概要
『鋼鉄の咆哮』シリーズ第1作「鋼鉄の咆哮 ウォーシップコマンダー」に登場する超兵器の一つ。艦種は荒覇吐と同じく「巨大戦艦」だが、ナハト・シュトラールの方が遥かに巨大であり、推定全長450m程度と思われる。
F-12/作戦6-12「光の鉄槌」で初交戦。実弾兵器と光学兵器の両方を備えた超兵器であり、高い攻撃力を備えている。
兵装は主砲に100cm砲1門、副砲には50.8cm砲15門を搭載しており、大艦巨砲主義の枠を大きく覆す重武装ぶりである。
・・・が、それだけではなく、大火力の光学兵器超怪力線照射装置とγレーザーまで搭載している。
その他には88mm連装バルカン砲、パルスレーザー、小型レーザーを搭載している。
しかしその巨体故に速力が30ktと遅く、100cm砲も艦首に固定されているため前方にしか撃てない。
マレ・ブラッタほどではないものの、若干のステルス性を持つ。これ以降の超兵器は(前半の超兵器の改修型も含めて)多くがステルス艦扱いとなる。
他の超兵器と同じく量産されており2隻目も登場するが、改良は施されていない。
PS2版では敵対勢力「テュランヌス」の太平洋方面軍司令官ゴーダが開発した超兵器とされている。レジスタンスに幾度と無く敗北してきたゴーダはプレイヤーとの決着をつける為に自らナハト・シュトラールに乗艦。彼との最終決戦となる。ナハト・シュトラールを撃沈するとゴーダが戦死するが、後の作戦で彼の元部下が登場。プレイヤーに対し弔い合戦を挑んでくる。
余談
100cm砲はたったの1門であるが、初代WSCでは弾速が異常に優秀なため、接近警報前にスナイパーの如く遠距離から狙撃されることが多い。
45口径ではあるが『鋼鉄の咆哮2』以降の50口径に匹敵するほど威力は高い。
ブリーフィングでの「正体不明の兵器」とはγレーザーのことだと思われる。
PS2版でもゴーダは「ナハト・シュトラールの大型レーザー兵器で貴様に光の鉄槌をくだしてくれる!」とレーザー兵器こそが主力兵装であるかのような発言をしている。
その後の続編では全く登場しないが「グロース・シュトラール」という後輩が登場する。100cm砲が脅威だった本艦に対し光学兵器が主体のレーザー戦艦となっているが、艦首に大型兵器を搭載しているというデザインは引き継がれている。ただし最新作では先祖返りでもしたか100cm砲を装備しており再び脅威となった。