あらすじ
冬、夕焼けに染まる公園。
高校生の貴方はここのベンチで、ある人を待っています。
その相手は、名前も知らないお姉さん。
部活に入らず、かといってまっすぐ家に帰る気にもなれず
公園で時間を過ごしていた貴方に声をかけてきた謎のお姉さん。
彼女の口から出る言葉はその全てが取るに足らない"カスの嘘"で、そこにコミュニケーションを取ろうという意志は感じられません。
しかし、そうした日々が続くうち、いつしか貴方にとって
お姉さんとの時間は特別なものになっていきました。
彼女の目的がただ「カスの嘘をつく」ことだけだったとしても、
二人で過ごす時間は、心の隙間を埋めてくれるようで―――
概要
同人音声サークル「はるばーど屋」から2023年12月15日に販売された音声作品。日の落ちた公園]のベンチで、職業も年齢も不詳のお姉さんが嘘まみれのエピソードを次から次へと語り出す。一方的に投げつけられる多種多様の「カスの嘘」に、貴方は耳から心まで翻弄されていくだろう。
トラック3『無敵』やEXトラック『カスの嘘 100連発』では、聴きごたえはあるが根も葉もない大嘘をマシンガンのように浴びせられる。全年齢対象の作品であり、R-18要素は存在しないため安心して嘘に身を預けられる。
歴史
2023年11月10日、Xにて初の告知ポストが投稿。その約1か月後となる12月7日にDLsite上で予告ページが公開されると、試聴できる範囲の内容の嘘まみれっぷりに告知の段階でASMRを普段聴かない層をも巻き込んで大反響を呼んだ。
予告ページ公開と同日、サークルのXアカウントから本編未使用となったカスの嘘を毎日ポストする「きょうのそらまめちしき」企画も実施され、継続的に話題が続いた。
そして同年12月15日に満を持して発売されると、その日のうちに3000ダウンロードを達成。販売から1ヶ月もしないうちに翌年1月6日には10000ダウンロードを達成し、3月6日に発表された「DLsiteアワード2023」で「DLsite2023新人賞」を受賞した。
10000ダウンロードを記念し、2024年3月20日に阿佐ヶ谷ロフトAにてトークイベント『ダウナー系お姉さんにボツの嘘を流し込まれるイベント』が実施された。
「はるばーど屋」のメンバーである谷幽零と棘アイロン、オモコロなどで活躍するWEBライターのシュゴウの3人が登壇し、未使用となった嘘や制作の裏側などが公開された。ツイキャスでもアーカイブ配信が行われた。
嘘が最も輝く4月1日には当然エイプリルフールを実施、「ノベライズ」「コミカライズ」「アニメ化」「ゲーム化」「舞台化」「アニメ2期」など様々なメディア展開が行われるという嘘をポスト。
しかしその中の「コミカライズ」だけは実は本当で、2024年9月3日からカドコミやニコニコ静画にて『ダウナー系お姉さんに毎日カスの嘘を流し込まれる話』が現在連載中。イラストを担当した生倉のゑるが作画を行っている。
原作はカスの嘘を流し込まれる対象は視聴者自身だが、コミカライズ版では学ランを身に着けた男子学生の少年が主人公兼嘘受け役となっている。『音声』では描かれなかったお姉さんの一面も見られ、そちらとは違った話の展開や嘘の内容が楽しめる。
ちなみにサークルのXアカウントでも連載されているが、嘘の内容が漫画サイト版とは異なるものになっている(それに合わせて絵の内容も変更されている)という徹底ぶりを見せる。
関連タグ
ダウナー系お姉さん
もしかして?
→嘘豆知識のお姉さん:255氏によるお姉さん。こちらは有料で頼めばそれ相応のカスの嘘を拝められる。