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ストライクの編集履歴

2021-05-03 02:51:25 バージョン

ストライク

すとらいく

様々な意味があるが、ここでは『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)について扱う。

曖昧さ回避

ストライクとは、

  1. 野球ボウリングにおける用語。本来は、打つ、殴る・(打撃を)与える、加える・ぶつかる、などの意味を持つ英単語(strike)。
  2. ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種。
  3. モンスターストライク』の主人公。⇒ストライク(モンスト)
  4. KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』に登場する仮面ライダー⇒仮面ライダーストライク
  5. ストライクガンダム
  6. ストライクウィッチーズ

本項では2について解説する。


基礎データ

ずかんNo.123
英語名Scyther
ぶんるいかまきりポケモン
タイプむし / ひこう
たかさ1.5m
おもさ56.0kg
とくせい

進化

ストライクハッサム(「メタルコート」を持たせて通信交換)

赤いあいつと緑のこいつ


概要

 初登場はポケットモンスター 赤・緑』(第1世代)


 モデルはカマキリだがあまりカマキリっぽくなく、虫なのに鼻の穴があり牙や舌もある。脚部も虫というよりは爪も生えて動物的なデザインをしている。一部では、『ウルトラマン』に登場した彗星怪獣ドラコがモチーフではないかと言われている。

 頭部・体のバランス共にどちらかと言うと二足歩行の爬虫類又は恐竜等に近いデザインだったりする。

 そして頭の形状がプテラリザードン等とよく似ている。

 あまり虫っぽさを感じさせないそのデザイン故に人気が高いポケモン。

 ♀は♂に比べて腹が少し長い。


 忍者のような身のこなしで相手に近づいた後、鋭い鎌で切り裂き、息の根を止める。また、手先が器用で捕獲した獲物をミートナイフのように捌いて食べられる。

 動くと残像が見えると言われるほど素早く動ける。草むらに潜めば保護色で気づかれない。

 両腕の鎌は固い物を切れば切るほど切れ味が増していく他、スピードに乗って一振りすれば大木も容易く切れる。

 カマキリがモチーフな割に、その生態は意外な事に、若い個体は群れで生活して剣の修行をするとの事。流石に共食いとかはしない…と思う。森の中で切り株を複数作る事で縄張りを主張するようだ。

 ひこうタイプを持っており、背中の翅を使って飛行する事もあるが、走った方が早いようだ。

 ちなみに、アローラ地方ではその動きからニンジャと呼ばれ大人気らしい。過去作のポケモン図鑑でも動きをニンジャに例えられた事がある。



 『金銀』『HGSS』ではヒワダジムリーダーツクシの切り札。

 ただし『HGSS』での再戦時にはハッサムに進化している。


 アニメ版では、オレンジ諸島編にて年老いた個体のストライクが登場し、ケンジが捕獲した。元群れのボスだったこともあり実力は高いものの、老齢が祟り長時間のバトルはできない。

 金銀編では原作通りツクシの切り札として登場。高速回転でサトシヒノアラシを翻弄したがサトシの作戦によって倒された。

 見た目に反して声が太く渋い。

 また、現在でこそ鳴き声は「ストライーッ!!」でほぼ定着しているが、『セレビィ時を超えた遭遇』では「セイッ!」などの人間の掛け声に近い鳴き声になっていた事も。

 無印版42話では目にケチャップが掛かったせいで暴れるという一幕が見られ、ストライク=赤い物を見ると興奮する図式が成り立っている。ストライクも肉食性のポケモンである以上、血を連想させる赤色を見て興奮するのは自然な事かもしれない。同回ではエレブーも同じように興奮して暴れている。


ゲームでの特徴

HP攻撃防御特攻特防素早さ
70110805555→80(金銀から)105

 能力は攻撃と素早さに優れており、虫飛行組の中では最も高い数値を誇る。

 耐久値もそこまで低くはなく、HPがやや低いことを除けば並みの数値である。

 一方で特攻は低く、特殊型での運用はやや難しい。


 初代は赤バージョンのみの出現で緑バージョンのカイロスと対の存在になっていた。

 当時はむし・ひこう共に技に恵まれておらず、素早さが高いほど急所率が上がるきりさくがメインで使われることが多かった。ピカチュウ版ではつばさでうつを自力で覚えられるようになるがこの頃はゲームのプログラムミスで威力35しかないのでカイロス共々使い勝手は最悪だった…

 金銀からはメタルコートによる通信交換によってハッサムへの進化の道を手に入れ、カイロスの対のポジションをヘラクロスに譲った。

 だがこのポケモン、進化しても合計種族値が変わらないという非常に珍しい特徴を持つ。しかも進化形はすばやさが下がるので全く別のポケモンになる。そのため、ストライクのままでも実戦で十分戦うことができる。

 また、金銀では比較的早い段階で入手でき、みねうちを早期に習得できるという個性も持っていた(ただ、ねむりごなのような状態異常系の技を自力で習得できる訳ではないので、捕獲要員として有用だったかどうかは人による)。

 ちなみに、しんかのきせきを持たせると、メガハッサムと同じ合計種族値になる。


 基本的に特性は「テクニシャン」一択。

「テクニシャン」ならタイプ一致で必中技「つばめがえし」とPPが非常に多いつばさでうつの威力が90と主力技級まで跳ね上がる。むし技も上記の特性を活かした「むしくい」が起用されることが多い。「シザークロス」がよく似合うポケモンではあるが威力10の差は大きい。

 先制技は「でんこうせっか」の他「フェイント」を覚えられ、これもまた「テクニシャン」の恩恵を受けられる。

 また、「つるぎのまい」「バトンタッチ」「ひかりのかべ」「しんぴのまもり」「おいかぜ」「はねやすめ」「ファストガード」など地味に補助技にも恵まれている。


 欠点はやはりはがねタイプに非常に弱いことで、有効な技が「かわらわり」ぐらいしかない。またいわ4倍も地味に痛く、はがねタイプはいわ技の搭載率が特に高いので注意が必要。

 第6世代以降は「どろぼう」「はたきおとす」も1倍で通るようになったがこれだけでは力不足。

 タイプ相性上かくとうタイプは有利そうに見えるが、こちらもいわ技搭載率が高く倒しきれないとこちらが返り討ちにされてしまう。いわ技に次いでサブ技候補に入れられやすい3色パンチもその全てがストライクの弱点になるので注意が必要。

 もちろん「ステルスロック」を踏むとHPを半分持ってかれるのでHPは奇数調整必須。


 第5世代から追加された「しんかのきせき」を持たせれば持ち前の火力とスピードに加え要塞のような耐久を掛け持ちすることができる。ただし、やはり4倍のいわ技を食らうと簡単に落ちる。そこはよく考えられているところである。第6世代からは「はたきおとす」にも注意。


 第8世代ではDLC第1弾「鎧の孤島」から出現。

つばめがえし」は没収されたが、代わりに教え技「ダブルウイング」を習得可能。

 技名通り2回連続で攻撃出来る事に加えて威力が40、つまりテクニシャン範囲内なので、

威力40×2回攻撃×タイプ一致1.5倍+テクニシャン1.5倍=実質威力180

と破格の攻撃力に。

 きあいのタスキがんじょう、そしてばけのかわを潰せるのも利点。一応命中率が90なので肝心な時に外れてしまうリスクもある。

 また、わざマシンで「アクロバット」も習得可能。こちらは主に前述の「はたきおとす」などの持ち物消失対策として採用される。


 色違いは緑色をより濃くした色をしており、ガブリアスのように初見では分かりにくい。


 進化後のハッサムと種族値合計が全く同じだが、これでも当然進化前ポケモンとして扱われるため、「未進化ポケモンのみ参戦可能」なリトルカップでは猛威を振るう。


ストライクとおしゃれボール

 第6世代から卵から孵った個体は親のボールを遺伝する仕様になった(俗に「おしゃれボール」と呼ばれる)が、その中でもストライク系列は第7世代時点で遺伝可能な全てのボールに収めることができる大変に珍しい存在である。

 通常買えるボールはもちろん、ガンテツボールウルトラボールサファリボール、果てはむしとりたいかい専用のコンペボールであっても入れることができる。


 だがこのうちサファリボールに入ったストライクはモンスターボール以外に入った化石ポケモンに次ぐレア度を持っている。

 何故かと言えば、サファリボールでの入手はサファリゾーンに限られ、そのサファリゾーンにストライクが出現するのはGBA版のファイアレッドのみのため。

 ここまで聞けば大したこと無さそうだが、第3世代サファリ限定の種族は大半がRSやHGSSなど他作品で補完できる。補完できないのはモルフォンとストライクのみ。

 モルフォンは当然リーフグリーンにも出て来るのでバージョンが限られるのはストライクのみとなる。

 初代のVCで捕まえたストライクを送ってサファリボール入りになってくれればよかったのだが、そうは問屋が卸さない。


 ただでさえ出現率の低いストライクの♀を「メロメロボディ」の補正も効かない時代のサファリゾーンという劣悪な環境で捕獲することを強いられる(しかもHPを減らせず逃げられる可能性もある!)ため、その難易度はヘビーボールエアームド以上とも言われる。

(この点については第7世代で♂であっても遺伝可能になったので「ただ目の前のストライクを捕まえるだけでよい」状態になったことから幾分かは楽になった)

 更に第3世代では特性が「むしのしらせ」しかない(「テクニシャン」は第4世代から追加された特性)ため、捕獲に成功し第6世代以降へ輸送しても♀の特性を引き継ぎやすいという特徴上「テクニシャン」持ちの♀を引き当てるのに相当苦労する。「とくせいカプセル」を使えば幾分は楽だが、BPを取るか孵化時間を取るかの選択になる。


 とまあ、実戦で使える個体を手に入れるまで恐ろしく時間も手間もかかる代物になっている。

 だが初代サファリゾーンの象徴ともいえるポケモンの1匹であり、カラーリングもバッチリである。

 手元にかつて捕まえたサファリボール入りのストライクがいる人は最新作へ送ってみてはいかがだろうか。


剣盾で一応の緩和(?)措置が取られており、確率はかなり低いがぼんぐりをウッウロボに入れることで(組み合わせ次第で)サファリボールが出現することがあり、ストライクも鎧の孤島で出現するようになったため、これからサファリボール入りストライクを狙う人はこれも視野に入れるといいかもしれない。


ポケモンレンジャーでは

 素早い動きで画面を跳ね回り、隙のない鎌(ダメージ3)での斬りつけで攻撃してくる難敵として登場。ヨナべ工場やライラの森などの野生下では1体で登場するからいいものの、ゴーゴーだんアジトではユウキが2匹のストライクと進化系のハッサムを同時に繰り出してくる地獄絵図を体験できる。

 幸いにもキャプチャ回数は3回である他、弱点のポケアシストはストライクを足止めするにはどれも有効的なものばかりである為、ガンガン活用していくといいだろう。


ポケモンGOでは

 サービス開始当初から出現する1匹。全国に広く出現するが、カイロスと比べると出現率がかなり低く、街中で遭遇するのは極めて稀。幸い、巣は設定されているので、アメが欲しい場合は利用してみよう。

 かつてはカイロス共々10kmタマゴの外れ枠として存在していたが、その見た目や性能は悪くなく寧ろ即戦力として重宝された。

 現在では5kmタマゴに移動している。


 なお2017年2月に進化形ハッサムが追加されたが、本ゲームにすばやさの概念はない為、進化前とCP合計が同じということはなく、純粋に強化される。


レイドボス

 2017年11月5日からは遂にレイドボスにも抜擢され、不定期でジムに襲来してくるようになった。ランクは★★★とやや高め。


 進化後のハッサムが非常に強力なポケモンであるため、是非とも手に入れておきたいところだ。


関連イラスト

ストライクシザーワロス


関連タグ

むしタイプ ひこうタイプ カマキリ

アブソル…鎌繋がり

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