概要
魔女の手下たち。魔女の自己実現をサポートするとともに、魔女を魔法少女達から守る存在。
使い魔は魔女に与えられた「役割」を持つが、その多くは無能であるか利己的であり、魔女の命令を実行できないでいる。それどころか魔女に疎まれている手下もいる。
公式によれば魔女に忠実な使い魔はGertrudの手下のみということだが、劇中の描写を見る限りはHolger(上条恭介に酷似したもの以外)なども忠実と言える。
Oktavia von Seckendorffは最初手下を持たなかったことを考えると、生まれたての魔女は手下を持たず、しばらくすると手下を持つようになるようだ。
使い魔は複数存在する場合もある。また時間軸によって使い魔が違う場合も存在する。
また、魔女図鑑やプロダクションノートでは使い魔とみなされていない、結界内で動きまわる存在もある。
魔法少女まどか☆マギカポータブルでは、本編にいない使い魔も追加された。また、本編で使い魔扱いではなかった存在が、ゲームシステムの都合上使い魔扱いとされているものもある。
魔女はIsabelを除き基本的には喋らないが、使い魔たちは喋ることができる。
内容や使用言語は様々で、ドイツ語であったり、日本語であったり、その逆再生であったり、意味のない叫び声であったりする。
使い魔も単独で行動し、人を喰らうことができる。ある程度の人を食らった使い魔は、親と同じ魔女に成長する。
使い魔を倒してもグリーフシードは得られないので、魔法少女にとって使い魔を倒すのはただ働きとなる。市民の犠牲に目をつぶって魔女に成長するのを待つか、魔力の無駄打ちを覚悟の上使い魔のうちに倒すかは、彼女らの良心に委ねられている。
名前
アニメ本編に登場する使い魔は、魔女と同様魔女図鑑に名前が掲載される。
魔女と同様にこちらも男性名も含まれる。
外伝作品の使い魔の名前は公表されていない。
また、魔法少女まどか☆マギカポータブルや叛逆の物語で追加された使い魔も名前は不明で、「○○の魔女の手下(ニックネーム)」と表記されている。
バリエーション
同じ使い魔でも、外見や能力にいくつかバリエーションがある。
例えば劇中では、Pyotrが少なくとも3種類のバリエーションを持つ。
ポータブルでは、本編にないバリエーションが幾つか追加された。
他にも、AnjaやDoraのように、変身・変形できるものもいる。
容姿の違う使い魔が、バリエーション違いであるのか別の使い魔なのかを判断するのは難しい。
下記の一覧では、設定資料や作画のタッチなどから同一と思われる使い魔には同一の名前を割り振っている。
そのため、確定したものではないことに留意されたい。
使い魔に関する推測
魔女ファンの推測で、使い魔は、親の魔女が生前、ほんとうに欲しかったものを表すという説がある。
使い魔は魔女の欲しいものを持ってきてくれないが、絶望の化身である魔女は無能な手下しか創造できず、最高次の欲求である自己実現欲求を永遠に満たせないでいるのだ。
使い魔一覧
本編・劇場版・ポータブルに登場する使い魔
登場魔女が共通しているため、本編および劇場版新編とポータブルの使い魔は同一表で扱う。
初登場話の欄に「P」と記されているものは、ポータブル初登場の使い魔である。
名前欄のカッコ書きは、ポータブルで同じ魔女の手下を区別するために付けられた仮名である。
備考欄に☆のついた項目は、ポータブルで雑魚敵として登場するが設定上使い魔扱いされていない存在である。
ポータブルの謎の魔女結界では、魔女に対応しない手下が登場するが、これは考慮しない。
その他外伝作品の使い魔
すべてが名無しであるため、名前は省略する。
親の魔女 | 概要 | 初登場話 | 備考 |
---|---|---|---|
MARGOT | シルクハットをかぶった雲状 | おりこ5話 | |
コールサイン『プロローグ』 | しおり人間 | かずみ3話 | |
Nie Blühen Herzen | かずみ5話 | ||
Arzt Kochen | かずみ5話 | ||
カエルの魔女 | ハスの葉を持ったおたまじゃくし風 | モバゲ37話 | |
セルの魔女 | モバゲ39話 | ||
歌姫の魔女 | モバゲ41話 | ||
夢の魔女 | バクに似た姿 | モバゲ43話 | |
PAOLA BONA | その役割は浮力 | CM82限定前売券付属カード |
関連タグ
以下、ネタバレ注意!
叛逆の物語
新たな敵・ナイトメアは使い魔を持たないが、自分のモチーフである動物を模したミサイルを武器とする。
初登場の使い魔は、本編初登場の魔女・Homulillyのもの。
改変後の世界では、親の魔女が円環の理の一部となり、魔法少女の姿を取り戻した後も付き従っている。本作ではPyotrとHolgerが、親の魔女と共に本編に登場する。
しかし、他の使い魔も親の魔女を差し置いて登場。これは美樹さやかが他の魔女から使い魔を借り受けたためであることがパンフレットで明かされている。
悪魔ほむらに再編された新世界では、野生の生き物のようにその辺を闊歩している。
または普通に生徒として授業に参加している。
一般人はおろか、前世界の記憶を残している者もこのことには疑問を挟まない。