概要
こちらは無印の大百科になります。新シリーズに関しては『カードファイト!!ヴァンガードG』や『カードファイト!!ヴァンガードoverDress』も参考にしてください。
カードファイト!!ヴァンガードとは、ブシロードのトレーディングカードゲーム。
また、そのメディアミックス作品のタイトル。通称:ヴァンガード
原作者には、漫画版の作者でもある伊藤彰も関わっている。
タグとしては、TCG・アニメ・漫画・小説・実写ドラマ・情報番組・ラジオ・イベントの各メディアを総括する。
Twitter公式ヴァンガード全般ハッシュタグは「#cfvanguard」、TCG専用タグは「#vgtcg」
キャッチコピーは「イメージせよ!勝利の道を!」。
Gシリーズからのキャッチコピーは「掴みとれ!イメージを超えた未来!」。
近年では同社がかつて展開していたフューチャーカードバディファイトとのカニバリゼーションの影響で、販売実績が落ち込んでいるが、現在でもTCG不況の中で同社のヴァイスと同じく長く続いているTCGメディアミックスである。
2014年10月からの新シリーズより、タイトルを『カードファイト!!ヴァンガードG』シリーズに改称したが、2018年5月からの新シリーズ(Vシリーズ)へのリニューアルにより、『カードファイト!!ヴァンガード』に再度改称した。
2021年2月26日に10周年を迎えると同時に新たなプロジェクト、『カードファイト!!ヴァンガードoverDress』が発表された。クレイ内での物語は進むが、キャラクターに関しては従来のシリーズから完全に一新されている。
TCGの概要
(詳細なルールについては公式ポータルサイト(リンク)やカードファイト!! ヴァンガード Wikiなどを参照のこと)
惑星「クレイ」に降り立った霊体であるプレイヤー(ヴァンガードファイター)は自らクレイの住人に憑依(=ライド)してヴァンガードとなり、使役(=コール)した者達と共に戦い、相手のヴァンガードに攻撃して6点のダメージを与えることが主目的となる。
今までのTCGとは特徴的なのは実際のファイトと通じて、カードのキャラクターとカードの使用者のキャラクターになりきれるイメージを重要視している。なりきりTCGとしての側面が強い。
なお、カードデザインは、新シリーズの移行時や大会のレギュレーション更新の際に変更が行われている(ただしカードの裏面のロゴは初代からそのまま)。
現在の大会レギュレーションは以下の通りに別れている。
- スタンダード overDressシリーズ(VG-D)のカードのみが使用可能。2021年4月より実装。
- Vスタンダード Vシリーズ(VG-V)のカードのみが使用可能。2021年3月まではこちらがスタンダードであった。
- Pスタンダード すべてのカードが使用可能。
- Gスタンダード 2018年5月から同年9月まで実装されていたレギュレーション。初代シリーズ(VG)とGシリーズ(VG-G)のカードが使用可能。10月からPスタンダードに完全移行され廃止。
主な用語
基本用語 全シリーズ共通
新たなカードを上に重ねてヴァンガードを昇級させること。
原則的に一つ上(または同一)のグレードのカードでなければならない。
またブースターパック第5弾からは特定のユニットの上にパワーアップした特定ユニットに再ライドしパワーアップするクロスライドが新しく加わった。
更にトライアルデッキ「聖域の解放者」と「帝国の抹消者」またはブースター第10弾からは、4ダメージ以降でグレード3にライドすると強力な効果を得ることが出来るブレイクライド!が追加された。
※イラストはイメージです。
コール
ヴァンガードと共に戦うリアガード、または相手の攻撃(アタック)から彼らを守るガーディアンを呼び出すこと。特に言及がなければ前者の意味であることが多い。
どちらの場合も、ヴァンガードよりグレードが大きいカードはコールできない。
カードの能力によるコールはスペリオルコールと呼び、ヴァンガードのグレード制限を受けない。
退却
フィールド上のカード(ユニット)がドロップゾーンに移動すること。いわゆる破壊。
スタンド/レスト
そのユニットが行動可能/行動不能であることを表す状態。
クラン/国家
カードの属する組織。所属クラン(国家)が同一であることを要求される場面は多いため、原則的に一つのクランに絞ってデッキが組まれる。
極稀に、2つのクランを混ぜて使うデッキもある。
クランの背景色を見ることでどこかの国家(例えるとクランがロイヤルパラディンなら、国家はユナイテッド・サンクチュアリ、背景色は黄)に属しているのかが判別できる。Gシリーズ以降のカードには右側に国旗がつくようになった。
2021年の『overDress』からの新レギュレーションのカードは構築区分が国家制に変更された。
グレード
カードの等級。0から3まであり、グレードの高いカードほど強力だが、
各グレードごとに違った特殊能力と役割があり、実際のデッキ構築では基本的に高グレードほど枚数が少なくなる。
極稀にグレード3を超えたカードもある(グレード4のノーマル及び後述のGユニット等が該当)。
パワー
カードの戦闘力。攻撃力であり防御力でもある。
攻撃時にパワーを上げる手段はかなり多いので、素のパワーが高いカードはどちらかと言うと場に出た時の防御に強い。
ガーディアンとして使う場合はシールドという別の防御力を使うことになる。
ソウル
ヴァンガードの下に置かれたカード。能力が発動する条件やコストとして使われる。
特定の行動に加え、ライドすると自動的にそれまでのヴァンガードがソウルに加わる。
山札の上のカードをソウルに置く効果はソウルチャージ、ソウルをドロップゾーンに送るコスト効果はソウルブラストと呼ぶ。
第10弾から、特定の名称やクランのユニットのみソウルブラストのコストに使用できる(エススペシャルソウルブラスト)ユニットがいる。
ダメージゾーン
ヴァンガードが受けたダメージとして山札からカードを置く場所。枚数=ダメージ量で6枚になると負け。
ダメージゾーンのカードを裏返すコストとその発動効果をカウンターブラストと呼ぶ。
バーストデッキ、ブースターパック第10弾から特定のクランや名称でだけカウンターブラストのコストに使える(エススペシャルカウンターブラスト)ユニットが登場した。
ドロップゾーン
退却したり、捨てられたカードが置かれる場所。いわゆる墓地。
バインドゾーン
ドロップゾーンから除外された領域、干渉できない墓地。除外とは違う点はバインドゾーンのカードによって参考にするユニットがいる点である。
また裏側でバインドする「バニッシュデリート(裏でバインドする)」がありこちらも参考にするユニットがいる。
トリガー
ヴァンガードの最大の特徴とも言えるシステム。
50枚のデッキのうち16枚ちょうど(これより多くても少なくても駄目)を「トリガーユニット」にしなければならない。
トリガーユニットは全てグレード0である。
ヴァンガードのアタック時、またはダメージを受けた時に山札の一番上をめくり、それがトリガーユニットであればそのターンの間トリガーの効果を得られる。
(ただし、同じクランのヴァンガードorリアガードがいないと効果を得られなくなる)
ユニット1枚にパワー+5000する共通の効果に加え、与えるダメージ(クリティカル)を+1する「クリティカルトリガー(☆)」、リアガード1枚をスタンドする「スタンドトリガー(醒)」、カードを1枚引ける「ドロートリガー(引)」、相手とダメージが同じ若しくは多いとダメージを回復する「ヒールトリガー(治)」、新レギュレーションからは新たに前列すべてのユニットのパワーを上げる「フロントトリガー(前)」の5種類が存在する。
上述した様にトリガーユニットは16枚ちょうどにしないといけないが、
その内ヒールトリガーは4枚以下と決められている以外は、トリガー内での組み合わせは1ユニット4枚以下という規定の範囲内で自由である。
5月からは新シリーズに伴いトリガーのバンプ値が+10000に変わり、ガード値が変動している。今までのトリガーとまぜることはできるが旧トリガーには新トリガーのようにパワーが上がらない。
『overDress』からはパワー+1億でドライブチェックで出ると追加効果、ダメージチェックで出るとそのダメージを1度だけ無効化する「オーバートリガー(超)」が新しく追加。上述のトリガーを含めて合計6種類となった。他のトリガーと違い、デッキには1枚のみしか入れられない。
Gシリーズの能力
Gユニット
裏側が銀色のユニットカード。ハーモニクス・メサイア(旧版)を除きカードの枠が赤(Gガーディアンは緑)になっている。カードの等級は全てグレード4で統一されている。
通常のデッキには入れられずGゾーンというTCG用語のエクストラデッキに置く。
Gゾーンには16枚までGユニットが入れられる。
超越(ストライド)・Gユニット
ヴァンガードGから新しくでたメインステップ、トライアルデッキでは「覚醒の時空竜」と「明星の聖剣士」、ブースターからは第18弾(名義上では第一弾)「時空超越」から出た新たなギミック。
相手の自分のグレードが3である場合自分のライドステップ終了後手札からグレード3以上になるようにドロップゾーンに捨てGゾーン(エクストラデッキ)にあるGユニット(裏側が銀色のカード)に重ねてライドできる。Gユニットには+~の表記がされており超越されたユニット(ハーツ)はそのパワーを得ることができる。(双闘されている場合ハーツは2つになりパワーバンプは一体しか選べない)
そして強力な効果とドライブチェックが3回できるトリプルドライブ!!ができるため逆転が可能。
究極超越(アルティメットストライド)
ヴァンガードGZで出た超越ユニット。
表側のGゾーンが3枚以上でヴァンガードと同じユニットをコストにすることで超越でき、双闘している場合レギオンメイトがグレード2でも一枚で超越できる。
表記される国家とクランが当てはまれば(例えるとメガラニカの究極超越ユニットならばバミューダ△やグランブルー、アクアフォースのユニットが当てはまる)使えることができ、下手すれば一ユニットで使用可能なクランが5つ以上あるという汎用性の高さと、強力過ぎる効果が魅力的であるが、その代わり自らの未来であるGゾーンのカードがターン終了後、Gアシストのデメリット同様に全部表側で除外されるというデメリットも孕んでいる。
Gガーディアン
ヴァンガードGから新しく出たGユニット、互いのグレードが3以上の時ガードフェイズでヒールトリガーを捨ててGゾーンからガーディアンとして登場する。
表側のGガーディアンが4枚あると使えないが一回の攻撃で何回でも出せる。
新シリーズの能力
イマジナリーギフト
2018年から導入されたシステム。グレード3(一部除く)にライドした祝福を込めてつけられた惑星クレイの加護。逆三角形の紋章が目印。
クランによって3つのタイプが分かれており、新たな前列リアガードを作る即効性の「アクセル」、ヴァンガードとリアガードにパワーを上げまくるバランス型の「フォース」、ギフト獲得時手札に加わり『手札一枚捨てることで、ヒットされない』の効果を持つガーディアンユニットになる防御型の「プロテクト」が存在している。
オーダー
2020年3月より新たに導入された、シリーズ初の魔法やアイテム等を表すカード。4枚までメインデッキに含めることが可能。現在では、ノーマルオーダーとブリッツオーダー、2021年の『overDress』から追加された、セットオーダーの三種類が存在する。
新型のFVにライドした時、相手のヴァンガードがグレード1以上であればデッキ外から「クイックシールド・チケット」を1枚手札に加えることができ、「オーダーカード」の代用とする。使用後は「トークン・ユニット」や「プロテクト・マーカー」と同様に消滅する。
overDressの能力
ペルソナライド
「overDress」より新たに導入されたシステム。上述のイマジナリーギフトのようにグレード3のカードが有する能力である。
ペルソナライドアイコンを持つヴァンガードと同じカード名のヴァンガードにライドした時、その能力が発動し、1枚ドローした後、そのターン中に前列にいるユニット全てのパワーが+10000となる。
そのほかの能力
ペルソナブラスト
第5弾から新しく入った能力
「同カードをドロップゾーンに置く」という厳しめのコストを持つが、その分強力な効果を使うことができる。
リミットブレイク!!
トライアルデッキ「銀狼の爪撃」と「雷竜の鳴動」、ブースターでは第6弾から新しく入った能力。
ダメージゾーンのカードが特定の数になると効果を発動させることが出来る。
またリミットブレイクを無視できるカードがある。
呪縛(ロック)/デリート
トライアルデッキでは「侵略の星輝兵」、ブースターでは第12弾から新しく入った、リアガード妨害能力。基本的にリンクジョーカーに所属するユニット(旧シリーズでは「Я」の文字が入ったユニットも含む)が有する能力である。
この状態になった裏返しのリアガードのユニットは移動やリアガードの張替えができず、効果の対象もしくはユニットの効果の発動もできなくなる。
呪縛(ロック)されたユニットの持ち主のターン終了時、もしくは特定の効果を使った場合スタンド状態で元に戻る。これを解呪(アンロック)という。
ヴァンガード妨害版のデリートも存在するが、こちらは、パワー0・テキスト効果なしの扱いにさせるという違いが有り、デリートされた状態でもヴァンガードの行動はできる。
双闘(レギオン)
トライアルデッキ「希望の探索者」と「友情の喧嘩屋」、ブースターからは「竜剣双闘」から出たギミック。
互いのグレードが3以上の時ドロップゾーンのユニットを4枚戻しデッキからヴァンガードの双闘対象となるユニット(通称:メイト)を一枚選びヴァンガードの隣につなげる。
ヴァンガードとメイトのパワーを加算できるため高パワーの攻撃が可能であり、しかも双闘起動時ドロップゾーンのトリガーを戻すことができるため長期戦にも耐えるメリットがある。
アニメの概要(公式HPリンク)
2011年1月8日よりテレビ東京系列他にてテレビアニメが放送開始し、現在に至るまで新作アニメの放送が続いている。
アニメや漫画で作中に登場するカードは原則的にTCG版のものがそのまま使用されている。
現在、公式のアニメシリーズは大きく分けて、以下の通りに分かれている。
- カードファイト!!ヴァンガード(2011年版シリーズ):先導アイチ(第4期のみ櫂トシキ)を主人公とする初期シリーズ
- カードファイト!!ヴァンガードGシリーズ:新導クロノを主人公とする新シリーズ
- カードファイト!!ヴァンガード(2018年版シリーズ):原作漫画版のストーリーをベースとするシリーズ
- カードファイト!!ヴァンガードoverDress:近導ユウユを主人公とするシリーズ
上記のシリーズの他に2019年1月から同年3月まで放送されたスピンオフアニメ『バミューダトライアングル〜カラフル・パストラーレ〜』も同シリーズ作品の1つとしてもカウントされている。
なお、このアニメをベースにした伊藤彰氏による漫画版が存在しており(別記事を参照)、それと並行してメディア展開が行われていたので勘違いされがちだが、本来ヴァンガードはアニメが原作ではなく、TCG版と並行しながら漫画やアニメが作られたメディアミックスの作品である。その故、シリーズの各作品によって世界観やキャラクター等の設定が大きく異なる点が多い。
2011年版シリーズ
第1期
2011年1月8日から2012年3月31日までテレビ愛知制作・テレビ東京系で毎週土曜日8:00から(各都道府県のローカル局では時差ネット)全65話を放送した。
また、テレビ東京系で4月より毎週月曜日夕方17:30から1クール遅れの再放送が開始。
BSジャパンでは2012年1月より毎週朝11:00から4クール遅れの英語吹き替え版の放送も行っていた。
海外ではシンガポール、韓国、台湾でも英語吹き替え版が放映されていた。
ニコニコ動画(TOPリンク)上では毎週日曜日朝10:30からニコニコ生放送で配信され、
その直後の朝11:00に公式ch(リンク)にて本編が無料配信開始される。
第1話は無料でいつでも視聴(リンク)でき、第2話以降は配信開始後一週間の無料配信ののちに有料配信となる。
英語吹き替え版も英語版公式ch(リンク)にて配信が開始されている。
こちらの方も第1話のみ無料(リンク)で、第2話以降は毎週木曜日の正午に1話づつ最新話が無料で公開され、こちらも1週間後には有料となる。
第2期 アジアサーキット編
2012年4月8日(日曜日)朝10:00から、引き続きテレビ東京系6局に加え、BSジャパンでも同時放映。制作局は1期のテレビ愛知からテレビ東京に変更され、「G Z」までのヴァンガードシリーズはテレビ東京製作となっている。
再放送はテレビ東京系6局で月曜夕方に行っている1クール遅れの再放送に加え、
テレビ東京が4月10日より火曜日朝7:30からと深夜25:30からの2回を追加して2期の放送を2日遅れで再放送、
テレビ愛知が4月8日より日曜日の深夜25:05から15時間遅れの2期の再放送を開始。
BSジャパンは上記の英語吹き替え版の再放送に加え、
4月10日より火曜日深夜25:13から2日遅れの2期の再放送を開始。
ニコニコ動画でも4月8日11:00より配信開始。
第3期 リンクジョーカー編
2013年1月13日(日曜日)朝10:00からテレビ東京系列・BSジャパンにて放送された。
第4期 レギオンメイト編
2014年3月9日(日曜日)朝10:00からテレビ東京系列・BSジャパンにて放送された。
時間軸としては第3期の後日談にあたり、櫂トシキを中心とした物語が展開される。
劇場版 ネオンメサイア
2014年9月13日公開。作中世界の時間軸としては第4期終了後となる。
ヴァンガードGシリーズ
主人公はこれまでの先導アイチから新導クロノに交代する。
詳細はカードファイト!!ヴァンガードGを参照。
2018年版シリーズ
中学生編・高校生編
ヴァンガードGシリーズの終了後、2018年5月からスタートしたシリーズ。主人公が先導アイチに戻ると同時に、原作漫画版のアニメ化となる。アニメシリーズ(Gシリーズ含む)の通算で第10シリーズとなる。
今作のみ、これまでのシリーズとはネット形態が大幅に変更されており、地上波及び衛星波ではTOKYO MX、KBS京都、サンテレビ、テレビ愛知、静岡朝日テレビ、岩手朝日テレビ、tvk、大分放送、BS11の8局にて放送された(大分放送では2018年12月10日放送の第26話で打ち切り)。
また、地上波に先駆けてAbemaTVでも先行配信が行われたほか、放送後はYouTubeチャンネルにて視聴可能であった(現在、YouTubeでの無料配信は終了している)。
アニメーション制作はGNEXT及びGZを担当したOLMになるが、スタッフも若干の入れ替えを行っているようだ。一部キャラやユニットのキャストも若干変更が加えられているが、兼任キャストだった箇所の調整がメインになっている。
余談だが、テレ東→MXへ移動した事例としては同年夏から2019年1月まで放送されたリルリルフェアリルも同事例だったりする。
続・高校生編
原作漫画版及びアニメ2018年版(中・高校生編)の続編。ネット形態が再び変更され、2018年版を放送したテレビ愛知が第1作以来の制作局となり、テレビ東京系列6局や(BSジャパン改め)BSテレ東での放送に復帰した。TXN地上波6局とBSテレ東の7局では2019年5月11日放送開始(令和に放送が始まった最初のテレビアニメである)。またその1週前には地上波6局で事前番組『これは避けて通れない!新章突入事前特番 カードファイト!! ヴァンガー道』が放送された。
その後静岡朝日テレビと新潟総合テレビ、広島ホームテレビでも遅れネット、AbemaTVやYouTube等でのネット配信も前作から引き続き継続する。
新右衛門編
「続・高校生編」完結後、2019年8月24日から新章「新右衛門編」が開始。メインキャラは変更され、新田シン(新田新右衛門)を主人公にアイチ達の世代から10年前の物語が展開される。放送局は「続・高校生編」から引き続きテレビ愛知制作・テレビ東京系列6局やBSテレ東。また1週間前の8月17日に事前番組『ヴァンガー道 真夏の課外授業SP!』が放送された。
外伝 イフ-if-
詳細はカードファイト!!ヴァンガード外伝イフ-if-を参照。
カードファイト!!ヴァンガード overDress
2021年4月より開始した完全新作アニメシリーズ。従来のシリーズから登場キャラクターや世界観を一新したアニメになると同時に、同シリーズ10周年記念作品でもある。
アニメーション制作はキネマシトラス。
詳細はカードファイト!!ヴァンガードoverDressを参照。
アニメ(第1期)スタッフ
製作総指揮・原案:木谷高明
監督:辻初樹
シリーズ構成:浦畑達彦
カードファイト構成:中村聡(遊宝洞)
キャラクターデザイン:とみながまり
撮影監督:白尾仁志(RIDE 1 - RIDE 15) → 蒲原有子(RIDE 16 - )
編集:大竹弥生
音響監督:高寺たけし
アニメーション制作:トムス・エンタテインメント・スタジオさきまくら(RIDE 34 - )
アニメ主題歌
▼ 1stOP (第1話~第33話)
「Vanguard」
歌:JAM Project 作詞/作曲:影山ヒロノブ 編曲:安瀬聖
▼ 2ndOP (第34話~第65話)
「Believe in my existence」
歌:JAM Project 作詞:影山ヒロノブ 作曲:影山ヒロノブ・きただにひろし 編曲:安瀬聖
▼ 3rdOP (第66話~)「LIMIT BREAK」
歌:JAM project 作詞:影山ヒロノブ・きただにひろし 作曲:影山ヒロノブ 編曲:鈴木マサキ
▼ 1stED (第1話~第15話)
「ダイヤモンドスター☆」
▼ 2ndED (第16話~第25話)
「Smash Up!!」
▼ 3rdED (第26話~第38話)
「DREAM SHOOTER」
歌:Sea☆A 作詞:こだまさおり 作曲:三浦誠司 編曲:高田暁
▼ 4thED (第39話~第52話)
「Starting Again」
作詞/歌:佐咲紗花 作曲/編曲:山元祐介
▼ 5thED (第53話~第65話)
「泣き虫TREASURES」
歌:ミルキィホームズ 作詞:こだまさおり 作曲/編曲:河田貴央
漫画の概要
詳細はヴァンガード漫画版を参照。
小説の概要(公式HPリンク)
ストーリー
ヴァンガードが好きな少年・先導アイチは、ふとしたきっかけからカードショップ「カードキャピタル」のお手伝いをすることに。
そこで出会った謎の少年・浜音ヒロにヴァンガードを教えようとするアイチだったが――。
櫂トシキや戸倉ミサキなど人気な人物も総登場する、「カードファイト!! ヴァンガード」の新たなエピソードがここに開幕!
(公式HP(リンク)よりストーリー部分を引用、ふりがな消去)
スタッフ
著:番棚葵
イラスト:TMS(トムス・エンタテインメント)・安達洋介(pixivユーザー名あだち)
レーベル:角川つばさ文庫
ストーリー(アニメ第1期)
今より少し未来の話――世界のカードゲーム人口は数億人を超え、生活の一部としてあたり前のものになっていた。
この物語の主人公「先導アイチ」はちょっと気弱でクラスでも目立たない中学三年生の男の子。
常に後ろ向きで目立たないように毎日を送っていたアイチだったが、一つだけ心の支えがあった。
それは子供の頃にもらったあるカードゲームのカード、「ブラスター・ブレード」。
そのカードがきっかけでカードファイトを始めた彼の日常は大きく変わり始める。
カードゲームの名前は「ヴァンガード」。
「惑星クレイ」と呼ばれる異世界を舞台としたヴァンガードは、
斬新なゲームシステムによって世界中で空前の大ブームを巻き起こしていた。
ヴァンガードの面白さに魅せられたアイチは、ヴァンガードファイト(対戦)を通して
「戸倉ミサキ」や「葛木カムイ」といった仲間たちや、沢山の好敵手(ライバル)たちと出会う。
彼らと切磋琢磨する中で、アイチは充実した日々を過ごし、成長していく。
そんなアイチには、心に決めた一つの目標がある。
それは「櫂トシキ」というヴァンガードファイターと再び闘うこと。
櫂トシキ…孤高で冷淡な性格の持ち主で、ヴァンガードにおいて圧倒的な強さを誇る高校生。
アイチがヴァンガードと出会うきっかけを作った人物でもある。
アイチにとって、櫂は自分を救ってくれ、ヴァンガードへと導いてくれた先導者(ヴァンガード)なのだ。
アイチはヴァンガードの腕を磨くため、今日も全力で走り続ける。
憧れの存在である櫂と闘い、認められるその時を夢見て―――!
(公式HP(リンク)より引用)
登場人物(アニメ・漫画・小説)
ここでは無印シリーズ(第1〜4期、漫画版や小説版も含む)に登場した人物を記載する。
アニメ版もしくは漫画版の一方のみで登場する設定、人物は※で別記。
新シリーズや外伝作品の登場人物はこちらのタグ参照。
- カードファイト!!ヴァンガードG
- ギアースクライシス編
- ストライドゲート編
- カードファイト!!ヴァンガードGNEXT
- カードファイト!!ヴァンガードGZ
- カードファイト!!ヴァンガード外伝イフ-if-
- カードファイト!!ヴァンガードoverDress
イメージ・CMソング
▼ 1stCM
「CLIMBER×CLIMBER」
歌:BREAKERZ 作詞:DAIGO 作曲: SHINPEI 編曲:BREAKERZ(ストリングスアレンジ:寺地秀行・BREAKERZ)
▼ 2ndCM
「GO」
歌:BREAKERZ 作詞・作曲: DAIGO / 編曲:BREAKERZ
▼ 3rdCM
「脳内Survivor」
歌:BREAKERZ
実写ドラマ「STAND UP! ヴァンガード!」の概要 (公式HPリンク)
テレビ東京系6局にて2012年5月3日の08:30~10:00に放送された。
ストーリー
ハーバーダ大学の卒業とともに日本に帰国した自称天才・ダイゴは、これから日本を元気にしようと勝手に意気込んでいたところ、公園でいじめられている小学生・ヒロキを発見。心を閉ざしているヒロキが自分を求めていると勝手に確信したダイゴは、ヒロキ達が通う小学校の特命教師に勝手に就任、ヒロキを追いかけ勝手に自宅にまで上がり込む。
と、ヒロキの部屋の前に落ちていた1枚のカードゲーム―「カードファイト!! ヴァンガード」。いじめられっこのヒロキの唯一の誇りであり心の支えであるもの、それはヴァンガードなら誰にも負けないという自信だった。
「ヴァンガードは敵からどんな攻撃を受けても決して挫けず、心を奮い立たせて戦うんだ」
ダイゴはこのヒロキの言葉を聞き、ヒロキも心の中に勇気を持っている事を確信する。
そしてヒロキも、カードファイトでどんなにボロ負けになっても諦めないダイゴの姿を見て心を動かし始める。
ある日、ヒロキ達の住む来礼町でヴァンガードの大会が開催される事となった。
大会のポスターを眺めるヒロキに、出場するのかを問ういじめっ子・テル。
いじめっ子との対決、母への思い、父親への葛藤――全てを背負い、ヒロキはダイゴとともにカードファイトへと挑む!「STAND UP!ヴァンガード!」
登場人物
名前 | キャスト | 説明 |
---|---|---|
ダイゴ | DAIGO | ハーバーダ大学出身の超エリート。特命教師に勝手に就任 |
三浦ヒロキ | 相馬眞太 | 小学校5年生。無口、無気力のネクラでいじめられている |
南原テル | 内山遥城 | ヒロキのクラスの同級生。ヒロキをいじめている |
水原スミレ | 永野芽郁 | ヒロキのクラスの同級生で学級委員長。しっかり者 |
加賀美マリア | 三森すずこ | ヒロキの担任教師。教育熱心 |
三浦久美子 | 長澤奈央 | ヒロキの母親。二年前に病死。 |
里見英治 | 波岡一喜 | テルの家庭教師。勝利至上主義 |
三浦滋彦 | 金山一彦 | ヒロキの父親。仕事仕事の毎日 |
スタッフ
監督:元木隆史
監督:元木隆史
脚本:黒木久勝
カードファイト構成:中島大渡(ホロスエンタテインメント)
制作協力:楽映舎
制作:創通・電通・エースクルーエンタテインメント
製作・著作:ブシロード
音楽
▼メインテーマ
「脳内Survivor」
アーティスト:BREAKERZ 作詞:DAIGO 作曲:SHINPEI 編曲:BREAKERZ(ZAIN RECORDS/Being)
▼挿入曲
「CLIMBER×CLIMBER」
アーティスト:BREAKERZ 作詞:DAIGO 作曲:SHINPEI 編曲:BREAKERZ(ZAIN RECORDS/Being)
情報番組の概要
ヴァンガードTV2
出演:セイン・カミュ・寺川愛美・貴島康成・城田サクラ・大邑颯斗
放送先:BSジャパン(4月7日(土)から毎週土曜日10:30~)
2011年9月までBSジャパンで放映されていた、「ヴァンガードTV」が帰ってきた形になる。
ヴァンガードTV
配信先:ニコニコ動画(TOPリンク)の武士道通信 ブシロードチャンネル(リンク)(不定期・生放送配信)
twitterタグ:#vanguard_tv
商品紹介などの最新情報、出演者のヴァンガードファイトなどを配信。ゲストが来ることもある。
ラジオの概要
詳細はヴァンラジを参照。
他作品とのコラボ
同じブシロードが展開しているヴァイスシュヴァルツはコラボタイトルが積極的にリリースされている一方でこちらはやや冷遇気味で、エトランジェと呼ばれるコラボカードが、雑誌の付録やイベント等で散発的に配布される程度だった。
そんな中、「G」シリーズ放映中の2015年7月に『刀剣乱舞』の独自のコラボクランが登場。エトランジェには属さないコラボカードとしては史上初となった(元々は2015年のエイプリルフール企画としてのコラボとされていた)。おそらくは女性層の掘り起こしとしてリリースされた模様である。余談だが、ブシロードはかつては女性向けTCG「アリスクロス」を発売していた。
そして、2020年7月には、同じブシロード関連コンテンツである『BanG_Dream!』のコラボクランが新たに登場。2021年には『モンスターストライク』や『シャーマンキング』のコラボカードがリリースされることも発表されており、ヴァイスほどではないものの、次第に増えつつある。
現時点で独自のコラボクランが存在する(あるいは参戦が確定している)作品は以下の通り。
- 刀剣乱舞(「G」期と「overDress」期に2度コラボ)
- BanG_Dream!
- モンスターストライク
- シャーマンキング(2021年版)
関連タグ
- 刀剣乱舞 -2015年のエイプリルフールネタとしてコラボ…と思われたのだが、まさかの現実化。前例のエトランジェではないヴァンガードでの他作品コラボはその作品のタイトルブースターとしては史上初となる。
- BanG_Dream! - 同じブシロードが展開するメディアミックス作品の一つ。刀剣乱舞と同様、こちらも2020年7月に本作のタイトルブースターが発売された他、一部のバンドユニットはアニメシリーズの主題歌も担当している。
- Occultic;Nine - 2016年秋アニメとして放送中のライトノベル作品。第3話にて名称が登場し、その後にもカードが登場する場面が存在する。こちらに関してはブシロード公認。
外部リンク
公式
テレビ東京・あにてれ カードファイト!! ヴァンガード アジアサーキット編
コンプティーク、コンプエースなどコンプグループの総合ポータルサイト「コンプティーク.com」
響 - HiBiKi Radio Station -「カードファイト!!ヴァンガードRADIO!!LIMIT BREAK!!」番組詳細
響 - HiBiKi Radio Station -「立ち上がれ! 僕らのヴァンガード」番組詳細
非公式
カードファイト!! ヴァンガードとは (カードファイトヴァンガードとは) [単語記事] - ニコニコ大百科