ことのはじまり
2009年10月02日 01:57 、それはpixivに突如投稿される。
そう、すべてはここから始まったのだ…
独特の雰囲気を醸し出すこの絵調。
あ～る絵と名づけられ、彼の周辺で一挙人気となった。
特徴
頬の輪郭が尖り、▽のまんまのような口の形、そして目のハイライトが何故か下側に２つ輝く。
一言で言えば下手な絵、なのだが、何故か異様な味のある絵でもあり、見たものの脳裏に焼き付けられ一生忘れることができなくなる絵でもある。
あ～る氏いわく、「必ず左向き。縦横比は必ず2：1。表情はコレのみ、髪は必ず真ん中別けというシバリがあるから４コママンガには向かない」（要出典）とのことだが、しかしこれで４コマを投稿したつわものも存在する。
一見ヘタなだけの絵の様にも見えるが意外に均等が取れており、むしろコレをいかに上手な絵に魅せられるかという絵師の心のウラをくすぐるため、氏のスティッカムライブを訪れる者らを中心に異様な盛り上がりを見せている。
何の気の迷いか中にはランキング常連の絵師さんまで本気で描く始末である。
なお、あ～る絵で描かれた神奈子（id=6444955）は投稿から数ヶ月たっても評価点数の上昇が止まらない。
一見、簡単そうに見えて実は奥が深いという点は「フェルマーの最終定理」と似ている。
不思議と何度も見なおしてしまう魅力は「フェルメール現象」と似てなくもない。かもしれない。
第二次ブーム
もともとが「あ～る氏の高校生の頃の絵柄」ということでの発表であったため、氏を慕うライブ常連者の間のみでのブームであったのだが。ライブ参加者のひとりが発言した「この絵柄で神奈子様描いて（はぁと）」という熱意に氏が答えたため、東方ファン（神奈子ファン）をも巻き込んでの一大ブームとなる。
神（神奈子）のカリスマに加え、同じ素材であるはずなのに絵師の人柄が如実に出るという”塗り絵”の特性もかさなり、その魅力のほどはとどまるところを知らない。
第三次ブーム（温泉事変）
あ～る氏のスティッカム配信の常連メンバーである「粗茶」氏が企画を立てる。
師匠も走る師走です。東方キャラを温泉に入れて不思議な気分になりましょう。（一部抜粋）
この企画に、驚くほどの反響が返ってくる。
上記のような配信常連者以外にもこの絵柄に魅せられた絵師らが続々と参入。これによりついにあ～る絵タグが100件を越えた。
一見ヘタ絵のフリをして各絵師さんの技術も徐々に洗練されてきているあたり、なにかおかしい事態が進行中。
「SD化」と同じく「あ～る絵化」という新たなジャンルが生まれつつある。
誰かなんとかしてくれ
だれかなんとかしてください。まじで。
関連イラスト
投稿者：あ～る
すべてはだいたいこいつのせい
