概要
電磁波の外部からの侵入、及び内部からの漏洩を低減・遮断するように設計・施工された空間。
金属製の板や金網、フェライト(酸化鉄を素材としたセラミック)といった導電性材料などで構成されており、開閉ドア・空調・電源に至るまで、細部に渡りシールド(電磁波の遮断)処理を施してある。
用途としては、電磁波への耐性測定(EMC)・電子機器の研究開発・医療関係(脳波室など)・精密検査室・情報漏洩防護室・高セキュリティ室などに使用される。
また、シールドルーム内部に電波吸収体を貼ることで作られる部屋は電波暗室と呼ばれている。