっている。
海域東方から海域中央の基地めがけて突っ込んでくる。
やはり艦尾から魚雷艇を発進させて来るが、すでに戦艦が建造できるようになったタイミングで交戦することもあってこちらもPC版と比べると強くない印象である。
家庭用版では交戦するタイミングが遅いこともあってPC版ほど強くない印象だが、WSG2では評価が一変する。
PS2/PSP版『ウォーシップガンナー2 鋼鉄の咆哮』のデュアルクレイター
ウィルキア帝国が開発した超兵器の第1弾として登場。
PAC-A-110「開戦の狼煙」のイベントムービーで初登場。なんとシリーズで一貫して使用されてこなかった飛行甲板からヘリコプターを発進させ、魚雷艇と合わせて一斉攻撃を仕掛けてハワイを制圧してしまう。
その後EUR-D-280「悪夢、再び」で交戦。イギリス軍のスカパ・フロー泊地を襲撃し、駐留艦隊を壊滅させてこちらに向かってくる。例によってスカパ・フロー泊地に接岸されると作戦失敗となる。
驚くべきは最大速力。なんと過去作品をはるかに上回る50ktの高速で前進し、艦尾から無数の魚雷艇、飛行甲板から艦載機を発進させて来る。
過去作品同様に艦尾ハッチが弱点だが、この速さゆえに艦尾に回り込んで攻撃しているとすぐにスカパ・フロー泊地に到達され作戦失敗となってしまう。
デュアルクレイター自体はスカパ・フロー泊地への攻撃を優先するものの、こちらはまだ巡洋艦を使用しているタイミングでの交戦であることもあってダメージを与えきれずに作戦失敗となることもしばしば。
特殊任務のSPE-E-740「最後にナギは勝つ!」では2周目に出現。こちらはなんと艦尾から1/144ぼるけんくらっつぁーを発進させて来るため、油断すると波動砲の集中砲火を受ける。