基礎データ
※カブトアーマー:相手の攻撃が急所に当たらなくなる
※すいすい:天候が「あめ」の時、素早さが2倍になる
進化
アノプス → アーマルド
概要
普段は陸にいるがあのハネで泳げるらしい……こうかはばつぐんなのに。
曰く、獲物を狩る時は海に潜っていたらしい。なんちゅう自殺行為だ。陸だと狩りが難しいからだろうか。
後の世代でどう見ても抜群なのに水で暮らしているポケモンが出たしさほど気にならないが。
アノプスの頃よりスピードは落ちているが、それ以外は上昇。
いわタイプでありながら、くさ、かくとう、じめんを等倍で受けられると考えるとなかなか悪くない。
たまに間違える人が居るが額に有る赤いところではなく頭の横にあるのが目。
ちなみに腹部あたりにある一対の爪は伸び縮みして鉄板をも串刺しにしてしまう。スゲェー!
この爪を使って獲物を一突きして捕食していたらしい。また、よろいポケモンと言われるだけあり、頑丈な鎧を持っている。
なんのポケモンの祖先かは長らく不明であったが、第7世代の図鑑によれば一部のむしポケモンの祖先らしい。
この一部のポケモンという表現がえらく大雑把すぎて特定は困難だが、アーマルドの図鑑説明やフォルム的にウミサソリや甲殻類の要素が見られる事からスコルピなどの鋏角類系やイシズマイなどの祖先だと考えられる。
ポケダンのししょーのおかげでちょっとした人気者である。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
---|---|---|---|---|---|
75 | 125 | 100 | 70 | 80 | 45 |
化石ポケモンの中でも物理関係のパラメーターが優秀で、典型的な「鈍足・高火力」タイプ。
物防・物攻の高さには定評がある(物攻にいたっては125もの種族値の高さを誇る)。
特防も平均以上で、砂パに組み込むと火力と硬さを兼ね備えた鉄壁のポケモンと化す。
が、その防御力の割には耐性が2つとかなり少なく、少々ライバルとなるポケモンが多いのが痛いところ。
HPの種族値が75と、防御性能に比べて低いのもちょっと苦しいか。
技のレパートリーはなかなか広く、積み技も「ロックカット」と「つるぎのまい」が使用可能。
さらに、第5世代における連続技の強化で「ロックブラスト」の重要性が上がったことと、「つめとぎ」の習得により、化石ポケモンの中でも中堅上位の立場を守ることに成功した。
砂パなら一考の価値あり、といえるポケモンである。
すばやさ補正ありの最速ならなんとあのメガライボルトを抜き去り、補正なしなら125族と同速になることが可能。とはいえ自身がみずタイプに弱いこともあるので雨パとの相性は微妙である。
ライバル達
なんだか近年のハッサムの躍進からやや立場を奪われている感がある。まあハッサムとは微妙な耐久力の違いや4倍弱点の有無などで多少差別化することはできる。(耐性はあちらが圧倒的に多いが)
むしろライバルは同じいわタイプでアーマルド以上の圧倒的な攻撃力と防御力を併せ持ったドサイドンだろう。むしタイプの技で差別化しようにもあちらは威力120の「メガホーン」を覚えるため、アーマルドが「シザークロス」をタイプ一致で放っても攻撃種族値の差のせいで火力が届かない。その他の覚える技に関しても、いろいろ「ドサイドンでやったらよくね?」と言われてしえばそれまでなのが現状。
素早さは僅かにアーマルドが上回っているが、それでも遅いことには変わりないため、無理に素早さに努力値を振ってもあまり意味はない。(特性が「すいすい」なら多少変わってくるが、前述のように雨パとの相性は微妙)
…が、弱点に関してはアーマルドの方が少ないため、ただでさえ弱点が多いのに4倍弱点が2つもあるドサイドンと比べると、例え「ハードロック」があっても相手によっては4倍弱点が無いアーマルドのほうが高い耐久力を発揮できるかもしれない。
主力技の「シザークロス」も「メガホーン」と異なり命中率が100なため、肝心なところで外れる可能性がある「メガホーン」と比べると安定性では勝っている。ここはさすがタイプ一致技と言ったところだろう。
XYでは「アクアジェット」の習得、「はたきおとす」の大幅強化のおかげでドサイドンにない動きが可能になった点も意識したいところである。
更に第5世代から全く同じ複合のイワパレスまで登場し立ち位置が更に危うくなっている。「すばやさ」は全く同じで物理耐久はあちらが勝り、火力は低いと思いきや「からをやぶる」で一気にブーストをかけることができる。特性も「がんじょう」がかなり強力。
こいつとの明確な差別化はやはり雨パでの起用になるのかもしれない。
このように明確な差別化点があり火力も十分なので、決して不遇とは言えないことに注意が必要である。
ポケダンでは
「空の探検隊」のスペシャルエピソード2「てんさいププリン」にてメインキャラとして登場。
優秀な探検隊であったが現在はある理由で探検活動を休止していた。「アンコクの森」の奥にある洞窟を住処とし、侵入者は森の怪物を演じ追い返していた。
だがププリンこと、幼少期のプクリン親方にはその脅しも通用せず、完全にペースを乱されてしまい、仕方なく住処に招待することに。そこにあった探検グッズに興味を示し、以後なんやかんやで2人で冒険に行くようになり、アーマルドはププリンから探検の才能を見出し、彼の願いもあり彼の「ししょー」となる。
なお他の歴代キャラの例に漏れず、『ポケモン超不思議のダンジョン』で依頼主として再登場している。
ポケモンGOでは
進化元のアノプスの入手がやや困難であるため、必然的にアーマルドも非常に入手難易度の高いポケモンとなっている。
ステータスそのものはそこまで悪くはないのだが、習得できる技の組み合わせに少々問題があり、通常技ではむし技を覚えられるがいわ技を覚えられず、一方のゲージ技ではいわ技を覚えられるがむし技を覚えられないということになっている。
むしポケモンとしてもいわポケモンとしても何とも中途半端な存在になってしまっており(両タイプで共通して弱点を付ける相手は少なく、二重弱点を持たずアーマルドでもまともに役割を持てるポケモンはルージュラしかいない)現状ではバトルでも満足にその性能を活かせない状態になっている。弱点とするタイプの数が多く、HPも低いためにジムの防衛にも使いづらい。
せめて通常技で「いわなだれ」若しくはゲージ技で「シザークロス」あたりを習得できればまだ実戦に投入できる可能性もあったかもしれないが…。
入手難易度の高さも踏まえると、どちらかと言えばコレクション用のポケモンと言えるかもしれない。
なお「レッツゴーカントーイベント」において進化前のアノプスの出現率が大幅にアップしていた(対のリリーラは何故か特に出現率は変わらなかった)ため、入手難易度についてはやや緩和されている。
主な使用トレーナー
- ダイゴ / ポケモンリーグチャンピオン
- ツクシ / ジムリーダー(ジョウト)(PWTワールドリーダーズ・タイプエキスパート)
- ツツジ / ジムリーダー(ホウエン)(PWT)
関連イラスト
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