概要
巴マミとは、アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』に登場する人物である。
まどか達の先輩の中学三年生。面倒見の良いおしとやかなお姉さん的存在。キュゥべえと契約した現役の魔法少女。(公式サイトより)
キャラクター
学年はもちろん魔法少女としても先輩である彼女は、後輩のまどかやさやかに優しくも大人っぽく接していた。
しかし実際は年相応の少女らしく、魔法少女の孤独な戦いに対する不安と恐怖や、心許せる家族も魔法少女としての自分の姿を明かせる親しい友人もいない生活に孤独と寂しさを感じ続けており、まどかたちの前でも無理をして気張っていたようだ。
まどかの「マミさんのような魔法少女になりたい」という発言を聞いた時には、『一緒に戦ってくれる相手がいる』『もう一人ではない』と嬉しさのあまり涙を堪えられずにいた。
ちなみにイラストからも判るように巨乳であり、変身後の衣装はウエストを絞るデザインのため、尚のこと強調される。キャラクター原案の蒼樹うめも意識してデザインしており、また彼女のことを「みんなが憧れる存在」「すごく人間らしい優しい性格」なキャラクターである、と語っている。
魔法少女として
容姿
魔法少女時は、ブラウスとスカートにベレー帽やコルセットを組み合わせたクラシカルな形状となっている。
ソウルジェムの色はオレンジ色、シンボルマークは花、変身後の位置は頭部右側の髪飾り。
彼女の"願い事"
ソウルジェムに込められた願いは「生きること」。
交通事故に遭い、瀕死だった彼女の前にキュゥべえは現れ、契約を持ちかけた。その時の彼女にとって、助かるには魔法少女になってそう願う他にはなかった。故にまどかたちには願いをきちんと決めてほしいと望んでいる。
なお、回想においてアニメでは台詞はなかったが、漫画版ではキュゥべえの「君の願いは?」の問いに「助けて」と答えている。
戦闘スタイル
武器は銃。
ほむらが使うような現代兵器ではなく、16~19世紀頃の西欧で使われていた古風なライフルドマスケット。これを自分の衣服の中や、何もない空間から魔法で無数に発生させ展開し、使い捨てで戦う。
マスケットの他にも大砲に近い巨大な銃を出現させることが可能で、これを使って放つフィニッシュ技ティロ・フィナーレがある。
必殺技には名前をつける主義のようだが、そういう思考が理解できない杏子からは、困惑されることもあった。
本人曰く、「怯えながら戦うよりいいじゃない」とのこと。
また得意な魔法の一つに、リボンを操るというものがある。リボンはどこまでも伸ばすことができ、拘束はもちろん複数固めて道を作ったりクッションにしたりすることもできる。袖口から伸ばしたり、地面から生やしたりと、リボンの生成場所は選ばないようである。
彼女の本来の魔法はこのリボンであることがゲーム版にて明かされた。
リボンを筒状に変化させてまでマスケット銃を使う理由は、リボンでは不十分な攻撃力と間合いの底上げの為。そして、近代兵器はリボンで精製するのが困難だった為とのこと。(魔法少女まどか☆マギカポータブルより)
尚、リボンでマスケット銃を作るという能力自体は放送前から虚淵玄が設定していたものである。一方、初期段階では「魔法のマスケット銃なので何発でも撃てる」と言う設定だったが、テレビスタッフから「使い捨てのほうがいい」と言う提案を受けて修正されている。この件は虚淵玄もインタビューで「マミの戦闘スタイル描写はテレビスタッフのお手柄」と認めている。
また魔法に傾倒しない体術も戦術に取り込んでおり、リボンによる拘束と移動術・高速マスケット・必殺技と、バランスの良い仕上がりを見せることから魔法少女以前に戦士としてかなり完成されていることがわかる。
事実、ゲーム版の彼女には、兵法や兵器の書籍を元に必死に勉強し、他の魔法少女には無い姿勢で己の戦術を磨きあげる描写が為されている。
戦闘センスが極めて高く、特に判断力・対応力の高さには目を見張るものがある。
10話で真実を知って魔法少女たちと心中を図ろうとした(?)ときには、同じくベテランの杏子や、厄介な能力を持つほむらを真っ先に不意打ちで処理しようとしていた(この場面については病ミさんを参照)。
外伝作品の『魔法少女おりこ☆マギカ』では、相性最悪な上初見殺しの能力を持っている呉キリカ相手に、手負いの身で対抗策を構築し勝利するという離れ業を披露している。
後述する『叛逆の物語』においてもそうした活躍が描かれており、脚本の虚淵氏曰く「絶好調のマミさんなら、どんな相手にも勝てるだろう」、監督の新房氏曰く「油断さえしなければ、最強の魔法少女なんじゃないのかと思ってしまう」と言わしめるほど。
主な使用技一覧
多くの技は、魔法少女まどか☆マギカポータブル製作に合わせて命名された。
- ティロ・フィナーレ:代名詞的必殺技。大型の大砲を作り出して攻撃する。
- ティロ・ボレー:ドラマCDで使用。複数のマスケット銃で一斉射撃を行う。
- レガーレ・ヴァスタアリア:相手をリボンで縛り付けて拘束する。ポータブル版では下位魔法の「レガーレ」を含めて、大半の魔女に効いてしまう強力な技である。
- パロットラ・マギカ・エドゥ・インフィニータ(無限の魔弾):1話で使用。大量のマスケット銃を作り出し、広範囲に攻撃する。
ダンサ・デル・マジックブレッド(魔弾の舞踏) 3話で使用。複数のマスケット銃を用いて全方位攻撃を行う。
ボンバルダメント:ゲーム版に登場する最強技。ティロ・フィナーレを超える巨大な大砲による攻撃。両手で保持できないサイズであるため、大砲の上で例のポーズをとりながら攻撃する。
- 絶対領域:2話でまどか達を守る際に使用。完全無敵のバリアを作り出す。ポータブル版においては、ワルプルギスの夜に対してすら一方的に攻撃できるチート技である。
- テ・ポメリアーノ:2話で使用。紅茶を召喚して午後のティータイムを行う。→砲火後ティータイム
- ティロ・リチェルカーレ:The_different_story第5話で使用。あらかじめ異なる位置と向きに配置した複数の中型の大砲による一斉射撃。
※以下の内容はネタバレを含んでいます。
本編での活躍
魔女の創り出した空間に迷い込んだまどかとさやかを華麗に救ったことから二人と知り合う。
キュゥべえに選ばれた二人のために魔法少女についての説明を施し、魔女退治を見学する「魔法少女体験コース」を提案し、彼女達の目の前魔女Gertrudを打ち倒す。
第3話では、願い事に悩む二人に先輩として厳しくも大切な助言を与える。その後、己の孤独な戦いに対する不安をまどかに打ち明ける。そこで共に戦うという彼女の言葉に希望を見出すものの魔女Charlotteによって殺されてしまう(因みに脚本家虚淵玄の書籍インタビューによると敗因は、「何か下手を打ったわけではなく、相性が悪かった」とのこと)。
戦闘中に発した台詞で、サブタイトルにもなっている「もう何も恐くない」は、一種の死亡フラグでありオンリーイベントの題目に使われたりと名文句の一つ。
願いの結果、交通事故から生還したが、以後は家族もなく一人で孤独に耐えながら魔女と戦う日々を送る。それは仕方がない選択だったと割り切っていたものの、やはり彼女にとっては辛く苦しい生活であり、まどかやさやかを積極的に魔法少女へ勧誘した姿勢からは、その孤独からの開放を強く望む渇望も伺える。
10話で描かれた他の時間軸でも、やはりまどかの先輩として登場した。過去の時間軸の一つでは、まどかと共にほむらに戦い方を指導する良き先輩だったようである。
しかし、別の過去の時間軸の一つでは、ソウルジェムが魔女を産む真実が発覚した際に、杏子を射殺し、ほむらにも銃口を向けている。
最終話では願いを叶えようとするまどかの前に杏子と共に現れその覚悟を問う。
そして宇宙再編後の世界では普通の魔法少女となるものの、まどかのことは記憶になく、その名を口にしたほむらに不思議そうな目を向けていた。
ドラマCD
メモリーズオブユー
10話1周目の時間軸を下敷にしたストーリー。
作中で体育の授業にてまどかの魔力の暴走で疾走が止まらなくなったほむらを狙撃し止めてあげた。
その後保健室にて安眠するほむらの隣で安易に魔法を使用したまどかを叱っており、劣等感の感情を爆発させ保健室を抜け出し本編同様に魔女結界に閉じ込められたほむらを、まどかと共に助け出し、ほむらを魔法少女に関する説明をするためにまどかと一緒にお茶へ誘った。
今作においてはポータブル版が制作される前だったからか、魔法少女の先輩としての一面が強く感じており、「他者への為の祈り」も否定的なようででまどかが「エイミーを助ける為に契約した」事もマミには言ってはいなかった。(ポータブル版マミルートではまどかが契約した経緯をキュゥべえがマミに説明しており、マミもその契約に関しては否定はしていなかった。)
フェアウェル・ストーリー
詳しくはマミあんを参照。
外伝作品
魔法少女おりこ☆マギカ
本作においても杏子とは旧知の仲であり、お互いに情報を交換するなど関係は悪くない様子。
孤独な戦いを強いられておらず、精神的に余裕があったためか初登場時にCharlotteを単独撃破している。
ほむらは序盤からマミを突き放す態度を取っており、ほむらがまどかやさやかと良好な関係を築いていることもあり、まどか達との接点は薄い。
キュゥべえから「魔法少女狩り」の噂を聞いた彼女はその犯人とされる「黒い魔法少女」の調査を始め、犯人であるキリカと接触。
マスケットの弾を炸裂のタイミングが調整できる炸裂弾に変更するなど単純な弾による銃撃以外のことも出来るようで、これを利用して彼女に勝利した。
終盤、杏子とゆまと共に事件の黒幕である織莉子を打倒すべく見滝原中に向かうも、キリカが魔女化したことで魔法少女の真実を知り杏子共々戦意喪失し自暴自棄になってしまう。
しかし虐待経験を元にされたゆまの叱咤で立ち直り、団結し勝利に導いた。
その際は杏子、ゆまとの見事な連携プレーを見せている。
作中で千歳ゆまにスカートめくりをされるシーンがあったが、その中身は明確に描写されていない。その際に杏子いわく「マジ泣き」してしまった彼女は、本編では見ることのできなかった等身大の女の子であり、ファンを喜ばせた。
The_different_story
本作における主人公の一人。
杏子と離別した後はさやかとコンビを組み、まどかを連れて魔女や使い魔と戦う毎日を送る。
そんな中見滝原に再びやってきた元パートナーの杏子と、現パートナーであるさやかとの間に挟まれ葛藤する彼女の姿が描かれる。
作中では正義の魔法少女として戦うマミが、本当は何を求めていたか、どんな思いでこれまで戦ってきたのかが綿密に描写されている。
魔法少女かずみ☆マギカ
遠足に来ていた際に、魔法少女になる前のカズミを魔女から救っている。
このことからカズミはマミを尊敬しており、マミのティロ・フィナーレがプレイアデス聖団に大きな影響を与える。
ある意味本作の彼女はかずみマギカのキーパーソンと言えよう。
見滝原☆アンチマテリアルズ
本作において、ほむらと共に主人公を務める。
「ワルプルギスの夜が2週間後に襲来する」と予言し、共闘を持ち掛けてくるほむらに対し、彼女が一人暮らしをしていると聞いて自分の家で共に暮らすことを提案。ルームメイトとなる。
寝起きが悪くて自分が朝食当番でないときはぎりぎりまで寝ていたり、こたつで眠りこけたりと、私生活のだらしない面が発覚。また、ほむらの髪を切る時は理容師を演じてみるといった、ほむら曰く「形から入る人」としての一面も見せる(この辺りは魔法少女としてのスタイルにも影響していると思われる)。
また、本人の知らないところでファンクラブがつくられており、そこで私生活や幼少の頃の写真が配付されている模様(杏子曰く、「マミは黙ってポーズを決めたりしていればとても様になるためめファンクラブはできて当然」とのこと)。
魔法少女まどか☆マギカポータブル
まどかルート
本編同様魔女結界に迷い込んだところをまどか達に会い、お菓子の魔女戦で死亡する。
死亡するまでの間、自身のマンションで野良猫の親子を見て若干羨ましがり、そして寂しがる描写が見られた。
マミルート
まどか達に出会う以前の過去が明らかになり、事故についてだけでなく、現在の魔法少女としての考えを持つに至った事件も描かれている。
2年前、彼女は友人や家族に囲まれて何不自由無い生活を送っていた。
下校時に両親と共に車で外食へ向かう道中、自動車事故に遭遇してしまう。両親は即死、彼女も命を落とす寸前だったところにキュゥべえが現れ、「助けて」と願い契約し、魔法少女となる。
魔法少女として戦いを続けていたある日、公園で「息子がいなくなった」と泣きわめく母親と遭遇し、マミは彼女の息子「コウちゃん」を助けるために魔女結界に侵入する。そこで遭遇した魔女Giselaにその男児が取り込まれ、戦いを挑むものの歯が立たずに撤退。結果として男児は魔女に殺されてしまう。
結界内で死ねば誰にも死んだことを知られないという恐怖、自分が魔女に負ければ誰かが死に、誰かが悲しむという事実が、マミにとって大きなトラウマとなる。
翌日、マミは男児に対する謝罪の意と二度と同じ過ちを繰り返さない決意をし、以降は孤独な戦いに身を投じていくことになる。
リボンでマスケット銃を生成する特訓だけでなく、戦術や武器の強化のために兵法の本や大型銃の本を読んで勉強し、魔女を効率よく捜索する方法を編み出す等、魔法少女として努力と研究を重ねる日々を送る。放課後は友人達の遊びの誘いも断り、パトロールに出かける毎日を繰り返していたマミは、次第にクラスメイト達とは疎遠になっていく。
ルート内では描写されないが、一時期はやはり杏子と共闘関係にあったようで、その後離別している点も同様。
3年生になったマミは、ショッピングモールで結界内に紛れ込んでしまったまどかを助ける。その後、パトロール中に発見した結界内でお菓子の魔女と戦闘になり、喰い殺される寸前で魔法少女となったまどかに助けられる。
助けられたお礼にまどかを自宅に招待し、キュゥべえの提案でコンビを組むことに。
後に結界に取り込まれたほむらをまどかと共に助け出し、やがてキュゥべえの計らいでほむらも魔女退治に同行するようになる。
しかし、次第にまどかはほむらも気に掛けるようになり、その事でマミはそんな関係に嫉妬してしまい、距離を作ってしまう。
そのことから次第に精神的余裕はなくなっていき、かつての弟子である杏子と再会した際、杏子が冗談半分でまどかに接触する趣旨の発言をした時は「彼女に近寄らないで」という、かなり攻撃的な発言をしている。(皮肉にもこれが杏子との最後の会話になってしまう)
終盤、公園付近で焼身自殺を図ろうとした女性を強引に止め、彼女に魔女の口づけがあることに気付く。
ソウルジェムが濁りきっていた場合、単身で結界内に挑み、Giselaから男児の幻影と言える声を聞き、苦戦しながらも倒すが…。→Candeloro
逆に濁りきっていない場合、まどかとほむらを呼びほむらに女性を見張るように頼みまどかと共に結界内に侵入、まどかと和解後魔女を倒し、今後は仲良く3人で行動するようになる。
最終的にワルプルギスの夜の戦いでまどかと共に戦死してしまう。
余談だが、冒頭のモノローグによるとマミは小さい頃にTVで見た魔法少女が憧れだったらしい。
さやかルート
この時間軸はまどかが予め魔法少女となっており、既に一緒に登校するほどの仲。
彼女の親友であるさやか、仁美とも普通に会話出来る仲となっている。
この際のまどかと仁美の会話からマミもネズミは素早く動く為苦手である様子。
まどかの紹介でほむらも仲間に入れるが、当初ほむらが慣れた手付きで戦っている為不思議に思う描写が見られた。
まどかが魔法少女であることを隠していたことでのさやかの反応を心配したり、さやかが人間関係で落ち込み休んだ際はまどか同様に電話を掛けてあげたりする場面があり、新米魔法少女ということもあってか、終始さやかを心配している様子が窺えた。
まどかには一定の信頼を置いているようで、ほむらをまどかに任せ、自身は杏子からさやかを守るためにさやかのフォローのために立ち回っている。
さやかと杏子の二度目の決闘に仲裁に入ったところ魔女結界が発生、一時共闘することに。結界内最深部でCharlotteに遭遇し戦うも全く歯が立たず、二人に撤退するよう促すが、直後さやかを庇い食い殺されてしまう。
マミの死はさやかに大きな悲しみを与え、さやかは魔法少女であることを放棄してしまい…。
杏子ルート
既に故人となっており、杏子の回想に登場。→マミあん
ほむらルート
ほむらに対し初対面では警戒し、更にキュゥべえから「自分を殺そうとした」と聞かされ、縄張りを奪いに来た魔法少女と誤認してしまう。
お菓子の魔女結界にてほむらと遭遇するが、ほむらがマミを助けることに成功すると、以降はほむらの良きパートナーとなる。→マミほむ
さやかが契約した場合、さやかと杏子の二度目の決闘に割り込みさやかの代わりにマミが相手となる。
杏子を圧倒するも、直後杏子が魔力の使用阻止の目的でマミのソウルジェムを剥奪(これは杏子がいつの日かマミと再戦する日に備えて考案した必勝の作戦であった)、歩道橋の下に投げ捨てられたがほむらの手で無事に確保される。
その事でソウルジェムの秘密を知ることになり、さやかほどではないがショックを隠せない様子を見せた。
その後、ほむらが誰を連れてさやかを説得しに行くかで分岐が発生。
まどか又はマミと共にさやかを探しに行った場合は説得に失敗しさやかが魔女化し再び分岐が発生。
ほむらがソウルジェムの真実を隠した場合、杏子とほむらと「さやかのソウルジェムを呑み込んだ魔女」を倒し「さやかの敵討ち」の後、翌日に杏子の計らいでさやかの弔いに参加、ワルプルギスの夜打倒の決意を皆で固める。
逆に真実を告げられた場合、一度は結界内から脱出するもショックを受け、その後も分岐が発生。
先に魔女を倒した場合、嘗て男児を助けられなかった公園のベンチで、自らの運命に絶望し一人の少女として弔うため、遺書を残し自らのソウルジェムを撃ち砕き自殺をしてしまう。
気付かれないように後を付いていった場合、自殺しようとしたところをまどかとほむらに説得され、思い止まり決戦時に杏子と共に駆け付けてくれる。
杏子と共にさやかを探しに行った場合は説得に成功、和解した杏子とさやかを自宅でのお茶に誘ったりした。
最後まで誰も離脱することはなくワルプルギスの夜を倒すことに成功。
数日後、非魔法少女のまどかを誘い、皆でお茶会をした。
番外編
まどかとさやかと共に魔法少女としての戦いに没頭している最中、ほむらに遭遇し不審人物だと思い戦闘態勢に入るも、彼女の時間停止によって避けられ、止む終えず彼女に指示に従う事になり、その際テレパシーにより内心に抱えていた孤独感に関することでダメ出しされる。
翌日の朝にほむらが自身より年下だった為思わず驚いてしまう。
後にマンションに自室にてほむらが上り込んできて、彼女にアイドルになるよう勧められ…。→アイドルマミさん
叛逆の物語での立ち位置
ネタバレ注意
暁美ほむらによって作られた結界内は5人全員生存&魔法少女化して共に戦う仲間となっているという、まさにマミにとって理想的な世界となっている。
また、ベベという友達も魔法少女仲間ができる前から存在していることもあり、本人も「今が一番幸せ」と語る。
この結界内での魔法少女の扱いは、一般的にアニメなどで描かれる「普通の魔法少女モノ」のそれとなっており、マミも「ピュエラ・マギ・ホーリー・クインテット」なる魔法少女戦隊の結成し、そのセンターを飾っている。
またまどか、ほむらと共に見事な連携を見せ、まどかとは「ティロ・デュエット」という合体技も披露。
パンフレットで新房監督からは決め台詞のタイミングやお茶会演出はマミの仕業かもしれないとも言われているが実際の所どうかは不明である。また、この戦隊名や技名が誰の発案かについては新房監督からも一切言及が無い。
(holyという英語でsantaというイタリア語でない為、もしイタリア語に異常なこだわりをみせるマミが本当にこのチーム名を命名したならば、【ピュエラ・マギ・サンタ・クインテット】になるのではないかという疑問はある。なお、「ピュエラ・マギ」はラテン語で、「ホーリー・クインテット」は英語であるが、医学用語の「bronchitis cures:気管支炎治療」など、英語とラテン語が混ざっている用法は幾らでもあるので、ひどくおかしい言葉というわけでもない)
中盤ではほむらがべべを結界を創りだした魔女と勘違いして襲う際に立ちはだかる。
ほむらがベベに向け放った銃弾を撃ち落すなど激しい銃撃戦を繰り広げ互角の戦いを見せるが、ほむらの欠点を突くことで最終的には勝利する。
ほむらの考えを見抜く先見の明、時間停止攻撃へのリボン分身など前作で不覚を取ってしまったことがウソのように強い。
さやかにも「絶好調のマミさんに正面から喧嘩売るなんて命知らず」とまで言われている。
物語後半では、まどか達と共にほむらを救うため奮闘する。
管理局の白い悪魔のSLBを連想してしまいそうになるほど(中の人ネタ)
終盤、ほむらが再構築した世界では記憶を消され普通の魔法少女となっている。
悪魔ほむらの黒い羽根を持っていたり、意味深な描写が存在する。
備考
- 『魔法少女まどか☆マギカ』という作品の方向性を位置づけたキャラクター
その悲惨な最期や経歴は本作の魔法少女とは何かを象徴する。余りにも早い彼女の戦死は人々に強い印象を与えた。
それは視聴者に対してのみだけでなく、作中でもまどかとさやかに対して大きな影響を与えており、特にさやかはマミの影を追い続ける形で魔法少女となる。3話というあまりに早い戦没に反して、二人がマミの名を口にしなかった回はほぼないと言っていい。
衝撃的にして早い戦死ゆえか、またはそれなのに、と言うべきか本編主要人物の中で最も出番の少ないキャラであったのに対して、pixivにおけるキャラクター名タグの投稿数は長い間、首位独走を続けていた。
それだけ序盤で失うには惜しい、魅力的なキャラクターであったことはもはや言うまでもない。
キャラクターとしての人気が高いにも関わらず、登場話数は半クール未満で、杏さやとほむまどという二大鉄板に挟まれておりカップリングでは放送当時は不遇な立場にあった。魔女Charlotteとの組み合わせが多いのだが、果たしてこれを百合と呼べるかどうか。
ただ退場組・十話組・平和組・ベテラン組と、三人組になると途端登場機会が多くなるなどした。
しかし、放送終了後はおりこ☆マギカ、フェアウェル・ストーリー、The dfferent storyなど、公式ドラマCD、スピンオフ作品では杏子との絡みが特に多く、またThe different story中巻ではさやかとの関係がクローズアップされるなど、アニメ放送当時の二次創作とはうって変わって、物語の本筋に関係する公式作品においては不憫どころかむしろカップリング面で大いに優遇されている。
そして叛逆の物語にてなぎさとのカップリングも少しずつではあるが増えてきている様子。
「孤独に耐えながら戦ってきた」という設定が転じて、ぼっちキャラ扱いされることがある。
本編だけでは魔法少女以外との交友関係は不明で、魔法少女としての使命を優先させていたため彼氏どころか友人がいたかも怪しいところだったが、幸いオトナアニメVol,21のインタビューにて「自分が魔法少女であると他人に言えない程度の苦悩」ということで否定はされた。また、The different storyにおいては魔法少女以外の学校の友人達と楽しげに談笑する姿なども描かれている。
また、アニメ中においては一人だけ必殺技が存在・それに名前をつけて叫ぶ・戦闘後にわざわざ紅茶を嗜む・シリアスな場面で急に「円環の理」とか言っちゃう(但し、円環の理は魔法少女に伝わる伝承であり,マミの作った言葉ではない)ことから、アニメ放送中の比較的早い時期に二次創作において彼女を中二病として扱う傾向が生じた。
必殺技に名前を付ける行為に関しては「一応中学生なのでおかしくはない」「むしろそのほうが可愛い」というファンの声がアニメ放送中に生じ、また公式側からはキャスト座談会トークCDにてCVを担当した水橋かおりに「ひとりぼっち時代に、どういうシチュエーションで(必殺技名を)考えていたかと思うと、可哀想なんだけどチョットおかしい(笑)」「もうちょっと生きていれば、そういうお茶目な面も見せられたのかな」とコメントされたり、DVD3巻付属のドラマCDでは、杏子にティロ・フィナーレをからかわれる場面が描かれた。
しかし、その後のDVD5巻付属のドラマCDにおいて「必殺技に名前を付けるのは、小さな頃にテレビで観て憧れた魔法少女のように力強く魔法の名前を叫ぶことで、命懸けの戦いの中で自分の勇気を奮い起こさせるため」という理由が杏子の編み出した魔法に対してロッソ・ファンタズマと名付けた際のエピソードで明らかにされ、これによって少なくとも意味も無く必殺技に名前を付けるような厨二病だという説は、前述されたぼっち説同様、公式からしっかりと否定された。
また、更に後には『魔法少女おりこ☆マギカ』外伝の『noisy citrine』、『symmetry diamond』の両作品において、呉キリカと美国織莉子がマミとは関係なく必殺技に名前を付けており、もはや自発的に必殺技に名前を付けた魔法少女はマミ一人だけではない。
- 中の人ネタ
中の人は以前、「全力全壊な人を魔法少女に勧誘した」とか「魔王製造機」とか呼ばれる魔法少女の勧誘キャラクターだったことがある。ちなみに、その魔法少女には「スターライトブレイカー」とかいう、「ティロ・フィナーレ」に匹敵するフィニッシュブローがあったりする。
あれ? マミさんひょっとして(中の人的に)因果応報……?
因みに。
第3話の彼女にまつわるシーン・・・具体的に言えば”捕食”されるシーンでは、効果音としてお菓子を食べる音が候補として上がっていたという。勿論、あまりに不謹慎な描写となるため没となり、本編の大人しめの音となった。これは”視聴者に想像することを促すこと”がこのシーンにおける方向性としてあったためである。
関連イラスト
関連リンク
魔法少女まどか☆マギカ フェアウェル・ストーリー The_different_story
キャラクター
千歳ゆま 美国織莉子 呉キリカ 百江なぎさ ベベ(魔法少女まどか☆マギカ)
イラストタグ
カップリングタグ
二人組
↓表記/相手→ | 鹿目まどか | 暁美ほむら | 美樹さやか | 佐倉杏子 |
---|---|---|---|---|
自分が攻め | マミまど | マミほむ | マミさや(蒼髪姫と黄金色の騎士) | マミあん |
自分が受け | まどマミ | ほむマミ | さやマミ | 杏マミ |
↓表記/相手→ | 百江なぎさ | キュゥべえ | Charlotte | |
自分が攻め | マミなぎ | ‐ | マミシャル | |
自分が受け | なぎマミ | キュゥマミ | シャルマミ |
三人組
魔女化カプ