概要
MHFの海竜種モンスターとしては3番目にあたる。
剛種ならびにG級クエストで相見える。
別名は「喰血竜(がけつりゅう)」
骨格自体はアグナコトルに似ているものの、過去二種の海竜種とは一線を画す独自のモーションと、生物としても異彩を放つ不気味な性質を持つ。
特徴
海を渡ってやってきたとされる新種の海竜種モンスター。
水辺に生息しており、体表に独特の「ぬめり」を持つ。このぬめりに水分を保有させることで地上での活動を可能にしているという、非常に海竜種「らしい」特徴をしている。外観も、青と白の斑模様に頭部や背部などにヒレを持つという海竜種らしいもの。
しかし他の同属には見られない特徴として、上顎より大きく突き出た一対の牙、体の側面を走る切れ目と、さらに最大の特徴たる異形の舌部を持つ。
爪がなく丸みを帯びた前脚を持つが、この前脚は外観以上に強靭で、これを使って地中を潜行する。
長い舌を、オオナズチ以上に巧みに使って攻撃するほか、この舌を対象に突き刺して吸血を行う。
これこそが別名の「喰血」の由来であるが、吸血行為自体は他の生物にもみられる特徴である。
バルラガルがわざわざ「”喰”血」と強調されるのは、彼らが積極的に吸血を狙い、そして吸血した対象によって自身の属性を変化させるためである。この独自の特性こそが彼ら最大の特徴であり、その不気味さを象徴する一番の要素なのだ。
この生態をモデルとして、MHF初の拘束攻撃を搭載している。が、この拘束攻撃、ハンターはおろか他モンスターでも頻繁に狙うだけでなく、ダメージに応じて画面が血しぶきに覆われるという非常にスプラッターな演出が為される。それによって力尽きた場合のハンターの動きもさながら殺人事件の被害者のようであり、ぶっちゃけ猟奇的。
ちなみに、吸血によって属性の変化が済むと吸血を行わなくなる。ただし、舌を使った様々な攻撃は変わらず使用してくる。
吸血状態
吸血行為が成功すると、体の側面の切れ目が開き、管のような器官が露わになる。吸血した対象によってこの管の色が変化し、その色によって得た属性も異なる。現在の属性は以下の通り。
- 紫:毒属性。ドスイーオスから吸血して変化するほか、沼地では地中潜行からの復帰でも変化する。
- 黄色:麻痺属性。ドスゲネポスから吸血して変化。
- 赤色:属性不明。ドスランポスならびにハンターからの吸血で変化。切れ味が落ちる、弾やビンが無くなるなど、なんだかよくわからないがとにかく嫌らしい妨害攻撃をしてくる。古龍が持つ独自属性の様に名付けるならば、さながら妨害属性といったところか。
この状態になると、エリア全域に対する広範囲ガスの他、グラビームよろしくビーム状の属性ブレスを発射してくる。なおこの属性ブレス、後退しつつ頭を左右に揺らしながら撃つため、狙いにくいうえに近接武器ならさらに被弾しやすいという非常に嫌らしい攻撃となっている。
これらを始めとする属性攻撃を2・3回行うと、再び吸血前の状態に戻り拘束攻撃も復活する。
また、バルラガルは「混水袋」という独自の器官を持っており、素材として入手できる。これは吸血で摂取した血液を一時的に保存する器官で、狩猟中にバルラガルがハンター以外から吸血を行うと、その対象によって報酬として得られる際の名前と性質も変化する。
つまり、モンスターの行動によって入手素材が変化する、パリアプリアのような特性も持つのである。
武具
武器
前述の混水袋から変化した「~袋」を強化の際に使用することで、武器自体の外見及び性能が変化する少し変わった強化ルートを持つ。
また、近接武器全種で共通して切れ味ゲージが赤・紫のみという何ともな性能を誇る。
防具
防具は剛種防具が「ストロマ」、G級防具が「プランダ」という名称。
吸血という生態を持つバルラガルを反映してか、男女共に吸血鬼のような外見になるのが特徴。
このうち、G級防具には「モンスターを攻撃した際、一定確率でモンスターに与えたダメージの一定割合分自身の体力が回復する」という新スキル“吸血”がつく。
余談
名前の由来は、ラテン語の「バルバルス」とスペイン語の「ラガルティハ」の組み合わせ。意味は「野蛮な蜥蜴」であるらしい。
MHFとしては珍しい猟奇的でホラーチックなモンスターであるが、その実装について
「愛されているフルフルと同じ系統なので大丈夫と判断した」「人気だけで実装すると飛竜種ばかりになってしまう」と話している。
実際、バルラガルの登場ムービーは非常に不気味なものなのだが、フルフルの歴代ムービーと似たような雰囲気を持っている。
関連タグ
ギィギ(吸血を行うという習性が一致する)
ネルスキュラ(「捕食対象を利用する」という点が共通する)