概要
『岩盤より深い、人類のまだ知らない世界で生きる』のpart3にて初登場したキャラクター。
本シリーズにて、地下世界の商人を自称する人外「ハリー」から生存者がいると教えられ、探索に来たアベルの前に現れた少女だった。
しかし、彼女の身体は地下世界の異形の生命体〝ロット〟へと変質していっていた。
見た目
見た目は黒い服を着ていて、ツノが生えている。
またpart3の3:48では、何故か倒れていた。
身体はロットの黒い肌に変質し、顔の右半分も侵食されて赤い模様が浮かんでいる。
アベルとアテネの助力もあって、アベルらハリーから聞いた治療法である「〝ゴードパイ〟を食べ続ける」事を続けているが、日を追う毎に症状が進行している。
性格
のんびりとしていておっとりとした性格。
また、アベルたちに心配かけまいと気遣う、優しい心の持ち主でもある。
ネタバレ注意!!
本シリーズのラストにて、末期段階まで進んだクロムの症状を治す手掛かりを探すべく遠出をしたところ、二人目の生存者「GG」に遭遇したアベル一行。彼にクロムの症状を治療する方法を尋ねる。だが、事の経緯を聞いたGGは、もう手遅れであると語る。
GG曰く、
・この地下世界ではとある研究があった。それは人間をロット族化させる研究。
・その研究に使われていたのが、アベル達がクロムに日々渡していたゴードパイである事。
つまりアベル達がしていた事は……
〝治療〟ではなくロット化を進行させる事だった。
怒りに燃えた三人。ハリーのもとへ急行するも、既にその場に彼はおらず、彼が立っていた下にはたくさんのゴードパイがあった。
そしてアテネがクロムのそばに居てあげようと言った矢先──
アベル「なんだ!?」
アテネ「ななな何事⁉︎」
メメ「クロムのいた方からやで!」
向かった彼らの目に入ってきたのは、今までのロットとは全く違う巨大な怪物〝マスティケーター〟。
……それは、クロムが変異した化け物であった──。
そして、もはやクロムではない化け物を相手に動揺を隠せないアベル達。しかし彼らはクロム…………いやマスティケーターを倒すことを決意する。そうしてマスティケーターを倒したアベル達。クロムがいた場所には魂のランタンが落ちていた。インベントリ名はクロムの魂。
こうしてアベル達はハリーへの復讐とクロムを生き返らせることを決意したのであった──
砂に沈んだ300年後の世界にて
色々ありクロムをついに生き返らせる儀式の準備ができた一行。
素材を置き、念を込める。
第一の素材・骨 アテネ「クロムとまた…お話したい…」メメ「元気な状態で…会いたいやで…」
第二の素材・血液 アテネ「私…心配だよ…本当にアベルの血で大丈夫なのか…」アベル「いやそこの心配!?」
第三の素材・ピラミッドの秘宝 アテネ「詳しく聞かなかったけど…この秘宝には何か特別な力があるのかな?」アベル「まぁファラオも故人ではあるからね」
第四の素材・クロムの魂 メメ「あの日から大事にしまっておいたやで」アテネ「今もまだ…ここにクロムが…」
アベル「これで全ての準備は整った」
そしてアベルとっておきの掛け声「フンギヌフンギヌペッペッぺー!!」
アテネ「ふざけてはないんだよね?」
アベル「俺はいつだって大真面目だよ?」
メメ「何も…起きないやで…」
アテネ「もしかして…失敗した…?」
アベル「どうしてだよ…やり方は間違ってなかった…俺たちはただ…またクロムと…」
アテネ「そんなのイヤだ…」
失敗したと思い込む一行。そんな中光が溢れてーー