グレンラガン
ぐれんらがん
概要
カミナたちが獣人からかっぱらったギャンザを改造して作り出した「グレン」とかつて螺旋族が生み出した「ガンメン」の「ラガン」が合体して生まれた巨大ロボット。
搭乗者はラガン側はシモンで固定。
グレン側は時期によって入れ替わり、第1部では主にカミナ、第2部ではロシウ。
第3部以降は大グレン団に加入したヴィラルがブータと共に搭乗する。
また、操縦は基本的にラガン側に主導権があるが、グレン側に移譲することも可能。実際に第1部ではほとんどの場面でカミナが操縦している。
グレンに搭乗者がいなくてもラガンだけで操縦は可能だが、機体の真価を発揮することは出来ない。
単体では空を飛べないが、獣人軍の空戦用ガンメンを取り込みグレンウィングへと変化させた事で飛行が可能となった。
なお合体時にどこからともなく現れる兜は初陣でエンキから奪い取ったもので、強奪した際の損傷で日輪状の角飾りは欠け三日月状になっている。
このロボットのキモとなっているのは頭部に位置するラガンであり、搭乗者の螺旋力によってエネルギーを引き出し、ドリルを突き刺すことであらゆるガンメンを取り込んで進化することが出来る。
グレンラガンは寄せ集めガンメンであるグレンをラガンが取り込んで合体することで進化した形態なのである。
機体自体は特別大した能力を持たないが、搭乗者自身の気合いと根性で無限に強くなるという、他に類を見ない珍しいロボットである。
搭乗者であるシモンの螺旋力によって能力が大きく左右されるという特徴があり、シモンの闘志が燃え上がると無敵の強さを誇るが、反面彼の精神が不安定になると能力も下がってしまう。
ちょっとした傷程度なら螺旋力によって自己修復することも可能だが、修復前にラガンが分離するとグレン側の損傷はそのままになってしまう。
武器や必殺技も螺旋力に応じて変幻自在に変わるため、多種多様な戦闘を可能としている。
武装・必殺技
装備
- ドリル
グレンラガンを代表する武装。シモンの螺旋力により、身体のどこからでも生やすことが出来る。
元々はラガンに備わっているドリル生成能力が、合体して一体化したことでグレンが構成するボディ部からも出力出来るようになったもの。
地面を掘ったり敵を貫く以外にも、傘のように大きく生成して盾にする、全身から出して周囲一帯を攻撃する、ミサイルとして射出する、「水を掘る」という理屈で水中での推進力とするなど、幅広い用途を見せた。
- グラサンカッター
数少ない固定装備の一つ。カミナのグラサンを模して作られたもので、元々はグレンの装備。
近接戦で剣として使うだけでなくブーメランとして投げることもでき、「ギガドリルブレイク」時にはなぜかぱきんと割れるように増えて相手を捉える。
- グレンウイング
第2部にて獲得した飛行ユニット。元々は「カトラ・リーダー」という敵ガンメンだったが、その合体能力を利用して強奪、ウイングとして取り込んだ。
後にブーメランとしても利用される。
必殺技
- 燃える男の火の車キック
- 男の怒り炸裂斬り
- トロイデルバースト
- スカルブレイク
- フルドリライズ
- グレンブーメラン
- ダブルブーメランスパイラル
- ギガドリルブレイク
派生機体
アークグレンラガン
超弩級戦艦アークグレンとグレンラガンが合体した形態。
天元突破グレンラガン
グレンラガンを核として大グレン団の生き残り達が螺旋力を全開にして合体した形態。
スカイキャノングレンラガン
マンガ「決戦!男組編」に登場。
グレンラガンにヨーコMタンク(ヨーコ搭乗)、グレンウイング(ニア搭乗)が合体したガンメン。
グレンラガンの背部にウイングが、肩から首後ろにかけて変形したMタンクが装着される。
合体口上は「完全合体」。
余談
システム上、ラガンとシモンの組み合わせさえ維持されていれば、グレン側のパイロットは誰でも良いし、何ならボディ部に何のガンメンを持ってきても問題なく合体できる。
実際にグレンは複数人が乗り換えているし、合体相手のガンメンに関しても漫画版ではヨーコの操縦するホーダインと、DS版付属DVDではカミナが強奪したウサピョン(ザウレッグ)との合体を披露している。
……まぁ上記二例はともかく、平時に無理にグレン以外と合体させようとしても、中核たるシモンのテンションに影響しそうだが。
公式で大きさが明言されていないが、一応放映当時のムック本による考察ではグレンラガンの機体サイズは5mほどという異常に小型機であるという説があった。
当然ながら5mだと作中描写的に不自然な箇所が多く存在するため、実際はもっと大きい機体だと思われる。