概要
声:天田益男
キングジコチューの部下の一人。
第23話にてリーヴァと共に初登場。
地球にやって来る前はリーヴァと共に別の世界を攻撃していたようで、既に三つの世界を攻め落としたらしく、チームワークの悪いジコチュートリオとは違ってリーヴァとは息の合った連係を見せる。
凶暴かつ好戦的な性格であり、一見すると愚鈍に見えるが、言葉の一つ一つには凶暴さの中にも知性を感じさせている。
また、イーラとは反りが合わないようで、度々いがみ合っている。
その見た目どおり、パワーを生かした戦い方を得意としている。
名前の由来は七つの大罪の一つ「暴食」のラテン語表記「gula」(グラ)。
(暴食を司る悪魔「ベルゼバブ」ではないのは、ベールと被るからと思われる)
容姿
恰幅の良い大柄な中年男性の姿で、初登場と同時に肉を食べたり食べ物の匂いに敏感だったりと非常に食い意地が張っており、本人曰く「食べる事は生きがい」。
食べ物以外の物も食べられるようで、劇中ではプリキュアの技やアジトにあるボウリング球やソファなども食べている(ただし、美味しく感じるわけではない)。
口の中には鮫のような鋭い牙が生えており(心なしか髪型も鮫の鰭に似ている)、キュアロゼッタのロゼッタリフレクションをその牙で噛み砕いている。
腕は丸太のように太く、それを振り回したパンチやラリアットなどのパワー殺法が得意。
各話での動き
- 23話
- 初登場。ジコチュートリオに代わってプリキュア打倒をキングジコチューより命じられ、リーヴァと共に出撃。その鋭い歯と強靭なアゴでロゼッタリフレクションを噛み砕いた(美味かったのか、何故か頬を赤らめて悦に入っていた)。
- 24話
- ボウリングの球を噛み砕いて「不味い」と発言。ジコチュートリオに「ボウリングも知らないのか?」と嫌味を言われるが、グーラ本人は知っててやっており、リーヴァと一緒になって三人をからかった。今回はリーヴァが単独で出撃したため、出撃はなし。
- 25話
- 26話
- アジトをリーヴァと共に我が物顔で占領し、文句を言ったイーラをボウリングの球代わりにして放り投げる。その後、記憶を失くしたイーラの処遇を巡って言い争っていたエースと六花達をジコチューを使わず自ら襲撃。結果としてそれがイーラが記憶を取り戻すきっかけとなる。戦闘ではエースショット(青)で身動きを封じられるが、その後に放たれたダイヤモンドシャワーを「かき氷なら好物」と言って食べてしまう。しかしダイヤモンドがそれならばと逆にダイヤモンドシャワーを食べさせ続けた結果、アイスクリーム頭痛を起こして撤退するという間抜けなやられ様を見せた。
- 27話
- 冒頭で自転車ジコチューを浄化され、その腹いせでアジトにある物を手当たり次第にやけ食いしていたところにリーヴァから共同戦線を提案される。その際、リーヴァに「あなたのワイルドなところが気に入ってる」と言われて赤面し、「お前のシルクハット、嫌いじゃないぜ」と返してコレを快諾。禁止区域でバーベキューをしようとしていた青年から抜き取ったプシュケーに二人でジャネジーを注ぎ込んで強力なジコチューを生み出し、リーヴァと共にプリキュアを圧倒した。しかし、あと一歩でトドメというところでお茶菓子の匂いを嗅ぎつけてジコチューと共に戦線離脱してしまい、敗北の切っ掛けを作ってしまった。この後、初めてリーヴァと喧嘩になっている。
- 31話
- キングジコチューの怒りをベールにほのめかされて焦り、リーヴァとともに世界を滅ぼす最後の手段として、ジコチュー植物がばらまいた種で世界中の人間をジコチュー化しようとした。さらにリーヴァと合体して怪物化(頭部の白い仮面がリーヴァ、ゴリラのような胴体がグーラ)する。プリキュアの技は何一つ通用しない強さを誇り、三種の神器・ラブリーパッドも破壊する。しかしキュアハートの想いに応えて生まれ変わったラブリーパッドの力の前に敗れ去り、なんとかアジトに逃げ帰るも、ベールにジャネジーを吸い取られてリーヴァともども消滅してしまった。
梅澤P時代のプリキュアシリーズには改心する事無く40話も待たずに退場した敵は存在せず、このパターンは鷲尾P時代以来5年振りである。幹部同士が最後に合体するのは、フレッシュプリキュアのノーザ・クライン以来。