のどちんこ 口蓋垂 英名 uvula
口蓋垂(こうがいすい)とは口の奥(軟口蓋)の後部にある口蓋帆から垂れた部位である。内部は迷走神経の支配を受ける口蓋垂筋である。口蓋帆は嚥下に際して鼻咽喉腔を閉じるために必要であるが、口蓋垂は嚥下には関係していない。
通称喉彦(のどひこ)・上舌(うわじた)・のどちんこ(ちんぽ)ともいう。発生学的には口蓋の左右の組織が一つに繋がる段階で余った部分であるため、人によって形は様々である。ふたつあったり、先がふたつに割れていたりすることもある。色々な人の、のどちんこを観察してみるのも面白いだろう。
発音の補助、誤飲防止、不要な部位など諸説ある。2008年9月時点では、口腔から鼻腔への異物の侵入を防止する役目があるとする説がある。
飲酒や疲労によって口蓋垂が軟口蓋や舌根とともに腫れて気道を塞ぐといびきの原因となる。そのため、口蓋垂が大きい人はいびきをかきやすい。