概要
『少年少女が大人からポケモンを受け取る』『ポケモン研究者がポケモン図鑑を少年少女に託す』という役割を担う存在。
主人公にとっては恩人と言えるし、作品によってはライバルの恩人・上司であることも。
『サン・ムーン』及び『ウルトラサン・ウルトラムーン』と『Let's Go!ピカチュウ・イーブイ』まではゲームの導入部分に登場し、主人公の名前・姿などを決定するプロセスにもたずさわっていた(『金・銀・クリスタル』は新登場の博士ではなくオーキド博士が引き続き担当)。
『ソード・シールド』以降は導入に博士が出てこなくなった。『Pokémon LEGENDS アルセウス』は微妙なラインだが、アルセウスにヒスイ地方へ飛ばされるまでを導入と捉えれば博士は出てきていない。
トレーナーではない、もしくは引退済みという人物が多い。
図鑑や御三家を託す博士
『赤・緑・青・ピカチュウ』から登場。
ポケモン研究の権威にして第一人者。そのためポケモン博士の中でもひときわ知名度は高い。
昔は凄腕のトレーナーであったらしい。
孫にナナミ、主人公のライバル(ゲームなどだとグリーン、アニメだとシゲル)がいる。
『金・銀・クリスタル』で登場。
『ポケモンのタマゴ』について研究している。
ピチューの発見者でもあり、タマゴとタマゴグループの存在についても彼が発表した。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では連れ歩きについての研究も行っている。
『ルビー・サファイア・エメラルド』で登場。
『ポケモンの分布』について調査・研究している。
研究所にいるよりもフィールドワークをしていることが多い行動派。
主人公のお隣さんになる選ばなかったほうの主人公(ユウキ・ハルカ)の父親で、主人公の父親・センリの親友である。
『ダイヤモンド・パール・プラチナ』で登場。
『ポケモンの進化』について研究している。
強面な初老の博士で、オーキド博士の大学の先輩にあたる。
選ばなかったほうの主人公(コウキ・ヒカリ)が彼の助手をしている。
『ブラック・ホワイト』で登場。
『ポケモンの起源』について研究している。シリーズ初の女性博士。
『ブラック2・ホワイト2』では主人公の幼馴染のベルが彼女の手伝いをしている。
『X・Y』で登場。
『ポケモンのメガシンカ現象』について研究している。
かつてはシロナと共にナナカマド博士へ師事していた。
ポケモン図鑑と御三家をくれる人だが、最初の町にいないためティエルノとトロバを通じて渡した。
『サン・ムーン』で登場。
『ポケモンのわざ』について研究している。
ポケモン博士でありながらアローラ地方トップクラスのトレーナーであり、覆面レスラーとしての顔も持つ。
『ソード・シールド』で登場。
『ポケモンのダイマックス現象』について研究している。女性としては初の老齢の博士。
高齢のために研究活動が難しくなっており、作中で引退し下記のソニアに後を任せた。
『ソード・シールド』で登場。
マグノリア博士の孫娘兼助手だったが、作中終盤で祖母から白衣を授けられ、その後研究成果が認められて正式に博士となり研究所を引き継いだ。
『Pokémon LEGENDS アルセウス』で登場。
ヒスイ地方に他の地域からやってきて、ギンガ団の調査隊員としてポケモンの生態についての研究をしている。
その他ゲーム本編の博士
『ブラック・ホワイト』で登場。
『ポケモンの見る夢』について研究しており、アララギ博士とは大学時代からの親友。
ゆめのけむりを用いたゲームシンクを開発し、眠っているポケモンの記憶を取り出したりトレーナーのレポートを集めている。
- アララギパパ(アララギ博士)
『ブラック・ホワイト』で登場。
前述のアララギ博士の父親。娘と同様ポケモン博士であり、彼自身も「アララギ博士」と呼ばれる。
娘のほうのアララギと区別して、テキスト等では「アララギパパ」と表記される。
『ブラック2・ホワイト2』から登場。
『ポケモンが秘めた潜在能力』について研究しているフリーの科学者。
研究のためなら悪に与する事も厭わないマッドサイエンティストだが、その理念自体は純粋。その後、サン・ムーンにて再登場した。
『サン・ムーン』から登場。
『ポケモンのリージョンフォーム』について研究している研究家。
上記のオーキド博士にそっくりな従兄弟。アニメ『ポケットモンスター サン&ムーン』ではポケモンスクールの校長をしている。
Pokémon HOMEに登場。
そこの管理人をしている。
ただし、前者のナリヤがいるが、オーキド博士の再従兄弟なのかは不明。
『ソード・シールド』で登場。
過去のポケモン(化石ポケモン)を純粋に研究する古生物学者。俗に言うネガティヴ履きをしている。
記事名の都合上ここに記すが、劇中でポケモン博士として認められているかは不明である。
『スカーレット・バイオレット』で登場。『スカーレット』版ではオーリム博士、『バイオレット』版ではフトゥー博士が登場する。
発売前から博士枠として紹介されていたが、実態は御三家も図鑑も渡さず、本作のもう1つの相棒枠であるコライドン/ミライドンを主人公に託すという予想斜め上の立場での登場となった。
パルデア地方のある伝承についての研究者であり、ポケモンを能動的にテラスタルさせる「テラスタルオーブ」の開発者。
※下の人物
『スカーレット・バイオレット』で名前のみ登場。
作中時点から200年前に活動していた博物学者兼作家(今でいうサイエンスライターのようなものか?)で、現在は故人。
人類史上初めてエリアゼロを踏破した「エリアゼロ観測隊」のメンバーの1人で、帰還後に探検の成果を纏めた書物を出版するも、あまりに荒唐無稽な内容から、世間からは「世紀の奇書」と揶揄され、その内容が正当な評価を得ることはなかった。しかし、この書物は後に上記のオーリム博士/フトゥー博士の研究に多大な影響を与えることとなる。
外伝・派生作品の博士
『ポケモンXD』に登場。ポケモン総合研究所の所長でリライブ研究を行っている。
『XD』に登場。ポケモンの生態や性質を元に機械化するようなポケモン型ロボットの研究をしている。
『ポケモンピクロス』に登場。ピクロイトやメガペンシルについて研究している。
DLソフト『ポケモンARサーチャー』から登場。
『ポケモンと異世界の関係』について研究している。
『サン・ムーン』にも、ククイ博士の妻として登場。
『ポケモンGO』に登場。
オダマキ博士同様『ポケモンの分布と生態』を研究しており、プレイヤーに協力を依頼する。
ブランシェ・キャンデラ・スパークという3人のアシスタントがいる。
アップデートごとに新世代のポケモンが増えているのは、ゲーム中では彼の調査により新たなポケモンの生息場所が見つかったためとされている。
実はオーキド博士の直弟子であり、各地方のポケモン博士たちともコネクションを持っているという凄い人でもある。
(※画像下方のキャラ)
スマートフォン用ゲーム『ポケモンマスターズ』に登場。
『バディーズわざとバディストーン』の関係について研究している、人工島パシオのポケモン博士。
『Newポケモンスナップ』に登場。
『レンティル ポケモン自然科学研究所』で、『レンティル地方の自然環境やポケモンの生態』『イルミナ現象』について研究している。助手にリタがいる。
『ポケモンユナイト』に登場。
『エオス総合研究所』の所長。エオス島でのみ確認できるエオスエナジーを発見し、その実用化に成功した天才科学者。パートナーはメタグロス。幼少期のダンバルだった頃からの付き合いで共に世界のエネルギーについて研究している
『ポケモンユナイト』に登場。
(正確には博士では無いのだが、便宜上ここに記載。)
『エオス総合研究所』の男性研究員で、リン博士と同じエオスエナジーの研究者。ユナイトバトルのルールの考案者でもあり、運営を担当する。ショップのユナイトバトル事務局の店員も兼ねている。パートナーはエレキッド、ワシボン。リン博士の助手のような立場の人物。
『ポケモンスリープ』に登場。
『ポケモンの睡眠』について研究している。
プレイヤーは博士に協力して、「ポケモン寝顔図鑑」の完成を目指すこととなる。(ポケモンの見る睡眠中の夢を研究するマコモとは別視点の研究のようだ)
アニメ・映画の博士
無印編の第38話に登場したゲストキャラ。アニメ世界においてポケモン転送システム(ゲームにおけるボックスとのやり取り)を開発したとんでもなく凄い人なのだが、本編では終始無能。地味にフジ博士やウツギ博士よりも先に登場したオーキド博士以外の博士であり、知る人ぞ知るキャラとして名を残すはずだったのだが…。知る人ぞ知るどころか誰も知らないキャラになってしまった。
映画『ミュウツーの逆襲』に登場。
南米のジャングルで発見したミュウの睫毛の化石から抽出した遺伝子を元に、人造ポケモンであるミュウツーを作り上げるが、ミュウツーに不信を抱かれ、研究所ごと爆破されて死亡する。
原作におけるフジ老人に相当する人物。
『オレンジ諸島編』にて登場。
『ポケモンの亜熱帯における変化』について研究している。
彼女に魅了されたタケシが一時的に助手になっていた。
- カラシナ博士
『ダイアモンド&パール編』にて登場。
シンオウ地方の歴史研究家で、カンナギタウンに研究所を持っている。
アニメにおけるシロナの祖母であり、正体を隠しているアカギとも顔見知りの関係。
正確にはシロナの名前の由来は白南天であり白菜ではない。
『新無印編』にて登場。
『新無印編』にて登場。
幻のポケモン・ミュウを調査する『プロジェクト・ミュウ』のリーダー。
ポケモン劇場版シリーズ第21作『みんなの物語』に登場する人物。声優は濱田岳。
正確には博士では無いのだが便宜上ここに記載。
色付きメガネに長い前髪といかにもコミュ障な風貌をしている気弱なポケモン研究家。ポケモンに関する知識とポケモンへの愛情は誰にも負けない。
主に『ポケモンの特性やわざの研究』を行っており、研究発表会を開くために風祭りに参加する。
『リコとロイの旅シリーズ』にて登場。
冒険家集団『ライジングボルテッカーズ』のリーダー兼ポケモン博士。
『戦うポケモン博士』の異名を持つ。
その他メディア作品における博士
「もやもやドガースポケモン世界紀行」の「4.ポケモンと科学」より登場。(初出は初期設定の資料)
ポケモンの捕獲に必要などうぐモンスターボールの開発のきっかけを作った人物。ラベン博士とは別の形で開発をする。(ただし、存在そのものは裏設定)
実写映画『名探偵ピカチュウ』に登場した研究者(作中では神経生物学者とされており、ポケモン博士とは言われていないが、便宜上ここに記載)。
とある研究所で捕獲したミュウツーを使って人間とポケモンの神経をリンクさせる研究を行っていた。最終的にフジ博士のようにミュウツーの抵抗に遭ったことで研究所の破壊に巻き込まれて死亡するが、死ぬ前に人間とポケモンの精神状態をリンクさせる「精神転移装置」を完成させており、最終盤でこれを黒幕に利用されてしまうことになる。
よみうりランドにて不定期に行われているポケモンとともに自然と触れ合う喜びを体験できる新しいネイチャーアドベンチャー『Pokémon WONDER』に登場する博士。
声優は坂本真綾。はじめにスタート地点にあるリサーチャーロビーで助手のピカチュウと共にオリエンテーションを行う。
参加者は『ポケモンリサーチャー』となって、クレソ博士の調査隊の一員として自然と関わりポケモンを探す。ルコラ博士という祖母がおり、コースによってはルコラ博士の小屋に入る事ができる。
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