概要
元々はサークル『ココアホリック』の成人向け同人漫画として展開していた。2022年よりWEBコミックガンマぷらすより連載開始。正式タイトルは『おんなのこのまゆ 昭和式メイド閑話抄』。
私家(同人)版から時代背景考証が濃く好評であったものをそのままに、コミックス化する上で心理描写と登場人物が新たに加わっている。
コミックス版は2023年5月現在で1巻が刊行されている。
ストーリー
時に昭和十年四月、両親の不幸の知らせを受け、留学先の英国より横須賀の実家へと出戻ることになった青年・耀一郎。
彼を出迎えてくれたのは『繭』と名乗る、青い目をした幼い少女。和久井家当主を継いだ彼のためにたったひとり屋敷に残された、彼専属の使用人だった。
身分差を超えて紡がれる、やさしいふたり暮らし。
主な登場人物
- 和久井耀一郎
英国の権力欲を厭い、横須賀に帰国した若手物理学者。
濃い味のコーヒーを好む他、ゴールデンバットを嗜む。火を付ける際には、マッチで付ける。
- 繭
耀一郎専属の使用人。
幼少期は吉原の置屋で禿として過ごしていた。
好奇心は高い方で、コミックス版と私家版では方向性が多少異なる。
昭和十年の時点では12歳。(連載版では十かそこらと言われているので10歳前後と思われる。)