曖昧さ回避
- 『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種。
- アニメ「ガールズ&パンツァー」に登場するライバル校→サンダース大学付属高校
- Thanders-ゲーム、「クイズマジックアカデミー」の登場キャラクター。→サンダース(QMA)
- Sanders-ケンタッキーフライドチキンの創業者。 →カーネル・サンダース
- Sanders-漫画、「魔法先生ネギま!」のキャラ・アルビレオ・イマの偽名である「クウネル・サンダース」。
- もしかして:サンダー
本項ではpixiv内のイラスト数に準拠しポケモンの記事で立てることとする。
なおこの記述を消し記事を分割した場合荒らしと認定する。
基礎データ
進化
概要
『ポケットモンスター 赤・緑』(第1世代)から登場したポケモン。
現在8種類あるイーブイの進化形の一つ。イーブイに「かみなりのいし」を使うと進化する。体色は黄色に変化し、首の周りや腰の毛が鋭く尖っている(ただし普段は普通の毛並みをしているらしい)。
感受性が非常に強い種で、わずかな刺激でも感情が変化し、それに伴って体内に電気がたまる。
帯電した体毛は針のように逆立ち、これを飛ばして相手を刺し貫く。
また、体毛の隙間にはマイナスイオンが発生しており、常に電気の弾ける音を発している。
場合によっては一万ボルトの電気を帯電させることもあるという。
一匹でも三十六匹(3ダース)。
ゲーム上での特徴
「すばやさ」が非常に高く、ついで「とくこう」が高い。反面「HP」や「ぼうぎょ」は低い。
分かりやすい高速特殊アタッカー向きの性能で、特に「すばやさ」は所謂130族と呼ばれる超高速帯に所属する1体。
第1世代からでんきタイプの躍進を支えてきた老兵でもある。
その高い「とくこう」から放たれる「10まんボルト」「かみなり」「ほうでん」はかなり強力。だがこれ以外の攻撃技に乏しく、「めざめるパワー」厳選は必須となる。粘るつもりがないなら基本使うべきではないとも言われる。
一応第4世代以降「シャドーボール」や「シグナルビーム」が増えたが、これといった救済になっていないのが現状。ブイズでもあるので補助技は多彩。アタッカーとサポーターを両方こなすことも可能。様子見の「みがわり」や「こうそくいどう」を「バトンタッチ」したり、「うそなき」「あまえる」「あまごい」「てだすけ」などでダブルバトル用に育てたり、単に「でんじは」を撒くだけでも非常に有用。その使いやすさから、かつてはめざパ入門に最適なポケモンとも言われていた。
サンダースの歩み
第1世代では、「すばやさ」の種族値が高ければ高いほど急所に当たりやすかったため、「とくしゅ」110も含めて火力はかなりのものだった。なんと初代では、「はかいこうせん」の選択が積極的に専門書で考察されていたほどだった(当時は物理技だったが、相手を倒せればデメリットがチャラにもなった)。何より対戦で活躍していたこおりタイプはみず・ひこうの複合が多く、唯一複合しないルージュラも「ミサイルばり」などで迎撃できたことから強い相手に強い立ち位置で大活躍を果たした。
反面物理耐久は低く、当時から「じしん」を貰うと大ダメージを負っていた。
第2世代以降急所の仕様変更で火力は落ちたが、基本性能が落ちることはなく人気のポケモンとして活躍を続けた。第2世代で加わった「めざめるパワー」は、例えばこおりタイプを引ければ対じめんタイプ、くさタイプにもってこいの性能になる為大変に重宝された。
第3世代以降加わった特性「ちくでん」はでんきタイプの技を無効化することができる。これにより受け出しがしやすくなりサポートに磨きがかかった。第4世代からは「でんじは」も無効化するようになり更に強化された。
第5世代以降加わった隠れ特性は「はやあし」で、特にこれと言った優位点はないと思いきや、特性が発動すれば「すばやさ」が何とレベル50で最大300にもなる。下記の理由からこちらの特性が選ばれることもなくはない。
だが第6世代で主力技の「10まんボルト」や「かみなり」の威力低下、「めざめるパワー」の一律威力60に低下と次々と弱体化してしまった。
加えてでんきタイプ全体がまひ状態にならなくなった関係で「ちくでん」を持つサンダースの優位性が失われた(同時に「はやあし」が使いやすくなったとも取れるが)。
メガ枠を使うことになるが、ほぼ上位性能のメガライボルトの出現も辛い部分だろう。
サブウェポンの「シャドーボール」の通りが良くなったことと、高い「すばやさ」をメガシンカなしで得られることをどれだけ優位点と見るかといったところ。
続くSMでもこれといった強化が見られていないのが残念極まりない。
初代シナリオでのサンダース
初代のストーリーにおいては本作屈指の最強ポケモンである。
タマムシシティでイーブイを入手直後に「かみなりのいし」で進化できるので、即戦力として活躍できる。種族値による素早さも非常に高いため、多少レベルが低くても先手を取ることができる。
マチスからもらった「10まんボルト」を覚えさせれば申し分なし。
さらにはレベルアップで「にどげり」、「ミサイルばり」を覚え、エスパータイプを含めなんと半分以上の8つのタイプ(当時のタイプは全部で15)の弱点を突くことができる。
そのあまりにも攻撃のレパートリーが多い技で、非常に苦戦しやすいエスパータイプのナツメ、みずタイプのカンナ(事実上こおりタイプであるが、同時にみずタイプのポケモンも多かった)戦はサンダース1匹だけで倒せ、同時に『赤・緑・青』版では多種多様なタイプを使うはずのグリーンすら御三家を含む5匹のポケモンを前述の3つのタイプのわざで弱点を突ける(相手側がリザードンであれば6匹全て弱点を突ける)異常な強さを誇った。
『ピカチュウ』版はライバルとの最初の2戦で両方とも勝った場合、シルフカンパニー戦で初めてイーブイからサンダースに進化する。
前述の通り、御三家(リザードンの場合はリザードで進化を止めれば弱点は突かれないが)、三鳥、ギャラドス、フーディンなどに頼っていると上記と逆パターンで撃沈させられ、特にチャンピオン戦は屈指の難易度を誇る。
一応ダグトリオを持っていれば育成次第でさっくり勝ててしまったりするのだが。
ポケモンGOでは
イーブイの入手が容易で進化に必要なアメも少ないので、手軽に入手できる。
進化先はランダムだが「Sparky」若しくは「ライゾウ」とつけることで1度だけ確実に進化できる。
このゲームに素早さの概念はなく、それ以外のステータスが引き継がれたせいで火力は高いが耐久面が低いというかなり使いづらいキャラになってしまった(一応、防御に関してはエーフィよりやや高めではあるようだが)。
最大CPもイーブイの他の進化形に比べるとやや低い。
だがこれでも伝説ポケモンのサンダーを除けばでんき単タイプの中では最大CPを誇るので、みずタイプやひこうタイプの対抗策として育てる人が多い(というより、それ以外が弱すぎるか手に入りづらいかのどちらか)。
……防衛ポケモンの「ハイドロポンプ」や「ぼうふう」など食らったらひとたまりもないので回避は絶対となるが。
現在ではでんき最強のサンダーが実装されているが、対ラプラスなどこおり技を使うみずタイプ相手では現在でもサンダースやデンリュウ等の複合型でない純粋なでんきタイプの方が多少は安定するため、そこそこの需要はある。
主な使用トレーナー
- シゲル(グリーン) ※ピカチュウ版でオーキド研究所と22ばんどうろのバトルの両方で勝利した場合
- マチス / ジムリーダー(カントー)
- デンジ / ジムリーダー(シンオウ)
- カルム ※最初にハリマロンを選んだ場合
- セレナ ※最初にハリマロンを選んだ場合
- バージル