概要
乗組員を必要としない兵器の事。広義では遠隔操作の出来る兵器(いわゆる鉄人28号やモビルドールなど)も含む。人間が搭乗しないことによる利点も大きい。
二足歩行・四足歩行・無限軌道(キャタピラ)・タイヤ式・多脚式・航空機から、地面や壁面・天井等に設置式のタイプなど様々な形態が研究されており、SF・フィクションなどでの世界観では実用化されて実践投入されている場合も珍しくない。
- 兵士を送らずとも戦闘が行え、破壊や撃墜・行動不能に陥っても人的被害が無い。
- 敵の捕虜となったり、戦地や墜落地点へ救助に向かわせる手間やリスクがない。
- 操縦者の交代が容易で、(比較的)快適な環境から操作すれば長時間の任務も行いやすい。
- 人間が乗らない、コックピットや快適・生存のための装置が不要であるため内部を簡略化しやすく、無人機そのものを小型化しやすい。
- 集中力が途切れず、適切なメンテナンスをすれば24時間眠らずに動作し続ける。
…という利点があるが、それ故に残虐性、非人道性について議論されることが多い。
操縦なく完全自律で攻撃をする場合、敵味方の識別ミスや誤作動などで味方や民間人を撃ってしまうといった無差別攻撃のリスクもある。
その他、利点・欠点はUAVの記事を参照。