概要
絵が動いているピースを組み合わせてジグソーパズルを完成させるソニーのMSX2用パズルゲーム『キネティックコネクション』に類似したアルトロンのパズルゲーム「うごく絵」シリーズの第1作目(Ver.1.0)にあたるゲームで、1994年2月4日にスーパーファミコン用ソフトとして発売。同年の8月にはPC-9801に移植(Ver.1.5)され、時を同じくして「うごく絵Ver.2.0」と銘打った『アリョール』がスーパーファミコンにて発売されている。
ストーリーは、主人公が壊れた給水塔を直そうとしているうちに皇帝の娘が病気であることを知り、彼女を救うべく奔走するというものだが、ステージ開始前に挿入される文章にはやたらと無駄が多く、あらすじもぶっとんでいる。例えば、馬を調達したら勝手に馬が走り出してしまい、馬を走って追いかけたら目的地に着いてしまっただの、月まで飛んでアトミック水汲み機を作動させるだのと滅茶苦茶である。
ちなみにタイトルにもあるオリビアが何者なのかはゲーム中では全く言及されていないが、取扱説明書に記載されている英文からパッケージやゲーム中に登場する金髪の女性であることが窺える。
ゲームシステム
ジグソーパズルといってもピースは長方形で、回転しているものや反転させなければならない場合もある。そのため、やっと完成したと思ったのに向きが違っていたなんて悲劇が起きる恐れもある。ただし、全部反転していた場合はクリアと見なされる。
17面までのクリア時間によって最終面のパズルの絵柄と展開が分岐するが、初回プレイでグッドエンディングを見るのは不可能と言ってもいいほどのシビアな時間設定になっている。