概要
初代『鋼鉄の咆哮 ウォーシップコマンダー』(以下:WSC)で初登場した巨大空母。武装はバルカン砲やミサイル発射機と超兵器としては簡素ではあるものの、搭載する艦載機の量は通常の空母を大きく上回っている。35ノットの高速艦であり、広大な飛行甲板には6基のエレベーターが確認できる。大きさはニミッツ級空母の1.5倍くらいと推測される。空母であるがゆえに艦載機を失うと火力が激減するが、難易度HARDだと雲霞のように殺到する艦載機からの猛攻撃で甲板損傷に追いやられた挙句アルウスからのバルカン砲の集中砲火によって弾薬庫引火に繋がる恐れがある。
PS2版ではテュランヌスの大西洋方面軍を統括する女司令官ロゼが建造したとされており、作戦司令7において彼女が直々にアルウスに座乗し、直属の航空部隊「告死天使」と共にプレイヤーに襲い掛かる。
WSC2以降にもたびたび同名の超兵器が登場するが、こちらは「超巨大高速空母」という艦種に変更。速力も60ktにまで達するようになり、『鋼鉄の咆哮3』では戦艦並の主砲を備えるまでに至った。
PC版では形を変えて全作品に登場しているが、シンプルな空母型の外観故かPS2版にはWSC以来登場していない。
PC版WSC2のアルウス
B-8「戦慄の序曲」にてルーイン岬沖を航海中の米空母2隻を撃沈すると出現。搭載機はA26インベーダー×2隊、TBDデバステーター×4隊、F4Fワイルドキャット×4隊、F6Fヘルキャット×4隊、SBDドーントレス×4隊、SB2Uビンディケーター×4隊、F4F-7×3隊、F6F-5P×3隊の合計28隊。
前作と同様にアルウス自体の武装は大したことはないが、艦載機とミサイルの飽和攻撃を許すと厄介になる為、各個撃破を心がけねばならない。なお、このステージはアルウスが出現してから一定時間が経過すると、第零遊撃部隊からの援軍が出現する。攻撃力自体は頼りないが航空機からの攻撃をかなり分散してくれるので、現れたら積極的に囮として利用すると攻略が楽になる。
改アルウス
D-7「激闘!マーシャル諸島」でマーシャル諸島の港湾施設を撃滅すると出現。
グラフィック上でもカタパルトが2基に増設されている。
対艦ミサイルを同時に5発発射するほか、多弾頭ミサイルを装備しており、無数のミサイルで飽和攻撃を仕掛けてくる。速力も75ktに迫る強敵。
ただし同じステージには通常兵器の中でトップクラスの戦闘能力を誇るルイジアナ級戦艦が遊弋しておりこっちのほうが厄介という声も。
超アルウス
『鋼鉄の咆哮2 ウォーシップコマンダー エクストラキット』に登場するアルウスの改良型。カタパルトやエレベーターの数が増えて航空機運用能力が向上しているのは言わずもがな、それまでバルカン砲やミサイルが精々だった従来のアルウスと比較して多弾頭ミサイルやガスダイナミックレーザー等の強力な武装が搭載され、単艦でも十分な火力を備えている。
デザインも従来より大幅に変更されており、可変翼機が翼を閉じたようなシルエットとなる。飛行甲板が損傷するとこの甲板部分が展開し、格納式の飛行甲板を展開させてそこから再度艦載機を発艦させてくる。
この状態になると専用のBGMに切り替わるが、このBGMは『鋼鉄の咆哮3』の連合軍側の超兵器戦用のBGMとしてアレンジが加えられて使用されている。
WSC3のアルウス
メイン画像のアルウスはこれ。H-07「蜜に飢えた毒蜂」で地上兵器を70%破壊すると出現する。
小国3ヵ国分の航空機を搭載可能といわれているほか、40.6cm65口径3連装砲を3基、さらに155mmAGSを搭載。航空攻撃を退けても並みの戦艦を上回る火力がこちらに襲い掛かる。
さらにはアイオワ級戦艦などの強力な戦艦も引き連れている。
その後枢軸ルートK-06「奇襲!返り討ちにせよ!」にも登場。アルウス自体は強化されていないものの、艦載機の中には特殊弾頭爆弾を搭載した機体も含まれており、哨戒中の枢軸軍の艦隊を消し飛ばしながらこちらに向かってくる。
さらに強力なミサイル戦艦も随伴しているため油断は禁物。