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概要編集

集英社オレンジ文庫から刊行されているライト文芸。作者は青木祐子。2021年4月時点で8巻までリリースされている。

ジャンルは「お仕事もの+恋愛」。略はこれ経


2019年7月から同年9月にかけてNHK総合テレビにてテレビドラマが放送された。主演は多部未華子

評価が高く、第57回(2019年度)ギャラクシー賞テレビ部門で奨励賞と個人賞(伊藤沙莉)を獲得している。NHKでは珍しく二期も企画されていたが、出演者のスケジュールが合わず頓挫してしまった。


あらすじ編集

森若沙名子は中堅の石鹸会社「天天コーポレーション」の経理部員である。経理部は新発田部長、入社15年のベテラン田倉勇太郎、入社5年の森若、広報課から異動してきた佐々木真夕の4人。経理部は営業部などに比べれば地味な部署ではあるが、それでも経理にかわる様々な難題が降りかかる。


森若の好きな言葉は「イーブン」、座右の銘は「ウサギを追うな」、趣味は一人で映画を見ること。20代後半ながら部長の信任も厚く、マイペースで経理の重要な仕事をきっちりこなす。プライベートでは会社の人間とは深く付き合わない主義で、同期の鏡美月以外とは食事にも行こうとしない。


天天コーポレーションには様々な社員がいる。犬猿の仲の営業部長と経理部長、会社の広告塔の広報部員、特殊枠に乗じる秘書、女子社員の間の反目、悪気なく問題を起こしてしまう契約社員、高飛車に正論を唱える中途入社社員など。経理部員は持ち込まれる領収書にある問題の芽を探り当て解決していかねばならない。


そんな中、年下の営業部員で明るくて調子のよい山田太陽が森若に惹かれてアプローチしてくるようになり、森若はペースを乱されて困惑しながらも、とうとう一緒に食事に行くことを承諾する...。


物語は、天天コーポレーションの社内の人間模様と、森若・山田の仲の進展の二つを軸にしてゆっくり進行していく。


スピンオフ編集

発行日で言えば実は今作よりも古いある意味本編な同著小説、風呂ソムリエが同レーベルから出ている。

天天コーポレーションを舞台に、入浴剤の開発を軸に恋愛模様が紡がれていく。


関連タグ編集

集英社 NHK

ヴィクトリアン・ローズ・テーラー…同じ作者の小説

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