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天狗

てんぐ

天狗とは、日本の妖怪および神のひとつ。 「あまつきつね」とも。
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特徴

  • 長く突き出た鼻を持ち、団扇をもち一本下駄を履いた赤ら顔の山伏の姿で描かれる。 人が踏み入らないような山に生息しているが、川に生息する少数派もいる。(だが都市部・海での生息は確認されていない)
  • 土砂崩れや突風を起こしたり人を迷わせていたずらするが、迷子を送り届ける、不思議な力を与えるなど山の神としての側面も持つ。
    • そのため日本密教では、山での加護や神通力を願って天狗たちに捧げる真言がある。


  • 自分の能力を過信して正しい修行を行わなかった僧侶がなると信じられている。そのため、賢いが傲慢な者が多い。
    • 仏教を収めているため地獄に落ちることはないが、傲慢な煩悩のため悟りを開くこともできないので六道全てから出禁を食らっている状態とされる。輪廻のループも正しく抜けていないため、彼らは解脱しているとは言えない。
    • そこから転じて上げた功績を誇り、傲慢になった人物を「天狗になる」と揶揄することもある。ちなみにそういった人物の自尊心を傷つけることを「天狗の鼻を折る」という。

  • 恨みを残して死んだ貴人が、怨霊としての天狗となることも多い。『太平記』では、後醍醐天皇を始めとして非業の死を遂げた南朝方の要人が、北朝方の武士達に取り憑いて観応の擾乱という恐るべき内乱を起こしている。
    • 彼らを率いていた天狗の王は、『保元物語』に「日本国の大魔縁となる」と書かれて以来すでに怨霊としての天狗として有名であった悲運の帝、崇徳上皇である。
    • 『太平記』ではその他に、無双の果てに散った猛将の源為朝や怨念を残して死んだとされる高僧の頼豪などが天狗となって登場する。

  • 鎌倉時代から室町時代にかけて、天狗の出現報告は特に豊富であった(高谷知佳『怪異の政治社会学』)。
    • 中世社会において、天狗の出現は戦乱の暗示であった。源平合戦や鎌倉幕府滅亡、南北朝の戦乱などは天狗となった怨霊が起こしたと考えられた(同書pp.75)。
    • 火の玉の飛行、姿の見えぬ無数のどっと笑い声や戦の音、化鳥等は天狗の仕業とされる(同書pp.76)
    • 将軍の廃立という暴虐をやってのけた管領細川政元は、その所業に加え修験道に傾倒し、管領の仕事を捨てて山伏となって諸国を廻る等したために、天狗ではないかと噂された(ここまで高谷知佳『怪異の政治社会学』pp.140-149)。


イラスト

神隠し
柳に燕



種類


天狗をモチーフとしたキャラクター

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妖怪  魔人
神話 天狗の仕業

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