木刀とは木で日本刀を模したものである。日本の剣術で形稽古に使用するために作られ、剣道・合気道においても素振りや形の稽古で使用される(実戦に用いられることもある)。
稽古用
太刀(大刀)だけではなく、小太刀、鞘木刀、薙刀、槍、鎖鎌、実手、着剣した銃など小太刀術、居合術、薙刀術、槍術、鎖鎌術、実手術、銃剣道などにおいてもそれぞれの武器を木で模したものもがある。
工芸品としての木刀は、8割~9割が宮崎県都城市において製造されている。
土産物
全国各地の歴史的建造物・史跡などの観光地の周辺の土産物店で土産物として木刀が販売されている。初めて観光地で木刀が販売されたのは福島県会津若松市の飯盛山で、白虎隊をモチーフにした白虎刀とされる。白虎刀がたいへんよく売れたため、製造会社が各地の観光地名が入った木刀を全国各地の観光名所に売り込んだため全国で販売されるようになった。