あらすじ
:週末の夜の高級ホテルに女子高生・南あゆ奈が訪ねてきた。今日はここで働いている兄の誕生日であり、突然現れて驚かせるために来たのである。
:ホテルの華麗な空間、そこにいるカップルをみて、自分もいずれは恋人と一緒に行きたいという想いを募らせていた折に、見知らぬ男から急に最上階のスウィートホームに連れていかれてしまう。
:実は大堂コーポレーションの影の実力者と評されるマネーロンタリングの若き第一人者、高野凌はある一大事業を成し遂げ、その褒美として処女の女性を貰う手筈だったが、偶然にも、その女性とあゆ奈の特徴が一致してしまい<ref group="注">赤いセーターに花束を持っていると告げられていたとのことであり、奇しくも、あゆ奈の服装と持ち物もそれであった(花束を持っていたのは兄への誕生日プレゼントのため)。また本来の女性も「男をしらない処女」であり、あゆ奈も処女で初々しかったことから、その印象も誤解を深める一因となってしまった。なお、その本来の女性は最後まで詳細と消息は不明であった。</ref>、間違えて連れていかれてしまったのだった。
:高野はあゆ奈を子供扱いして馬鹿にしたことで、あゆ奈は憤慨して「自分がここにいるのは誤解」だという意思表示を含めて食って掛かるが、高野は唐突にキスをする。
:あまりの激しさに腰を抜かしてしまったあゆ奈だが、高野はあゆ奈を立たして間髪を入れずに上着を脱がし、あゆ奈は誤解だと言い張り抵抗をするも、あゆ奈に興味を持った高野は聞く耳を持たず、あゆ奈はブラジャーを外して上にずらされ、左胸の乳首を吸われてしまい<ref group="注">ブラジャーをつけていたあゆ奈が、次のコマでは(ブラジャーを外されていて)胸を吸われているなど唐突な展開だった。</ref>、感じてしまう。
:感じやすい体質だと知ったことで更に興味をもった高野はあゆ奈を直立させながら徹底的に辱めて<ref group="注">あゆ奈の顔のアップで具体的には描かれていなかったが、後述の高野に性器を初めて愛撫されたシーンがあることから、胸を徹底的に辱しめられた可能性が高い。</ref>、その間にブーツを脱がして、パンツも脱がせるなど<ref group="注">あゆ奈はスカートをはいていて、中から直接パンツを脱がされた。</ref>、あゆ奈を裸に近い状態にする。
:あゆ奈は初めての体験と快感から力が出ず、どうするばいいかも分からずに成すがままにされ、そして性器を指で触られてよがってしまう。辛さから涙を流すあゆ奈を尻目に、この時に性器のきつさから、改めて処女だと悟った高野はこういった、「こんな綺麗な身体をなぜ男に抱かせなかった」。予想だにしない一言にあゆ奈は呆気にとられるが、次の瞬間に高野は遂にあゆ奈の処女を奪ってしまう。あゆ奈はあまりの気持ちよさに気絶をする。
:翌日目が覚めたあゆ奈は、夢だったのかと疑うも、自分の部屋ではなく全裸でベッドで寝かされており、なにより身体に快感と処女喪失の感覚が残っていたことから現実だと認識する。
:脱出を考えるが、高野に全裸にされて服装を全部隠されたことで、全裸では公衆に出れるわけがないことから断念。
:とりあえずバスローブを羽織り、兄に電話をして心配をさせないようにしてベッドに寝ころみ、服を探す過程で知った高野の素性について考えていたが、自分を暴行したのに高野の魅力を思い出したことから顔を赤らめてしまい、動揺する。
:まもなく高野は部屋に帰り、あゆ奈は帰してほしいと訴えるが、昨日の話をされたことで赤面して何も言えなくなってしまい高野のペースに飲み込まれてしまう、そして高野からプレゼントとしてピアスを渡され、高野の手でつけられる。
:高野の沈着な態度に、次第にあゆ奈も冷静になり、改めて自分になぜこのようなことをしたのかを聞かれた高野は「汚したかった」と言い放つものの、あゆ奈はその言葉を清々しく受け入れて、バスローブを外され再度抱かれる。
:高野は仕事に戻り、新たな用事を承諾、あゆ奈は無気力状態に陥り、なぜ自分はこうしているのだろうかを考えながらも高野を待っていた。帰ってきた高野と一緒に風呂に入り、自分の高野に対する恋心も自覚をしたが、兄からの電話を偶然聞いたことで、学校も休んでいる自分の立場を再認識して落ち込み、高野はそんなあゆ奈を陰から見ていた。
:寝ていたあゆ奈は起き上がり、高野から服を返されていた、そして兄が部屋にきて、あゆ奈を連れ戻しに来た。あゆ奈は今までの関係が崩れてしまったことに涙を流してしまい、兄の心配をよそに崩れ落ちてしまう。
:そしてあゆ奈は学校生活に戻るが、高野との毎日から色気を身に着けて、男子たちから熱い視線を向けられる。しかし、高野との生活に比べて、今の生活に魅力を感じないあゆ奈は茫然としてた。
:そのままあゆ奈は帰ろうとするもの、そこには高野が待っており、自分に対するけじめとして帰らせ、改めて二人は恋人としての誓いをたててキスをした。
登場人物
; 南あゆ奈
: 主人公でありメインヒロイン。容姿は『快感・フレーズ』の雪村愛音に酷似している。両親を早くに亡くして、それ以来兄に育ててもらっている。(作中の描写を見る限りは)胸は小さいが、女性に手慣れている高野をして「綺麗な身体」と評される。気の強いように見えて、非常に押しが弱く、最初の高野とのセックスで成すがままにされてしまう一因となってしまった。小さいころから自分を養っている兄のことを慕っているが、それでも家族(両親)がいなかった寂しさから愛情に飢えている一面があり、形はどうであれ、自分を認めてくれて目をかけてくれた高野のことも慕うようになり、その気になれば脱出が出来たにもかかわらず、高野に尽くそうとした。高野いわく「感じやすい」とのことだが、実際の描写を見る限りは最初の愛撫で胸を吸われたさいには、比較的に冷静であり、激しい責めをされても、特別喘いでいたわけでもないなど、言うほどの反応は見せていなかった。
; 高野凌
: もう一人の主人公。容姿は『快感・フレーズ』の大河内咲夜に酷似している。マネーロンタリングに天賦の才を持っており、大堂コーポレーションの影の実力者と評され、裏社会で一目を置かれている存在。犯罪に手を染めている人間らしく、あゆ奈をレイプするなど自分自身も加害者としての一面がある。あゆ奈を愛撫しながら、片手で服を脱がせるなど器用であるが、あゆ奈が処女であることを信じていなかったり、感じやすいと評しながらも、実際にはそうでもなかったなど<ref group="注">初めての体験や快感で、どうすればいいのか分からない感じではあったが、淫猥になっていたわけではなかった。</ref>、女性に対してはどこか見る目がないところがあった。
; あゆ奈の兄
: あゆ奈との関係と経歴は論を辞さない。ホテルで働いており、あゆ奈に自分(兄)以外の保護者がいる描写はなく、あゆ奈自身も「早く両親を亡くしてからは兄が親代わり」と語っていることから、あゆ奈が小さい頃には既に就職していたようであり、年の離れた兄妹であることが示唆されている。ホテルの顧客である高野とも顔見知りであり、何の仕事をしているのか、そして華やかな女性関係の持ち主であることも知っているようであるが、あゆ奈と肉体関係を持ったかについて知っているかは不明。