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サザエさん方式の編集履歴

2016-01-24 20:10:25 バージョン

サザエさん方式

さざえさんほうしき

アニメや漫画における表現(現象)で、いつまで経っても年をとらないこと。

概要

国民的漫画・アニメである『サザエさん』ではコンセプト上から何時まで経っても年を取らない。何回正月が来ようがお構いなしである。


そのことから見かけ上は月日や年月がたっても、キャラクターの年齢が変化しない現象を指すようになった。サザエさん時空とも呼ばれる。

ただし年齢が変わらないといっても小さな子供だけはいつまでも小さいままだとさすがにリアリティがないためかある程度の年齢までは成長するなど例外になっている作品もあり、サザエさんの原作漫画でも当初独身だったサザエマスオと結婚してタラちゃんが生まれ、アニメ版と同じ年齢まで成長している。


具体的になぜこのようなコンセプトになっているのかについてはサザエさん時空の記事を参照。


主なサザエさん方式作品

代表的なもの

追記募集中


類例

  • ケロロ軍曹
    • 途中までは時系列が進んでいたが途中より逆戻りし、そこからサザエさん方式に。劇中では「地球とケロン星で時間の流れが違う」と発言されたことも。

  • さよなら絶望先生
    • 設定上は留年を繰り返しているため、生徒たちは連載が何年経とうが時事イベントが何度起ころうが高校2年生のままである。
    • サザエさん方式のギャグ漫画的な合理化であり、同様の方法はすごいよ!!マサルさんなどでも見られる。
    • また終盤には進級・卒業が起こるとともに、衝撃的などんでん返しでこれらの現象に理由付けがなされた。

  • 少年探偵団シリーズ(江戸川乱歩
    • 時代設定が戦前の話と戦後の話が存在し、いずれにおいても明智小五郎怪人二十面相小林少年といった主要人物の年齢が変わらない。
    • その記述を文字通りに受け取ればサザエさん方式という事になるのだが、一方で「時代によって別の人物が同じ名前を受け継いでいる」とする説も広く唱えられており、後者を基にした北村想によるスピンオフ作品『怪人二十面相・伝』が発表されている。


  • ひだまりスケッチ
    • 原作では当初一見するとサザエさん方式のようになっていたが、アニメ版ではサザエさん方式ではなく「各話の放送順と作中の時系列が異なるようにシャッフルされている」という形式が取られ、各話の作中での日付がサブタイトルで示されている。
    • 後に原作・アニメ共に登場人物が進級・卒業し、それに伴う成長や心境の変化が描かれている。

  • 名探偵コナン
    • 作者がガイドブックにて「サザエさんといっしょです。」と説明している。
    • しかし、一方で設定上は第1話から1年以上経過していないことにもなっており、季節を繰り返しているように見えるのはひだまりスケッチと同じく時系列シャッフルだということ。…とはいえ、長期連載のこともあり作中の事件の解決にかかっている日数をすべて足し合わせると計算が合わなくなっており、やはり時空の歪みが発生しつつある(実は複数の事件を同時に解決していたなんてのもコナンなら許されそうな空気もあるが)。
    • また、1年以上経過していないという設定にも関わらず携帯電話などの描写は時代に合わせて変化しており、当初は阿笠博士弁当型携帯FAXイヤリング型携帯電話を発明してもらったりしていた江戸川コナンが、小学生でも携帯電話を持つ事が珍しくなくなってからは普通に携帯電話やスマートフォンを所有したりしている。最近のエピソードでは、新一がコナンになる前の時代に既にスマホが出ているという演出ミスとも取れる描写もあった。
    • なお、一部の設定ミスを除くとクリスマスなどの1年に1度しかないイベントは作中でも極力1度しか描かないような配慮もされており、時事イベントを何度も繰り返しているような作品とは異なる。逆に言えば海水浴やキャンプ、ウィンタースポーツに出かけるなど「1年に1度」とはっきり決められていないイベントについてはエピソードが毎年のように描かれたりするが。

  • ゴルゴ13
    • 時事ネタを取り入れることが多く、実在の人物や組織の存在も度々描かれているので作品内で時間が流れているのは確かである。…にも関わらずゴルゴ13ことデューク・東郷の容姿だけは何年経っても老いる様子が無い。彼は仙人か何かなのだろうか。

  • サイボーグ009
    • ゴルゴ13とほぼ同様。
    • 映画「RE:CYBORG」では「ゼロゼロナンバー達はサイボーグであるためその外見は自然には成長老化せず、人工的に肉体を作り替える必要がある」との解釈がなされている。
    • また、この映画の冒頭で島村ジョーは「高校生としての3年間の学校生活を疑似体験させ、3年ごとに記憶をリセットする」という形で27年に渡って高校生として生活を送らせる処置がなされていた(漫画版によると肉体の方を作り替える予算が不足して肉体が高校生のままであることにより精神への負担を減らすための苦肉の策とのこと)。



  • うる星やつら
    • 原作では当初は登場人物たちの進級があったが、途中からなくなる。アニメ版は完全にサザエさん方式。

  • コボちゃん
    • 1982年の読売新聞での連載開始より長き間コボちゃんは5歳の幼稚園児のまま歳をとらずにサザエさん方式で話が進んでいた(アニメ版も同様)が、2009年10月にコボの母(田畑早苗)が第2子の妊娠を告白して大きな話題になる(他紙である筈の朝日新聞が夕刊で取り上げる程)。その後2010年6月の連載10000回目の話でコボの妹(田畑実穂)が誕生。翌年にはコボが小学校に入学した。
    • 作者読売新聞でのインタビューによれば「(実穂を)3歳ぐらいまでは成長させたい」との事でそれに合わせて他の登場人物も歳をとらせており、2013年時点ではコボは小学3年生にまで進級している。

  • 侵略!イカ娘
    • 単行本のおまけエピソードなどを除いて基本的に季節がに固定されている。それどころか相沢栄子が「まだイカ娘海の家れもんで働いてから1か月も経っていない」と漏らす場面すらあった。
    • 上記のひだまりスケッチや名探偵コナンと同じような方式をより極端にした例と言えるだろう。

  • 私立樋渡高校COMICS
    • 作中で登場人物が進級・卒業について言及しようとしたところ、別の人物にサザエさんやドラえもんを(作品名はぼかしつつ)引き合いに出す形で「そのことに触れてはならない」と止められる。…が、それから程なくして連載が終了したためサザエさん方式に本格突入はしなかった。

  • Yes!プリキュア5
    • 続編『Yes!プリキュア5GoGo!』が企画された時、当初は上級生だった秋元こまち水無月かれんを卒業させて新たなプリキュア2人を追加させる予定だったが、東映アニメーション側プロデューサーの鷲尾天が「このままのメンバーでいきたい」と強く要望したため、続編の『5GoGo』はメンバーの学年がそのまま(こまちとかれんは卒業しない形になった)となり新規のプリキュアも登場しないことになった(代わりにミルキィローズというプリキュア外の追加戦士が登場)。そのためか『5』の1年間での5人の成長が多少リセットした感が否めなかった。

関連タグ

サザエさん タイムパラドックス 長寿アニメ

サザエさん時空(表記ゆれ)

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