詳細は『スターオーシャン:アナムネシス』を参照。
「アナムネシス」の語自体はギリシャ語で「記憶」といった意味を持つ。長音を省略しない場合の表記は「アナムネーシス」で、ウィキペディアの記事にあるように様々な専門用語として使われている。
「追憶」や「想起」といった用法はプラトン哲学のもので、要するに魂は事前に真を知っているので学習や哲学を通して「思い出す」ことで真に至ることができるという考え方。
自明でないある命題に対する考察が真であるか臆見であるかは本来自己判断できないはずだが、人間の魂は本質的にすべてを知っているので真を判断できるとしている。この考え方はイデア論にも結び付いており、魂は物のそれ自体であるイデアを前もって知っているので個別の事物を見てもそこからイデアを想起して把握できるとする。