概要
『鋼鉄の咆哮 ウォーシップコマンダー』に登場する超兵器の1隻。
「テュランヌス」は「暴君」を意味する。
56.0cm65口径砲12門を備えた航空戦艦で、船体の両脇にV字型に張り出した飛行甲板が特徴。
どことなくマイクロキャビンがPCゲームを開発した架空戦記『紺碧の艦隊』に登場する虎狼型航空巡洋戦艦に似ている。
武装は主砲のほかミサイル、エレクトロンレーザー、小型レーザーなど火力の高いもので揃えられ、耐久力は荒覇吐の2倍以上。
最終局面に近づくG-12/作戦7-12「最終血戦」に出現。電波妨害装置を装備しておりレーダーで探知しづらいが、おびただしい数の艦載機を放ってくるため発見は容易。
本体の戦闘能力はナハト・シュトラールとほぼ互角。
PC版のオープニングでスペックデータが表示される場面があり、全長639m、全幅223m、喫水29m、排水量800,000tとされている。
PS2版では同名の軍事組織の総帥アレスが座乗する最終兵器として登場。いかにも最終決戦たらんとした雰囲気で登場するが、当然これで終わりではなく…
軍事組織「テュランヌス」
PS2版では「テュランヌス」は同艦を開発した巨大軍事組織の名前になっている。
「超兵器」による強大な軍事力で全世界を支配した軍事組織で、主人公である「艦長」はテュランヌスの手に落ちた祖国を離れレジスタンスに参加したという設定。
- ゴーダ
声:小原雅一
テュランヌス太平洋軍司令。熱くなりやすい性格で一度燃えると止まらない熱血漢。作戦1-01から早くも名前が登場し、作戦1-09で艦長たちに通信を送る形で初登場する。
部下からの信頼も厚く、何度も交戦したレジスタンス側からも「古い戦友のようだ」と評されている。
海上戦力を主体とし、指揮下にはゴーダ自身が不死身と称する精鋭の潜水艦隊「黒い影」を有する。
「黒い影」の切り札であるレムレースのほか、荒覇吐とナハト・シュトラール、レジスタンスから奪ったマレ・ブラッタと4隻の超兵器を指揮下に収めていた。
作戦6-12でナハト・シュトラールを率いて直接対決を挑むが、撃沈され戦死する。
その後も「黒い影」は残り何度か仇討のためにレムレースを差し向けてくる。
- ロゼ
声:市場梓
テュランヌス大西洋軍司令。ゴーダとは対照的にさっぱりした性格の女性。
名前自体は作戦2-05から登場するが、艦長に通信を送ってくるのは作戦4-09とかなり後。艦長を「レジスタンス随一の切れ者」と称する皮肉屋めいた一面がある。
航空戦力を主体としており、指揮下には精鋭の航空部隊「告死天使」を有する。同部隊は名前が登場するのは作戦4-07のみだが、その後もアルウスの艦載部隊としてレジスタンスと戦火を交える。
アルウスのほかヴィントシュトースを指揮下に収め、主にヴィントシュトースを主戦力とする。
作戦6-08では「しつこい男ね、あなたも」と次第に追い詰められたかのような通信を送り、作戦7-08では再びアルウスを率いて決戦に臨むが撃沈され戦死する。
- アレス
テュランヌスの総帥で「暴君」の異名を持つ。
強大な軍事力と優秀な部下の実力をもって世界を征服した支配者であるが、劇中では作戦指令7の終盤に名前が登場しただけで特に主人公たちへの通信を行う場面もないという地味な存在である。
しかしアレスとの決戦の直前にレジスタンスに内通者の存在が疑われ、アレスの死後頭角を現しテュランヌスの第二の総帥となる。