概要
本能字学園において一部の生徒にのみ与えられる学生服であり、一般生徒のものと違い、黒い「星」の意匠がある。
極制服を着た者は、精神・肉体面(あと容姿も?)において多大なるパワーアップを得、星の数が多いほど、その効果は大きい。これを与えられていない一般生徒は「無星(むぼし)」と呼ばれ、彼等は極制服持ちには頭が上がらない。
星の数によって学園都市内での住環境も厳しく差別され、満艦飾マコを始めとする無星生徒の家は最下層のスラム街、一つ星はマンション、二つ星は一戸建ての高級住宅と決められており、本能字学園のスクールカースト制度を支える要素の一つとなっている。
実力次第で極制服を得れば家の扱いも変わる模様で、纏流子が喧嘩部として活動しクラブを倒し続けた結果、満艦飾家は二つ星の暮らしを手に入れていた。
この制服には、「生命戦維」という特殊な繊維が織り込まれており、着た者に超人的なパワーを与え、鬼龍院皐月から選ばれていない人物が着用しても恩恵を受けることは出来る。
そのため他の地域から極制服入手のためスパイが差し向けられることもある。
「生命戦維」が多く織り込まれるほど強力になるが、それに見合わない実力の者が着ると自我が保てなくなり暴走してしまうなど、非常に危険な代物でもある。
一方で、装着者が服の許容量以上の能力を発揮すると、服の方がそれについて行けずに逆にオーバーヒートを起こして稼働不能に陥ってしまう事があるが、それは数える程度の事例しかない。
極制服の縫製は伊織糸郎率いる裁縫部が一手に仕切っているが、「生命戦維」の原料並びに入手先については、現時点では不明。
極制服の種別
星は一つ星から三つ星まで存在し、生徒会長である鬼龍院皐月の判断のもと、それぞれの実力に合った星数の極制服が下賜される。
しかし、失敗などで評価が落ちれば直ちに没収されてしまう厳しさがある。
一つ星極制服
最下級の極制服でデザインは学生服(学ラン、セーラー服)型と、各部活の部活着・ユニフォーム(パーカー、テニスウェアなど)型とがある。来ている者の顔つきや髪型は一様であり、まるで戦闘員のようである。「生命戦維」は10%織り込まれている。
上位の極制服との性能は雲泥の差があり、第一話冒頭で一つ星極制服を盗み出そうとし、追い詰められて着用された男子生徒(上のイラストの彼)は、蟇郡苛により一方的に蹂躙されてしまった。
纏流子は極制服や神衣(カムイ)なしで一つ星着用の男子生徒の集団を蹴散らしている。
二つ星極制服
各部活の部長といった中堅以上の実力の持ち主に与えられる極制服であり、各人の資質・技能に合わせカスタマイズされた機能特化型の品である。「生命戦維」は20%織り込まれている。
第7話では、満艦飾マコも喧嘩部部長として二つ星極制服を着ていた。→マコ番長を参照。
三つ星極制服
無星の生徒から見れば雲の上の存在である「生徒会四天王」(猿投山渦、蟇郡苛、蛇崩乃音、犬牟田宝火)が身に着ける最高の極制服。普段は制服姿だが、戦いの際、力を解放すると自身の能力に特化した「装」へと変身する。現在能力が判明しているのは、蟇郡と猿投山のみ。
しかし四人の上に立つ、本能字学園の絶対権力者・鬼龍院皐月自身は持ち武器の「縛斬」で事足りると思っている為に極制服を身に着けておらず、後に極制服よりもはるかに強力なセーラー服型の神衣「純潔」を身に着けるようになる。