概要
『鋼鉄の咆哮2 ウォーシップコマンダー』から登場する超兵器の1隻。
PC版では漢字表記の「荒覇吐」、家庭用版ではカタカナ表記の「アラハバキ」と表記される。
艦名は古代の日本で信仰されていたとされる神様「アラハバキ」に由来する。
日本の神様ないし日本神話に由来する艦名はかつてマイクロキャビンがPCゲームを開発していた架空戦記『紺碧の艦隊』にもあった要素であり、同作の影響を指摘する声もある。
艦種は「超巨大ドリル戦艦」と識別される。
第1作『鋼鉄の咆哮 ウォーシップコマンダー』にも同名の超兵器が登場するが、シンプルな巨大戦艦だったそれとは異なり艦首にドリル、側面に回転ノコギリを備えた異形の艦影となっている。ドリル周りの形態はOVA『新海底軍艦』の羅号に似ているとの声も。
更にガトリング砲やバルカン砲など連射性能に優れた兵装やプラズマ砲やクリプトンレーザーといった強力な光学兵器を装備し、艦尾のブースターで45kt以上の高速を発揮する。
また大柄な船体のわりには非常に小回りが利くため、背後に回り込んでも突然目の前にドリルが現れることも。
この超兵器が出てきたあたりから終盤戦が始まることも多く、艦首のドリルに恥じない熱い要素を背負って登場することも。
PC版『鋼鉄の咆哮2 ウォーシップコマンダー』の荒覇吐
D-10「大激突!ミッドウェイ海戦」でミッドウェー諸島の砲台を80%破壊すると出現する。
本作ではプレイヤー艦によって本土を完膚なきまでに破壊されたはずの大日本帝国が建造した超兵器として登場。山本五十六率いる連合艦隊の切り札として投入されミッドウェー諸島を制圧した。
山本長官直属の戦艦部隊の出現条件が砲台70%破壊であり、一定の編成値を超えるとミッドウェー諸島に荷電粒子砲が配備される、さらに滑走路を破壊すると南雲忠一率いる機動部隊も殴り込んでくるとまさに総力戦の様相を成す。
本作では最大速力47.8ktであり、それ以上の速力を発揮できる艦でなければドリルで貫かれて一巻の終わり。光学兵器対策に電磁防壁も用意しておきたい。
超荒覇吐
α-10「怯える海域」に登場。
艦首のドリルが2つに増えており、威力も倍増している。大口径砲や酸素魚雷を装備しておりこちらも脅威だが、光学兵器を装備していない。
PS2版『鋼鉄の咆哮2 ウォーシップガンナー』のアラハバキ
C-10「対馬沖の砲煙」に登場。
ドリルやガトリング砲、バルカン砲に光学兵器といった兵装構成はPC版と同じ。3Dになったおかげでドリルの威圧感も上がった。
後方が弱点だが小回りが利くのでドリルが厄介というのもPC版と同じ。最大速力もPC版と同じ47.8kt。
PS2版『鋼鉄の咆哮2 ウォーシップコマンダー』のアラハバキ
E-10「悪夢からの生還」に登場。
WSG同様の兵装構成で、猛スピードでこちらに向かってドリルを向けてくる。最大速力43.5ktを超える速力は必須である。
戦闘BGMは九十九百太郎作曲のハリマ、シュトゥルムヴィントと同一の楽曲。
アラハバキ2
G-09「正面衝突!」に登場。
PC版の超荒覇吐とほぼ同型で、主砲に100cm砲を装備している。魚雷はないが代わりに光学兵器を装備、カニ光線や新型拡散プラズマ砲を放ってくる。
副長は男のロマンあふれる超兵器に燃えており「こちらもドリルを装備して挑みましょう!」と進言するが、狭い水路で交戦することもあって実行するのは自殺行為である。
ちなみに発売前のPVでは出現デモで艦尾の大型ミサイルらしきものを発射していたが、本編内では発射していない。
PC『鋼鉄の咆哮3 ウォーシップコマンダー』の荒覇吐
連合J-05/独立J-07「海を裂く神」でセイロン島の港湾施設を20%破壊すると出現する。
船体が緑色になり初代以来の「緑神」の異名を背負って登場する。また艦首のドリルが船体下部の喫水線に移っている。
ガトリング砲やミサイル、クリプトンレーザーなどの兵装はそのままだが、ある程度損傷を与えるとなんと転覆、潜水艦のような姿になってプラズマ砲を放ってくる。
通常時・反転時ともに魚雷も放ってくるため潜水艦でも油断できない強敵である。
連合ルートではネルソン級戦艦とライオン級戦艦からなるイギリス艦隊が援護に駆け付けてくれる。
PS2/PSP『ウォーシップガンナー2 鋼鉄の咆哮』にアラハバキ
FAR-H-622「友よ、波間に睡れ」に登場。
本作では超荒覇吐あるいはアラハバキ2のドリルを喫水線まで下げたような姿で登場する。
日本ルートの副官である筑波貴繁の戦友・天城仁志の乗艦する超兵器として登場。筑波に対し最後の決戦を挑んでくる。
外観こそドリル2本だが兵装の構成は通常のアラハバキ同様のガトリング砲主体の構成になっている。
PS2版では一定の航路を周回するだけで、近づかない限りは40.6cm砲をこちらに向けて撃ってくるだったため遠距離から砲撃していれば楽に撃破できたが、PSP版では開始早々自艦めがけて突っ込んでくる。しかもPS2版にはあった島も消えており遮蔽物のない完全な一騎打ち。
PS2版・PSP版ともに2周目以降は一定の海域に進入するとヴィルベルヴィント、ドレッドノート、ハリマが出現。超兵器そろい踏みの激闘となる。
特殊任務のSPE-B-710「ドリルの咆哮」ではシュルツ達に果たし状を送ってくる。家庭用版では珍しいことに漢字表記の「荒覇吐」と名乗り、ブラウン博士に「漢字で書くと暴走族みたいね」と揶揄される。夜露死苦!
相変わらず一定の航路を周回しているだけだが、PSP版では2周目以降設定にすると最後の「あら、葉巻?」出現時に再登場する。
アマテラス
家庭用版に登場する同型艦。言わずもがな艦名の由来は天照大神。
概ねアラハバキの強化型・完全版として登場する。
『鋼鉄の咆哮2 ウォーシップガンナー』のアマテラス
2周目以降のC-10「対馬沖の砲煙」でアラハバキを撃沈すると出現。
「アラハバキは試作艦に過ぎぬ」とプレイヤー艦に通信を送り勝負を挑んでくる。
最大速力は驚異の55kt。兵装構成もアラハバキの上位互換であり、特に多弾頭ミサイルは脅威。
何故かソヴィエツキー・ソユーズ級戦艦を始めとするソ連艦隊も同時に出現しこちらも脅威となる。
『鋼鉄の咆哮2 ウォーシップコマンダー』のアマテラス
F-05「水平線からの轟」に登場。
「貴艦を撃沈してアラハバキへの手向けとせん」と同型艦の仇討ちを挑んでくる。
最大速力55ktで多弾頭ミサイルを装備しているのはWSGと同じ。
さらに8隻の航空母艦を引き連れており、熾烈な航空攻撃にもさらされる。
『ウォーシップガンナー2 鋼鉄の咆哮』のアマテラス
SPE-B-710「ドリルの咆哮」に登場。
過去作品では熱い通信とともに現れていたが、本作では本編で出番がないことをナギ少尉に揶揄されて「出番ないって言うなぁー!」と通信を送って戦いを挑んでくるギャグ要員となった。
拡散荷電粒子砲や超怪力線照射装置など過去作品以上に光学兵器を主体としており、接近戦を挑むのは危険。
PSP版では2周目以降設定にすると「あら、葉巻?」出現と同時に再出現する。
あら、葉巻?
SPE-B-710「ドリルの咆哮」に登場。「ドリル三兄弟の長兄」を名乗る強化型・・・らしいのだが艦名が完全にギャグなのはいかがなものか。
葉巻の煙をイメージしたのか出現すると周囲に霧が立ち込め、ほとんど周りの見えない状態での戦闘となる。
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荒覇吐(巨大戦艦):第1作の同名の超兵器