原作は佐藤博之、作画は少女漫画界の巨匠・いがらしゆみことなっており、
あらすじ
10年間失踪していた元天才子後の遠山エレナが、親友で女優の松ケ枝薫子の晴れ舞台、日本映画大賞授賞式の場に突然現れ、芸能界復帰を高らかに宣言。
父親の死の真相と葬儀からも締め出した
正妻の澤野芳江と弘毅母子に復讐するため、戻ってきたのだ。
ファースト・プロの新藤享社長の画策により、エレナはたちまち芸能界での地位を確立。
あ
エレナは付き人・青地駿介と協力して、父と鉄仙(薫子の父親)の主治医・神崎に接近、父の死の真相を追及していく。
主な登場人物
主人公とその周辺
遠山エレナ
主人公。20歳の頃に巻き込まれたとある事件を理由に10年間失踪していた。元天才子役の女優。政治家・澤野誠司(故人)の婚外子。
青池駿介
エレナの付き人で幼なじみ。エレナの実父・澤野誠司を庇って自殺した第一秘書・青池一馬の一人息子。やがてエレナと恋仲になる。
松ケ枝薫子
エレナの親友の美人女優。人間国宝の歌舞伎俳優・高嶋鉄仙の娘でもある。
水島香凜
エレナの親友。国内最大のゼネコン『水島建設』の社長令嬢。
新藤享
エレナの所属する芸能事務所『ファースト・プロ』の社長。エレナにとって子役時代から何かと支援してくれた大恩人。
高嶋鉄仙
松ケ枝薫子の父親。人間国宝の歌舞伎俳優。肺ガンに侵されており、物語中盤で病没。
高嶋泉翠
本作の悪役
澤野芳江
エレナの実父・澤野誠司の正妻。愛人の子であるエレナが目障りで、彼女が幼少の頃から何かにつけて嫌がらせを繰り返してきた。誠司の死にも何らかの形で関与している、本作の黒幕でもある。
澤野弘毅
澤野誠司とその正妻・芳江の長男で、エレナの異母兄。亡き父親の後継者として代議士となって現在に至っている。