概要
自分を客観視できない(自我中心性)、または自己の利益ばかりを重視する(利己的)な人の事であり、一般的にはマイナスの印象を持たれる性格。心理学的な意味での「自己中心性」は前者のタイプだが、一般的に自己中と呼ばれるのは主に後者のタイプ。
わがままや自分勝手などが類義語ではあるが、これらと比べても基本的に蔑みの意味を込めて用いられる事が多い。
他人を自分の都合の良いように利用したいという考え方は一般的な人にも多かれ少なかれあるわけだが、それを露骨に出すと周囲には嫌われ、警戒されることは避けられない。
世界のほとんどの文化では、利他と協調が賛美され、自己中は基本的に戒められる発想だが、個人の独立や競争を尊重する文化を持つアメリカ合衆国においては、同情や共感を軽蔑し、自己中を積極的に肯定する思想もかなり影響力がある(アメリカが先進国としては例外的に国民皆保険が無いことの一因である)。
二次元においての自己中キャラクター
涼宮ハルヒ・・・最早騙るまでもないメジャーな自己中人物。まぁその自己中に付き合いたい寧ろ巻き込まれたいとか思ってしまう紳士淑女諸君も多々いるとかいないとか・・・
第六天波旬・・・神咒神威神楽に登場する自己愛性人格障害の極致と言っても良い神。「自分大好き、自分最高」と言ってるだけなら勝手にしてろと思えるのだが、「この世に俺以外要らない」「汚らしい塵糞(人間)全部掻き毟って真っ平らにしたい」など自己以外への強烈な排除性を有する上に「他人」を認識出来ていないという有様。さもあらん。波旬にとっては「俺だけを抱えた俺だけの俺のための俺による俺の静かな宇宙が愛しい」と豪語しきるほどに自己愛のみでしか思考が為されていない為、そもそも「他人」という余分な因子が思考に入り込む余地がないのだ。当然ではあるが「愛」「友情」「触れ合い」といった感情、事象も概念から全く理解出来ていない。つくづく救えない・・・。しかし、そんな人格障害者の癖に何故か煽りスキルは異常に高い。実は案外コミュ能力高いのではないだろうか(悪い意味で)
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ジコチュー:ドキドキ!プリキュアの敵キャラクター