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概要編集

人物像編集

幻想一刀流御剣家の跡取りだったが、故郷では心装を会得できず、レベルも何故か上がらないという特質により成果が出せず、試しの儀で竜牙兵にあっけなく負けたことで追放される。

カナリア王国の都市イシュカで冒険者を目指したが、こちらでもその弱さから『寄生者(パラサイト)』と侮蔑され続け、ついには冒険者ギルドからも追放される。

性格は仲間以外には冷淡だが、スズメやセーラの養子など子供や弱者には年相応の優しさを見せているなど人間味が無い訳ではない。特にスズメに関しては自身が御剣家を追放された時と同じ13歳であり、ずっと孤独に生きていた経緯が自身と重なっている事もあり、守るべき大切な者と考え、溺愛気味に接している。

一度怨みを抱いて敵対しても相手が十分な報復を受けたり、その後の働きを認めた場合は態度を軟化させている。

復讐方法については搦手で精神的に追い詰める方法を好んでおり、直接相手に危害を加えたり殺害する事は少ないが、直接敵対した相手は基本的に容赦しない。

興味の無い事に関しては無関心であり、故郷である鬼ヶ島に関しても『魂喰い』を得て自分は「帰りたかった、認められたかった」訳ではなく、単に「見返したかった」という本心を自覚した以降は故郷への帰属意識や望郷の念を見せる事はなく、極一部を除いた御剣家の関係者に対しては一貫して冷淡に接し、かつての同期生や婚約者でも「別に死んでも構わない」という無関心な敵意で対応している。


経緯編集

かつての在籍していたパーティ『隼の剣』が強大な魔物・蝿の王から逃げる所に出会い、ミロスラフらによってそのまま囮にされ、瀕死の重傷を負い、生きながら幼虫達のエサにされかける。

しかし、この土壇場で心装『魂喰い』を得て、復活。自分を見放したかつてのギルドと仲間達に復讐を画策する。

『隼の剣』は搦手を仕掛けて最終的に解散させ、ギルドに関してはあくまで合法的に復讐する事を目論んでいる。

奴隷になったルナマリアを使って多くの高難易度の依頼と塩漬け依頼(依頼内容が厄介なのに実入りが少ないなどの理由で、長く放置されている依頼のこと)を受注し、それらを達成して信用と顧客を得ると、クラン『血煙の剣』を立ち上げ、クラウ・ソラスに跨って竜騎士となり、さらに躍進して台頭する。

魔獣暴走(スタンピード)の際に幻想種・ヒュドラを討伐したことで『竜殺し(ドラゴンスレイヤー)』の称号を得る。しかし、イシュカ内では『寄生者』として侮蔑されていた過去から手柄を横取りしたと疑う者も少なくなく、そういう者達からは『偽・竜殺し(ドラゴンライアー)』と中傷されているが、本人は意に介していない。

『竜殺し』の武功によりカナリア王国から非貴族では最高峰の『聖銀光輝勲章』授与と一代に限り貴族の地位を認める『士爵』を授かるなど、カナリア国内では貴族の地位を得る。

また、ドラグノート公爵家の次女クラウディアの呪いを解呪し、クラウディアを直接殺害すべく襲撃した青林旗士の慈仁坊を返り討ちにして窮地を救った縁で公爵家と誼を結ぶ事になった。その後クラウディアを政争から遠ざけるためにイシュカで同居させることになり、国内外で事実上の婚約と見做される等ドラグノート公爵家の与党関係者としての立場を確かなものにしている。

魔獣暴走(スタンピード)の前後に青林旗士ゴズ、クライア、クリムトと再会したが、保護している鬼人のスズメを問答無用で殺害しようとしたため戦闘になり、ゴズの空装に苦戦するが、ヒュドラの現界により痛み分けとなった。ヒュドラ討伐後に再び刃を交えるが、ヒュドラを喰らい大幅にレベルを上げた後はゴズ、クライア、クリムトの三名を同時に相手をしていたにもかかわらず圧倒した(ただしゴズ達は三日三晩の戦闘で疲弊しており、一方ソラはヒュドラを喰らった直後で絶好調と言って差し支えない状態だった)。

クライアを人質にした上で御剣家に対してスズメに今後一切手出ししない要求を突きつけるが、条件として実力を示すことが求められたため、問題行動を起こさなかったクライアを先んじて解放し、母の墓参り、スズメの安全のため力を御剣家に示す、青林旗士たちの強さを確認するために鬼ヶ島へ向かうことになった。

力を証明するための儀では、ギルモアの陰謀で青林旗士でも殺される事がある土蜘蛛と戦うが、心装すら用いずに圧倒し逆にギルモアの面目を叩き潰した。

鬼人達の襲撃時にはベルヒ邸で拘束されていたクライアを逃げる意思があるなら助けようと赴くが、クライア自身にそのつもりがなかったため断念。そのままイシュカに帰ろうとするが、鬼神化したイサギの咆哮を聞き、御剣邸に引き返したところで危機に瀕しているエマ達とオウケンに嬲られているイブキを目撃し間一髪で救出、オウケンの部下を皆殺しにして、オウケン自身には瀕死の重量を負わせている(助けたのはあくまでエマとイブキのためとラグナのせいで喰えなかった土蜘蛛の穴埋めが目的であり、2人がいなければそのまま見捨てるつもりだった模様)。

オウケンの助けを呼ぶ悲鳴に呼応し現れた鬼神と対峙し、シドニーから共闘を持ち掛けられるが殺意交じりの視線で拒絶し、単独で鬼神と戦い討ち滅ぼした。

その後オウケンを始末し、カガリとの邂逅を経て、目的を全て果たし鬼ヶ島を後にした。


御剣家関係者では恩義のあるエマと幼いイブキ、捕虜にした際の交流で態度を軟化させたクライア、良好な関係を維持しているウルスラ以外には全く心を許していない。

かつての傅役であるゴズ対しては憐みの視線を向け続けられたため、本人も気付いていないほど強い屈折した感情を抱いていたが、ヒュドラ戦後の再戦時に圧倒しゴズを超えた実感を得た後は興味を失い、赤の他人と接するような無関心な態度に変化した。

姉のように慕っていたセシルに対する感情も冷え切っており、路傍の石を見るような視線と無関心な態度で接したため、帰郷時に出迎えに来たセシルに強い衝撃を与えている。

シーマ兄妹が追放時に自分の意志でソラを見限ったにも拘わらず、今になって親しげに接してくる姿や御剣家の帰参を望んでいる事を嫌悪しており、本心から鬱陶しく思っている模様。

御剣家からスズメの保護を認める条件とした「試しの儀により力を示す事」を認めても、「青林旗士の資格を与える」という事実上の臣従要求には強い拒絶の姿勢を崩さなかった。ただし、故郷に対して『隼の剣』の様な報復心は無く、あくまで見返す対象と見做している。

また青林旗士が自分以外の相手に苦戦するのを目の当たりにして不快感を募らせる等、ソラ自身はまだ複雑な感情を抱いている。


技・能力編集

心装は『魂喰いの竜(ソウルイーター)』。太陽を喰らう蝕の顕現にして、神話時代に十七の戦神を屠りし、最強最古の幻想種の現身。外見は真っ黒な刀。能力は下記の通り。

魂・魔力の吸収

傷つけた相手の魂を奪い、それを自身の経験値として吸収する能力。また、相手側がソラに魂を譲り渡すことに抵抗が無い場合は、相手と接触する事で魂を喰らう事も出来る。

他者とは違い敵を打ち倒すことによるレベルアップは原則として行えず、更に他者よりもレベルが上がりにくい特徴があるが、同時に能力の上昇幅が他者とは比較にもならない程に高く、ソラより数倍以上のレベルを持った心装使いでも互角以上に戦う事が可能。下記の『回復能力』と併せ持つ事で相手の力を奪いながら身体を回復させ続ける事で長時間の継戦能力を持つ。

魔力・魔法なども吸収するも可能。本来の吸収系能力は自身の限界量を超える魔力を吸収すると肉体が膨張四散する等のリスクを持つが、魔力を喰らい尽くす『魂喰い』は無条件・ノーリスクで吸収し尽くすが可能。


魂付与(ソウルドナー)

他人へ魂を分け与えることで相手をレベルアップさせる能力。

原則として『相手のレベルを1上げると、ソラのレベルが1下がる』という特性がある。

ソラ自身は前述のレベルアップが難しい特性もあり、単純な労力と比較した場合は割に合わない。更に使用するとソラは著しい体調不良を引き起こしてしまうが、反面で呪いなどを掛けられている相手に使用した場合は呪いの効力を無力化する事も可能。

ソラ自身は『魂付与』の能力が知れ渡れば、トラブルを呼び込む可能性が高い為、心装以上に他者に知られない様にしており、現状で知っているのは『血煙の剣』のメンバーとドラグノート公爵家のみに止めている。


回復能力

心装の影響で高い身体回復能力を有しており、心装に初めて目覚めた際には『蠅の王』の幼虫に全身を喰い荒らされ瀕死の重傷を負っていたが、後遺症無しで全快している。ドーガ戦でも砕かれた左ひじの関節を瞬時に治癒するなどの芸当を見せており、肉体を欠損しても完全に再生できるが、心臓や首を切断された場合など即生命に関わる致命傷からでも回復可能か不明。ソラは不可能と考えており、自身の体で攻撃を受け止める場合は急所は避けるように心掛けている。

ソラの血液自体が強力な回復薬としての能力を持ち、直接飲ませたり、自身の血をポーションに混ぜる事で毒や病気にも多大な効果が見込める程に底上げを行う事も可能だが、劇薬としての側面も持つため、連続しての服用は推奨されない。また、血の持ち主であるソラ自身には他者ほどの効果は望めない。


『魂喰い』はルナマリアの視点では幻想種の竜として映り、御剣家の基準から見ても強力な戦闘力を有する。少なくともクライアの見立てではソラのレベル『26』の時点で『四象』クラスを超越する量の頸を有し、幻想一刀流の本場である御剣家視点でもソラの頸量は常識外れな状態だと驚愕されている。

心装を修得する前はレベルが上がらなかったために戦闘力は高いとは言えなかったが、幼少期から鍛錬をしていたため剣術の技量自体は高く、冒険者なりたての頃のラーズとイリア達を助ける事も出来ていたため、大陸基準で全くの無力だった訳ではない。

青林旗士に正式に加入する事が出来なかったため、独学で幻想一刀流の技を使用している。一時的に捕虜としたクライアから技を習ってからは戦闘技術も向上しているが、現時点ではまだ未熟で膨大な勁と高い再生力で押し切るように戦う事が多く、ハクロからは荒い戦い方と評されている。

一方でゴズ戦でも戦闘中に相手の技術を見様見真似で奪う、幻想一刀流を元に独自の勁技を短期間で編み出すなど、剣才はかなり高いようでドーガからはカガリに匹敵する才の持ち主とみなされている。


関連タグ編集

復讐者

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反逆のソウルイーター はんぎゃくのそうるいーたー

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