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暴走族の編集履歴

2013-06-27 11:34:45 バージョン

暴走族

ぼうそうぞく

暴走族とは、バイクや車等で集団で走る不良集団である。

1970年頃から本格的に広まったと言われる違法暴走集団。


警察の分類では「共同危険型暴走族」と、「違法競走型暴走族」に分けられる。公道で危険暴走を行うのはどちらも同じだが、後者は「走り屋」「ローリング族」などと呼ばれることが多く、「暴走族」の名で世間で一般的にイメージされるのは前者の「共同危険型暴走族」である。


改造バイクや特攻服などの特徴的なスタイルで徒党を組み、夜間等に暴走行為を行い社会問題化した。女性の暴走族は「レディース」とも呼ばれる。


主に道路交通法の共同危険行為として罰せられる、違法行為である。

ネットスラングでは珍走団とも呼ばれる。


共同危険型暴走族

かつては特攻服を着て、改造バイクなどに乗り、独特のセンスの漢字の当て字(「夜露死苦」など)や右翼的なデザインの意匠(旭日旗など)を好んで使ったりといったスタイルがおなじみであったが、段々こうしたオールドタイプの暴走族は減っている。


上下関係などが厳しく、またヤクザなどが「ケツもち」としてつき、上納金を納めさせられている場合もある。かつてはヤクザの人材供給源のひとつであった。


こうした体質は現代っ子には「ダサイ」と受け止められ、新入者が減り、急速に衰退中。東京や湘南などの大都市近郊では従来型の暴走族はほぼ絶滅している(まだ地方によっては昔ながらの暴走族が残っている場合もある)。こうして暴走族の高齢化が進んでおり、かつては18歳前後で引退したものが、最近では20歳過ぎ、ひどいと40代すぎで逮捕されるものさえいる。近年顕著なのは、古いオートバイを乗り回す「旧車會」の暴走族化である。本来は1970年代〜80年代の旧車を愛好する大人の集まりだったのだが、暴走族を卒業した大人の流入により、しばしば少年時代の昔を懐かしんで暴走する成人版暴走族と化している。


暴走族の数には地域差があり、冬に路面凍結して走れない北海道などの北国にはもともと少なかった。ただ、札幌市などでは、徒党を組んで大声を出し練り歩く「徒歩暴走族」(走らないのでこのネーミングはちょっと変なのだが)なるものもおり、雪国でなくても祭りなどで大規模な交通規制が敷かれる際に、バイクなどの車両に乗らず騒いだり暴徒化する例もある。姫路市では夏祭りの際に「バーリバリ!」などととバイクの音を模した大声を出して練り歩く徒歩暴走族が出現し大規模な取締が行われ、ネット上でも話題になった。またかつてはバイクに乗れない中学生による「自転車暴走族」も存在した。


アメリカの暴走族

ヘルズ・エンジェルスに代表されるモーターサイクル・ギャングと呼ばれる組織化された違法行為に従事する大型オートバイを乗り回すギャングのような例外を除いて、

米国でも、昼間にフリーウェイを集団で爆音を立てながら大型オートバイで疾走することを好むような連中がおり、これらは モーターサイクル・クラブ(Motorcycle club) と呼ばれ、カリフォルニアなど一部の都市周辺部・郊外での活動も見られる。ただ米国ではこれら集団の立てる爆音も、国民性にも絡んで寛容な傾向が見られ、またこれら集団の構成員も30代・40代といった大人が多く、健全な趣味の範疇として扱われる。主に1970年代の懐古スタイルである場合が多く、ハーレーダビッドソンの二輪車を好むとされる。

これらの集団は季節労働者として全米を移動しながら活動していると見られており、また健全な趣味として認知されるべく、ハイウェイ周辺のゴミ拾い活動を展開するなど、社会奉仕活動に率先して従事する姿も見られる。その多くは成人の肉体労働者(ブルーカラー)であるため、自身の健康を損なう麻薬には手を出さない・社会のルールを守るなど、一定の自負をもって活動している様が見られ、日本の反社会的な存在としての暴走族とは大きな違いがあり社会的に容認されている。


フィクションの暴走族

一時期は漫画の題材としてもよく扱われたが、上記のような社会情勢の変化もありかなり作品数は減っている。

暴走族を扱ったフィクション作品

関連タグ

犯罪ヤンキーDQN

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